ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ホヤ・デ・ニカラグア |
| シリーズ名 | シンコ デ シンコ |
| ビトラ | コロナエクストラ (トロ) |
| 葉巻の長さ | 158.7mm (6.25インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.3mm (46) |
| ラッパー | メキシコ産 サンアンドレス種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,500円 (2024年12月現在) |
この”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が好きな葉巻ブランドである”ホヤ・デ・ニカラグア”が、会社創立55周年の記念葉巻として製造・販売する葉巻シリーズからの1本である、”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra”です。
以前に喫煙レビューした記念葉巻シリーズの1つである”ホヤ・デ・ニカラグア ヌメロ ウノ L’ アンバサダー”は、上質で爽やかな杉の木とナッツと少量の革とカカオ豆の味に、僅かな刺激を伴うしっかりと効いたペッパー(白胡椒)、背景に柑橘系果実の皮(レモンピール等)の風味とカカオ豆&クリームの甘さ(ミルクチョコレートの甘さ)が味わえる良い葉巻だったのですが、ダビドフのようなたっぷりのクリーム感を味わうまでには至らず、少し意気消沈してしまったこともあり、この”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ”を購入することに少し消極的だったのですが、次回入荷することは無いと考えて喫煙してみることにしました。
この葉巻の葉巻構成内容は、ニカラグア産のフィラーとバインダーを束ねたものに、メキシコ産サンアンドレス種のラッパーで包むという極一般的な仕様となっていて、それが記念葉巻としてどのように素晴らしい味であるのかが分かりづらく、私が予想するこの葉巻の味は、少しの焦げ感を伴うコーヒー豆やカカオ豆の甘さと酸味とほろ苦さが主体の味ではないかと考えています。
つまりは、1本2,500円出す価値がある葉巻ではないと考えていたことが、購入に消極的だった理由なのです。
”ホヤ・デ・ニカラグア”の葉巻の中で、私が本当に吸ってみたいと思っている葉巻は、会社創立50周年を記念して販売された、”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デカダス/Joya de Nicaragua Cinco Decadas”なのですが、日本にはまだ正規輸入されていないため、いつかは吸ってみたいと考えています。
また、バインダーにメキシコ産サンアンドレス種のタバコ葉を使用した、こちらもまだ日本には正規輸入されていない葉巻である”ホヤ・デ・ニカラグア ホヤ シルバー/Joya de Nicaragua Joya Silver”は、今回喫煙するこの葉巻の味に近いではないかと考えていますが、逆に私はその葉巻の方に強い興味を持っていました。
メキシコ産サンアンドレス種のタバコ葉は、ラッパーとして使用するよりも、バインダーとして使用したほうがより効果が高いと考えているのは、私だけでしょうか?
ラッパーとしての”見た目”を重視するあまり、味は二の次になってしまうなんてことがあるのか、その辺は謎です。
何はともあれ、今回はこの”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ”を吸ってみて、”ホヤ・デ・ニカラグア”の真の実力を確認してみることにしましょう!
それでは、”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
メキシコ産 サンアンドレス種のラッパーで巻かれた、”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra”は、マデューロ(褐色)をしていて、葉巻表面は艶はありませんが滑らかな仕上がりで、上質なラッパーを使用しているように思えます。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は大きめのものが1本巻かれており、緑地に白色と金色の文字で”CINCO DE CINCO”(55の意)と描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれてはいますが、葉巻表層部にはごく僅かな弾力を備えています。
葉巻ボディからは、それほど強くはありませんが、牛舎系の良い香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは全く見当たらず、滑らかで美しい仕上がりとなっています。
この葉巻は、平均室温18℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、34日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する6時間前に、湿度49%のシリカゲル入り葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深煎りローストした干し草の味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさを伴う上質で濃厚な杉の木と少量の革の味でスタートする。
メキシコ産サンアンドレス種ラッパーにありがちな、鋭さを伴う酸味は無い。
とても上質なサンアンドレス種ラッパーを使用していることが窺える。
直ぐに、少量のナッツと土とカカオ豆の味が追加される。
旨い。
感動する程の旨さではないが、嫌な苦みや鋭さ等のマイナス面を感じないことが、”旨さ”に繋がっているようだ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、苦みを含まない少量の繊細なペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
ペッパーは少量且つ繊細であるために、鼻に噛みつくことは全くない。
背景には、僅かなカカオ豆の甘さ、否、甘さの無いダークチョコレートの風味がある。
スムース&マイルドな喫味の、とても良い葉巻だ。
燃焼挙動は良好で、多少の片燃えなら自動修正されるようだ。
着火後の引き抵抗(ドロー)はごく僅かに重めだが、適度な吸引力で適量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
喫煙開始21分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は硬くはないが、形を保ったまま綺麗に折ることが出来る。
この葉巻にはメキシコ産サンアンドレス種ラッパーが使用されているが、アメリカ合衆国産コネチカット種ブロードリーフラッパーを使用した葉巻に近い喫味を実現しており、それは即ち、私にとって嫌みが無い味であることを意味している。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、少しの爽やかさを伴う上質で濃厚な杉の木とカカオ豆と土と少量の革とナッツ味の味に、背景にある甘さの無いダークチョコレートの風味を味わいながら吸い進む。
確かに、メキシコ産サンアンドレス種ラッパーを使用した葉巻の特徴的な味がするし、複雑な味がする葉巻でもないが、とても吸い心地が良い葉巻だ。
今までに味わってきたサンアンドレス種ラッパーの葉巻の中では、トップクラスの味と言えるだろう。
喫煙開始42分時点で、2回目の灰折を行う。
喫煙開始50分時点で、大きなバンドロール(シガーリング)を剥がす。
シガーリングはとても簡単に、且つ、とても綺麗に剥がすことが出来る。
副流煙の香りはカカオ豆の風味を含む、甘く香ばしい良い香りがする。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、サンアンドレス種ラッパー特有の僅かな酸味を感じ始めるが、他のサンアンドレス種ラッパーを使用した葉巻と比べると穏やかな酸味であるため、全く問題とはならない。
喫煙開始67分時点で、3回目の灰折を行うと同時に追加の火入れを行うことで、吸い込める煙の量を増大させる。
喫煙開始80分時点で、吸い込む煙はロースト感が増えることで濃厚さを増してくるが、この時点でも嫌な苦みや鋭さを感じることは無い。
喫煙開始91分時点で、4回目の灰折を行う。
喫煙時間100分時点で、吸う煙に葉巻の性としての苦みを僅かに感じだした段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ コロナエクストラ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco Corona Extra”は、少しの爽やかさを伴う上質で濃厚な杉の木とカカオ豆と土と少量の革とナッツ味の味に、苦みを含まない少量の繊細なペッパー(黒胡椒)、背景にある甘さの無いダークチョコレートの風味が味わえる、上質なサンアンドレス種ラッパーを使用した葉巻だと言える。
この葉巻を喫煙する前までは、他のサンアンドレス種ラッパーを使用した葉巻に多く見られる、少しの焦げ感を伴う苦みと少しの鋭さを伴う酸味がある葉巻だと思っていたが、予想に反して全く嫌みが無い喫味の葉巻であったことに驚いた。
今までに喫煙してきたサンアンドレス種ラッパーを使用した葉巻の中では、一番旨い葉巻だと言い切って問題ないだろう。
サンアンドレス種ラッパーの葉巻でありながら、スムース&マイルドな喫味が楽しめる、上質で良い葉巻だと思う。
葉巻初心者の方が最初に試すサンアンドレス種ラッパーの葉巻としても、適していると言えるだろう。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、私があまり好きではないサンアンドレス種ラッパーの葉巻でありながら、過去最高の喫味を実現していたことから、4.0/5点寄りの4.5/5点とした。
話は変わるが、この葉巻喫煙レビューを執筆中に、シガーアフィショナード2024年のシガー・オブ・ザ・イヤーをWebで確認してみたところ、つい最近喫煙レビューした”マイファーザー ザ・ジャッジ グランドロブスト”が98ポイントで第1位に輝いていることを知った。
確かに旨い葉巻ではあるが、98ポイントで1位であることに、少し驚きを隠せない。
ブラインド・スモーキングでテストすると言ってもバンドロールを付け替えているだけで、本当に”目隠し”をして喫煙している訳ではないため、熟練の葉巻喫煙審査員なら葉巻の色や形や大きさから、それがどのブランドのどの葉巻シリーズなのかぐらい分かってしまうのではないかと思ってしまう。
特に今回1位に輝いた”マイファーザー ザ・ジャッジ グランドロブスト”なら、その特異な太さから見極めることは容易だ。
でも、その方法で葉巻業界が上手く回っているのなら、それはそれで良いのだろう。
私も眉唾物でランキングを見ている1人だが、シガーアフィショナードで上位に入賞している葉巻を喫煙する前は、とてもワクワクして心が躍ってしまう。
それこそがシガーアフィショナード年間ランキングの、”真の効能”なのだと考えている。
参考までに、この”ホヤ・デ・ニカラグア シンコ デ シンコ/Joya de Nicaragua Cinco de Cinco”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて89ポイント~92ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”シンコ デ シンコ”ビトラに於いては、92ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:100分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $16.00 (1ドル148円換算にて2,368円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥2,500 (参考日本販売価格倍率1.06倍)
葉巻重量
- 購入時重量 12.56g
- 加湿・熟成後重量 12.74g (葉巻ヘッドカット後重量12.44g)
- ドライシング後重量 12.35g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.72%)


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