モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed

4.0
モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 No.4 ボックスプレス/No.4 Box-Pressed
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モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed

葉巻/シガー情報

ブランド名 モンテクリスト (アルタディスUSA製)
シリーズ名 オリジナル (イエロー)
ビトラ No.4 ボックスプレス (ペティコロナ)
葉巻の長さ 102mm (4インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 17.5mm (44)
ラッパー アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフ
バインダー ドミニカ共和国産
フィラー ドミニカ共和国産
生産国 ドミニカ共和国製
価格 2,100円 (2026年1月現在)

この”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私にとって初めてのドミニカ共和国産亡命キューバ葉巻となる、”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”です。

キューバ産のモンテクリストは、過去に”モンテクリスト No.5”を喫煙レビュー済みですが、今回はその葉巻と同等の大きさの”ドミニカ共和国産亡命版キューバ葉巻”となります。

亡命キューバ葉巻には前々から興味を持っていましたが、”EGMシガー”の試飲レビュー依頼を受けてからの情報収集により、その葉巻にはドミニカ共和国の大手タバコ葉仲買業者”ホセ・メンデス/Jose Mendez”社のタバコ葉が使われており、アルタディスUSAの大手サプライヤーでもあることから、亡命キューバ産葉巻である”モンテクリスト”、”ロメオ Y ジュリエッタ”、そして”H.アップマン”を含めた、ドミニカ共和国産タバコ葉を使用するアルタディスUSAのプレミアムブランドの殆どにホセ・メンデス社のタバコ葉が使用されているということを知り、より興味を持って購入することが出来ました。

亡命キューバ葉巻は、その名の通り、1959年のキューバ危機によりキューバからドミニカ共和国等に亡命したモンテクリスト等の葉巻職人たちが起こした同名の葉巻ブランドですが、キューバ産のタバコ葉を使用していないことから、本家キューバ産葉巻と味を比較するのはナンセンスであり、比較するのは味ではなく”喫味”であると私は考えています。

今回喫煙レビューする”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”に関しては様々な情報が交錯しており、情報量自体も少ないことから、”葉巻/シガー情報”欄に記載している内容も、私の最終的な総合判断で記載しております。

一般的なドミニカ共和国産”モンテクリスト オリジナル”葉巻シリーズには、アメリカ合衆国産コネチカット種シェードのラッパーが使用されていますが、今回喫煙する葉巻には色の濃いアメリカ合衆国産コネチカット種ブロードリーフのラッパーが特別に使用されているようです。

キューバ産よりも強い風味が味わえる、正にアメリカ人向けの葉巻となっているようですが、それでいてドミニカ共和国産のバインダーとフィラーが柔らかな喫味を得られる作りとなっているようです。

併せて、この葉巻と試飲レビュー依頼された、同じ”ホセ・メンデス”社が供給するタバコ葉で巻かれた”EGM ティブロン/EGM Tiburones”との味を比べてみたいと思います。

それでは、”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフのラッパーで巻かれた”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”は、鈍い艶を持つマデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかですが少し素朴感のある外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、茶色を基調とした中に、白色の文字で、”MONTECRISTO”と記され、中心にはキューバ産と同じモンテクリストのロゴマークが描かれていますが、キューバ産の”HABANA”の文字はありません。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さの中にごく僅かな弾力があり、葉巻フット断面を見ると、キューバ産と同じような薄いフィラーは使われていないことが分かります。

葉巻ボディからはの芳香性は、牛舎系の濃厚で甘く香ばしい良い香りがします。

この葉巻は、平均気温17℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、30日間の加湿・熟成を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、上質で濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分50秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、ごく僅かな爽やかさを伴う濃厚なオーク(ナラの木)と革と土が複合された味からスタートする。

背景には、深煎りローストされたコーヒー豆の風味(甘さ)とごく僅かなリコリス(甘草)の風味がある。

キューバ産葉巻の味とは大きく異なるものの、なかなか旨い。

煙はとても濃厚で、”タトゥアヘ”や”ドリュー・エステート”の葉巻を吸っていると勘違いしそうな喫味だ。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。

着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

副流煙の香りは素晴らしく、深煎りにローストされた甘く香ばしいコーヒー豆の風味が部屋中に立ち込める。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少し鼻腔を刺激する適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

燃焼挙動は比較的良好で、最低限の火入れ修正のみで均一に燃え進めることが出来る。

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から23分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。

灰は心地良い感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、濃厚なオークと革と土とコーヒー豆の味を主体に、背景に追加されたロースト感を伴うウイスキー・オーク樽とダーク・チェリーの風味で吸い進む。

この葉巻の味に似たものとしては、葉巻の大きさや色味を含めて、過去に喫煙レビューした”タトゥアヘ ペティカサドレス”の味に酷似していると言って良いだろう。

濃厚な喫味はそのままに、ストレングス(ニコチン量)はそこまで強くないといった印象の葉巻だ。

だが、何かが少し足らない。

これは”タトゥアヘ ペティカサドレス”にも言えることだろうが、両者ともにフレーバーは濃厚で素晴らしいのだが、少し旨味が足らないように思う。

それは即ち、”甘さ”だ。

軽いロースト感を伴う濃厚な喫味であるため、それに対抗できるダーク・チョコレートの甘さが欲しいと考えるが、コーヒー豆の風味(甘さ)程度に留まっている。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から46分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。

終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぎ、嫌な苦みや鋭さが発生することなく、濃厚な喫味で吸い進む。

喫煙開始60分時点では、僅かにロースト感が増し、ごく僅かな苦みが舌に蓄積され始める。

喫煙開始62分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。

喫煙開始70分時点で、3回目の灰折を行う。

喫煙時間81分時点の、自然失火したことを期に喫煙を終了することとした。

モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”モンテクリスト No.4 ボックスプレス/Montecristo No.4 Box-Pressed”は、ごく僅かな爽やかさを伴う濃厚なオーク(ナラの木)と革と土とコーヒー豆が複合された味に、少し鼻腔を刺激する適量のペッパー(黒胡椒)、背景にロースト感を伴うウイスキー・オーク樽とダーク・チェリーの風味が味わえる葉巻だと言える。

初めて吸うドミニカ共和国産亡命モンテクリストの味は、キューバ産モンテクリストの味に全く寄せることのない、独自路線を突き進む味であることを知った。

それもその筈、ドミニカ共和国産のタバコ葉はキューバ産のそれとは全く違うものなのだから、至極当然だ。

もしくは、私が今回喫煙した”モンテクリスト No.4 ボックスプレス”は、アメリカ人が好む味を意識して作られた一種のマーケティング主導商品なのかも知れない。

味の系統としては、過去に喫煙レビューした”タトゥアヘ ペティカサドレス”そのものであり、逆にアメリカで人気があるその葉巻の味を意識して作ったのではないかと思える程だった。

そもそも、この葉巻は本当に”モンテクリスト No.4 ボックスプレス”なのだろうか?

葉巻はボックスプレスされているようには見えないし、もしかすると購入した葉巻販売店が間違えて同じ見た目の”モンテクリスト ダーク No.444”を配送してしまった可能性はないだろうか?

私としては、ドミニカ共和国産亡命モンテクリストの味が試せれば、どちらの葉巻でも構わないというのが本音だ。

この葉巻は1本2,100円で販売されているが、私なら1本1,000円という半額にしてほぼ同じ味が楽しめる”タトゥアヘ ペティカサドレス”を選択するだろう。

そして、これは購入した後で知ったことだが、この葉巻は2026年2月10日からは1本3,500円に値上がりするとのことだ。

そうなると尚更、この葉巻のバリューは下がってしまうだろう。

最後になってしまったが、アルタディスUSAの主要サプライヤーである”ホセ・メンデス”社は、あらゆる味のタバコ葉を調達できるようで、濃厚な”タトゥアヘ”の味であろうがマイルドな”EGM シガー”の味であろうが、どんな葉巻の味でも実現できてしまうほどの調達ネットワークがあるようだ。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、現時点の価格に於いては4.0/5点が妥当だと考える。

喫煙時間

喫煙時間:81分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー ★★★☆☆
トースト(パン・穀物) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★★★☆
土(素朴さ) ★★★★☆
草(ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★☆☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $11.41 (1ドル148円換算にて1,689円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 
  • 日本国内価格 ¥2,100 (参考日本販売価格倍率1.24倍)

葉巻重量

  • 葉巻購入時重量 9.14g
  • 加湿・熟成後重量 9.15g (葉巻ヘッドカット後重量8.89g)
  • ドライシング後重量 8.84g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.56%)

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