ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ベントレー |
| シリーズ名 | ベントレー・グリーン |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | エクアドル産 H2000種 ロサド |
| バインダー | ニカラグア産 ハラパ地区 ヴォラド葉 |
| フィラー | コスタリカ産 & パナマ産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,000円 (2024年9月現在) |
この”ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、英国の高級車”ベントレー”のロゴを纏ったニカラグア製葉巻の”ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto”です。
前回、この葉巻シリーズのハーフコロナビトラである”ベントレー・ハーフコロナ/Bentley Half Corona”を喫煙レビューしましたが、その何とも言えない”隠し味”が効いた、”とても美味しいタバコの味”が忘れられなくなり、直ぐに2本目をリピート購入してしまいました。
今回は、小さな”ハーフコロナ”ビトラではなく、葉巻の醍醐味をダイレクトに味わえると思っている、この”ベントレー・ロブスト”を試してみることにしました。
同じ葉巻シリーズの葉巻を3本立て続けに購入するとは、如何にこの葉巻に魅力があるかを分かってもらえるかと思います。
特筆すべきは、フィラーに使用されているコスタリカ産とパナマ産のキューバ種子を使用したタバコ葉から生まれる、ドライハーブやスパイスがミックスされた味、即ち、”エルブ・ド・プロヴァンス”の味がすることでしょうか。
一度は結論を出しましたが、この何の味であるのか、私自身もまだはっきりとは認識できないもどかしさがあり、それが逆にこの葉巻の魅力となっているのかも知れません。
今回もこの味がしっかりと識別できるよう、注意深くこの葉巻を味わってみたいと思います!
参考までに、この”ベントレー/Bentley”という葉巻ブランドは、100年以上の歴史を持つドイツの葉巻輸入会社である”アウグスト・シュースター社/August Schuster GmbH & Co. KG”が2000年頃から使用権を持っていたようですが、2015年からはその会社でマネージング・ディレクターを務めていた”マーチン・シュースター/Martin Schuster”(現経営者の息子?)が”PCB シガーズ/PCB Tobacco GmbH”を設立して独立すると共に権利はその新会社に譲渡され、現在に至るようです。
それでは、”ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 H2000種 ロサドのラッパーで巻かれた、”ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto”は、コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面には艶は少なく、サラッとした質感をしていて、目立った葉脈もない美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、緑色の下地に白色の文字と銀色の装飾がされていて、面白いことにバンドロールはデザインの一環として”中抜き”されており、色使いを含めてとても美しいデザインだと思います。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりとした硬さに仕上がっていますが、葉巻表層部には僅かな弾力性も持ち合わせています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度64%に維持した自家製ヒュミドール内にて、40日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間半前に、葉巻を湿度51%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、カカオ豆と干し草(ハーブ)の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ローストしたカカオ豆と杉の木とリコリス(甘草)と干し草(ドライハーブ)の複合された味からスタートする。
最初から複雑な味がする。
この葉巻コピーだけの問題かも知れないが、舌に僅かな苦みを感じるが、それほど気にはならない。
背景には、僅かなカカオ豆の甘さ(ビターチョコレートの甘さ)を感じると共に、リコリス(漢方薬)とドライハーブの爽やかな風味がある。
旨い!
他のニカラグア産やドミニカ共和国産の葉巻では、味わえない味だと思う。
この葉巻に似ている味の葉巻を、現段階では思い付くことが出来ない。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
副流煙の香りは、甘く香ばしい香りと言うよりは、ハーブやリコリスの風味を伴う爽やかな香りがする。
着火後の引き抵抗は重くも軽くもなく、適度な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は比較的良好で、灰折時に軽い片燃えに対する火入れ修正を行うだけで済みそうだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から22分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は心地良い感触と共に、綺麗に折ることが出来る。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぐが、序盤に感じた舌への苦みは、既に消失している。
良く出来た葉巻だ。
味の系統としては、過去に喫煙レビューした”レボリューション ショートロブスト(ティ・アモ)”を思い出したが、それはリコリスの味が似ているだけであって、今回喫煙している”ベントレー・ロブスト”の方がドライハーブの味が追加されているなど、もっと複雑で、且つ、もっと旨い。
喫煙開始39分時点で、土の味(ミネラル・アース)が追加され、素朴感が出る。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から44分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことと、バンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
終盤の味は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、ローストされたカカオ豆と杉の木とリコリスとドライハーブと土が複合された味で、どの味が際立つということなく、快適に吸い進めることが出来る。
遅ればせながら、レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みを含む適量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
喫煙開始66分時点でも、嫌な苦みや鋭さは無く、葉巻の基本の味も劣化することなく吸い続けることが出来る。
喫煙開始68分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始75分時点で、吸う煙に熱を感じだした段階で、喫煙を終了することとした。


葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ベントレー・ロブスト/Bentley Robusto”は、ローストしたカカオ豆と杉の木とリコリス(甘草・漢方薬)と干し草(ドライハーブ)と土(ミネラル・アース)の味に、少しの苦みを含む適量のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にカカオ豆の甘さ(ビターチョコレートの甘さ)とリコリス(漢方薬)やドライハーブの風味が味わえる葉巻だと言える。
とても心地良い喫味の、面白い葉巻だ。
私が好きな”A.J.フェルナンデス”や”ラ・ガレラ”の葉巻とは、また違う味の良さがある。
唯一の難点として、私が少し苦手としているリコリス(甘草)の味があるものの、他のドライハーブやカカオ豆の味と複合しているため際立つことが無く、快適に喫煙することが出来る。
これはコスタリカ産とパナマ産のフィラーによって、もたらされた味なのだろう。
終盤まで嫌な苦みや鋭さが発生することがなく、基本の味も劣化することが無いということも評価に値する。
良く出来た葉巻だ。
また、ヨーロッパ圏よりも安い価格で販売されていることも、嬉しい限りだ。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:76分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★★★☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €15.00 (1ユーロ160円換算にて2,400円)
- 日本国内価格 ¥2,000 (参考日本販売価格倍率0.83倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 12.38g
- 加湿・熟成後重量 12.20g (葉巻ヘッドカット後重量12.07g)
- ドライシング後重量 12.01g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.50%)


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