フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | フェリオ・テゴ |
| シリーズ名 | タイムレス シュプリーム |
| ビトラ | 554 (ロブスト) |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 21.4mm (54) |
| ラッパー | ニカラグア産 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 3,700円 (2026年3月現在) |
この”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、1930年創業のニューヨークにあった老舗葉巻店”ナット・シャーマン”が販売していたオリジナル葉巻ブランドを引き継ぐ形で、2021年に創業した新しい葉巻メーカー”フェリオ・テゴ”からの1本である、”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554”です。
この葉巻は2023年9月に財務省による製造たばこの小売定価の認可を受けており、私が行きつけの葉巻販売店にも陳列されていましたが、価格が割高であることから無視することを決め込んでおりましたが、シガーアフィショナードの2025年葉巻トップ25(93ポイント第10位)にこの葉巻シリーズが入賞したことを知って、即、購入してみることにしました。
残念ながら、10位に入賞を果たした”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 650”は2024年の秋に追加された最新サイズであり、葉巻販売店には陳列されていなかったため、リングゲージ54という少し太めで少し長さが短めの”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554”を購入しました。
この葉巻の製造は、下請け葉巻製造の大御所である”プラセンシア”で巻かれているため、味に関しては疑う余地もありませんが、同時に吸って驚くような味でもないことでしょう。(^^;)
プラセンシア製造の葉巻で私好みの味であったのは、オリジナル・ブランド葉巻なら”プラセンシア レゼルバ オリジナル ロブスト”、下請け製造葉巻なら”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル”や”ダニエル・マーシャル MD2 レッドレーベル ペティコロナ”でしょうか。
今回喫煙レビューする”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554”は、1本3,700円するプラセンシア製造の葉巻としては過去最高の価格となりますが、先の3本の味を超えられるか、又はどれだけ迫ることが出来るかが喫煙レビューのポイントとなりそうです。
それでは、”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554”(日本での財務省登録名称は”フェリオ テゴ タイムレス シュプリーム 554”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産のラッパーで巻かれた、”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで僅かな艶がある美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)2本あり、サブバンドロールには金色の下地に黒色の文字で”Exclusively for FERIO TEGO”と記載され、メインバンドロールには黒色と金色が使われた中に”SUPREME”の記載と、”TIMELESS”のブランドロゴが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、適度な硬さを保ちながら、葉巻表層部には適度な弾力性を備えています。
葉巻ボディからは、牛舎系のとても良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度20℃・湿度63%に維持した自家製ヒュミドール内にて89日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間程前に、葉巻を湿度49%のシリカゲル(乾燥剤)が入っていないドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストされた麦わらの味がして、引き抵抗は少し軽めですが、良好の範囲内と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う濃厚な杉の木とナッツとカカオ豆とごく少量の革と土の味からスタートする。
背景には、焼いたパン(トースト)と僅かなダークチョコレートの風味、並びにクローブやレッドペッパー(唐辛子)等のスパイスの風味がある。
旨い!
良く出来た葉巻だ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くも無く、適切な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
燃焼挙動は比較的良好だが、多少の片燃えは発生するため、数回の軽い火入れ修正は必要となるだろう。
副流煙の香りには、甘く香ばしい香りが含まれている。
この葉巻の味は過去に喫煙レビューした”アルファンブラ エル ブルヒート 10周年記念シガー”の味を彷彿とさせる。
感じ取れる味自体は異なるものの、”ザ・ニカラグア”と呼べる味であることが共通している。
では、その2本の葉巻の味が共通している理由は何だろうか?
勿論、両者共に、ニカラグア産のタバコ葉を主に巻かれている葉巻であることは間違いないが、そのような葉巻は数多く存在する。
私が推測するに、両者に共通することは”タバコ葉の熟成期間”なのだと考える。
”アルファンブラ エル ブルヒート 10周年記念シガー”は、5年前に収穫して最低4年以上熟成されたタバコ葉が使用されているが、この葉巻に使用されているタバコ葉も、5年以上熟成されたものが使用されていると推測する。
それが価格に反映されて1本3,700円(アメリカ販売価格12.20ドル≒1,800円、エル ブルヒート 10周年記念シガーのヨーロッパ販売価格は9.90ユーロ≒1,600円)という少し高めの価格設定がされているのだろう。
タバコ葉の熟成期間がもたらす効果は絶対的なものだと、改めて実感させられる。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は心地良い感触と共に、綺麗に折れる。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、杉の木とナッツとカカオ豆の味を主体に、背景にあるトースト(焼いたパン)の風味を味わいながら吸い進む。
喫煙開始45分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
サブバンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始55分時点で、煙は少し濃厚さを増してくる。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、まず2回目の灰折とメインバンドロールを剥がすことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、序盤の味と比べると、僅かに味が劣化してきたことを感じ始める。
だが、嫌な苦みや鋭さ等も無く、まだまだ快適に喫煙を進めることが出来る。
喫煙開始80分時点で、少しの苦みを感じ始めるようになる。
喫煙開始89分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始102分時点の、舌に苦みを感じだした段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554/Ferio Tego Timeless Supreme 554”は、爽やかさを伴う濃厚な杉の木とナッツとカカオ豆とごく少量の革と土の味に、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)、背景に焼いたパン(トースト)と僅かなダークチョコレートの風味、並びにクローブやレッドペッパー(唐辛子)等のスパイスの風味が味わえる葉巻だと言える。
今までに喫煙してきたプラセンシア下請け製造の葉巻の中では、私好みの味であったこともあり、過去最高に旨い1本となった。
プラセンシア・オリジナル・ブランドの葉巻としては、過去に喫煙した最も高価な葉巻であっても1本3,300円の”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト”のみであり、もしかすると、もっと高価なリミテッド・シリーズ等を喫煙すれば、驚くほどの旨さを感じ取れる可能性も出てきた。
今回喫煙した”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554”は、ニカラグア産葉巻の良さを存分に味わうことが出来る葉巻であり、ニカラグア産葉巻の良さがイマイチ良く分からないという諸氏は、この葉巻を一度は試してみる価値があると考える。
しかしながら、この葉巻ブランドの問題点は、その価格だ。
アメリカ国内では1本12.20ドル(≒1,800円)程度の味に見合った価格で販売されているが、日本国内ではその2倍以上の価格設定がなされている。
勿論、ただ単に販売利益を増やすためだけでなく、諸事情があってのことなのだろうが、日本国内では味に見合った価格であるとはお世辞にも言えない。
そこで登場するのが、1本2,500円の”アルファンブラ エル ブルヒート 10周年記念シガー”だ。
垂直統合型の葉巻メーカーであることから、4年以上熟成されたタバコ葉を使用していても価格は抑えられているし、上質なニカラグア産葉巻が味わえる葉巻として重宝すること間違いなしだ。
但し、葉巻の味は似ていることはあっても、全ての葉巻はそれぞれ異なる味であるため、この”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554”の価値が薄れることも無いだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、上質なニカラグア産葉巻の良さを存分に味わえる葉巻ではあったものの、日本国内に於いての高価な価格設定を鑑みて、4.0/5点寄りの4.5/5点とすることとした。
参考までに、この”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム/Ferio Tego Timeless Supreme”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~95ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”554”ビトラに於いてはランク外となっています。また、”650”ビトラは、2025年の葉巻トップ25(95ポイント第10位)への入賞を果たしています。
喫煙時間
喫煙時間:104分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★★☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $12.20 (1ドル148円換算にて1,806円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥3,700 (参考日本販売価格倍率2.05倍)
葉巻重量
- 購入時重量 15.30g
- 加湿・熟成後重量 15.97g (葉巻ヘッドカット後重量15.78g)
- ドライシング後重量 15.70g
- △減少重量 (△減少割合) △0.08g (△0.51%)


コメント
Thank You for your thoughtful review.
You’re very welcome.
I am honored that you have read this article.
Thank you.