アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アルトゥーロ・フエンテ |
| シリーズ名 | グランレゼルバ |
| ビトラ | フローフ・フィナ 8-5-8 (グランコロナ) |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.7mm (47) |
| ラッパー | 中央アフリカ共和国産 カメルーン種 |
| バインダー | ドミニカ共和国産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 2,500円 (2025年12月現在) |
この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、アメリカにて絶大な人気を誇るドミニカ共和国の高級葉巻メーカー”アルトゥーロ・フエンテ”からの1本である、”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”の葉巻です。
”アルトゥーロ・フエンテ”製の葉巻は、私が初めてその味に衝撃を受けた葉巻なのですが、大幅な値上げが実施されてからは、あまり吸う機会がありませんでした。
今回喫煙する葉巻は、アルトゥーロ・フエンテ社の伝統的なクラシック・シリーズとなる”グランレゼルバ”葉巻シリーズの中から、特に人気のある”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル”を選択しました。
この葉巻シリーズは、中央アフリカ共和国産カメルーン種のラッパーが使用されていることで、スパイシーな味わいが得られることを特徴としています。
個人的な見解としては、スパイシーな革と土の味を主体に、背景に花と土の風味が融合した花畑の香りが得られるといった印象があります。
私が好きなラッパーの1つであるため、過去にも好んで中央アフリカ共和国産カメルーン種のラッパーを纏った葉巻を購入しています。
しかしながら、アルトゥーロ・フエンテの葉巻の中で、私が最も感動した葉巻は”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ サングロウン”であり、ラッパーにはエクアドル産サングロウンが使用されているとなっていますが、その品種に関しては未記載となっています。
その葉巻も近いうちにリピート購入して、昔得られた感動が今でも得られるものなのか、試してみたいと考えています。
まずは、アルトゥーロ・フエンテの定番である、この”グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル”を喫煙してその人気の理由を探ってみたいと思います!
参考までに、”アルトゥーロ・フエンテ”という葉巻メーカーは、激動の歴史を持つ会社であり、1912年にアメリカ合衆国フロリダで創業して、キューバ産のタバコ葉で葉巻を製造していましたが、工場が火災で壊滅的な被害を負い、操業停止となります。
それから22年後、ニカラグアで葉巻製造に再挑戦するものの、ニカラグア革命によって1979年にまた工場が焼失することになります。
その後、今度はドミニカ共和国で3度目の挑戦を行い、現在の葉巻業界に於いての高い地位を確立するにまで至っています。
この不屈の精神を持つ、”アルトゥーロ・フエンテ”一家が作るその葉巻は、素晴らしい葉巻を作る葉巻メーカーとして、人気を博しています。
それでは、”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”(日本での財務省登録名称は”アルトゥーロ フエンテ グランレゼルバ 858 アニバーサリー (ナチュラル)”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
中央アフリカ産 カメルーン種のラッパーで巻かれた”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしており、ごく僅かな艶を持つ、素朴な外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色と金色と黒色と白色を使用した、高級感溢れる作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、程良い硬さがありながら、葉巻表層部には弾力性も兼ね備えています。
葉巻ボディからの芳香性は、強くはありませんが、ローストされた木や牛舎系の香りがします。
この葉巻は、平均室温20℃・湿度66%に維持した自家製ヒュミドール内にて、41日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻を湿度44%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、全く刺激の無い滑らかな麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかとリコリス(甘草)の甘さを伴う杉の木の味からスタートする。
煙は濃厚にして軽やかだ。
直ぐに、土と革の味が追加され、この葉巻は土とペッパーの味を主体とした素朴な味であることを認識する。
背景には、リコリスが使用されたのど飴(プルモール クラシック/Pulmolle)の甘さがしっかりとある。
燃焼挙動は比較的良好と言えるが、葉巻の巻き密度が低いため、燃焼スピードは速い。
引き抵抗(ドロー)は重くも軽くも無く良好で、軽く吸い込むだけでたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かにくすぐる適量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
喫煙開始18分時点で、1回目の灰折を行う。
葉巻の巻き密度が低いため、灰は軽い力で簡単に折れる。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から23分以降の中盤は、土とリコリス(甘草)の味を主体とした、とても甘い味で吸い進む。
これほどの甘さを感じる葉巻を吸ったのは、久しぶりだ。
中央アフリカ産カメルーン種のラッパーを纏った葉巻であることから、もっとスパイシーな味だと思っていたが、甘さの方が際立つ葉巻に仕上がっている。
旨い!
煙も軽やかであることから、吸い心地はとても良い。
流石はアルトゥーロ・フエンテの葉巻だ。
キューバ産やニカラグア産、さらにドミニカ共和国産の葉巻の味でも無く、それは”アルトゥーロ・フエンテ”の味そのものだ。
だが、この葉巻は映画を見ながらや友人との会話を楽しみながら喫煙するための、デイリー・シガーに適した葉巻だと言える。
主役はあくまで映画鑑賞や会話内容にあり、それらの邪魔をすることが無い葉巻という意味だ。
味の複雑さには欠けるが、デイリー・シガーにそんなものは不要だと私は考えている。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から45分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぎ、素朴な土の味、スパイシー過ぎないペッパー・スパイスの味、リコリス飴(プルモール クラシック/Pulmolle)の甘さ、そして背景には小麦粉の風味が新たに追加される。
副流煙の香りは、小麦粉の香りを含む甘く香ばしい香りがする。
喫煙開始58分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始72分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙序盤には、この葉巻は巻き密度が低いことから燃焼スピードが速く、最終喫煙時間は60分程度になるのではないかと予測したが、気が付けば既に90分も吸っている。
さらに苦みの発生や味の劣化もまだ始まらない。
いい葉巻だ。
喫煙開始97分時点の、葉巻が指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”は、少しの爽やかさを伴う素朴な土とリコリス(甘草)と少量の革と杉の木の味に、鼻腔を僅かにくすぐる適量のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にリコリス飴(プルモール クラシック/Pulmolle)のしっかりとした甘さと小麦粉の風味が味わえる、濃厚にして軽やかな喫味の葉巻だと言える。
今回喫煙した葉巻と同じ葉巻シリーズとなる”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ ロスチャイルド”は、もう少し複雑な味がしたと記憶しているが、その分、ロースト感や終盤での味の劣化が気になったりもした。
だが、今回喫煙した”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル”は甘さの際立つシンプルな喫味であり、ビトラが異なるだけでこれほどの差が生まれることに驚いた。
”ロスチャイルド”ビトラを吸ったのは2年半以上前のことなので、どちらが好みなのかは断定できないが、このリコリス飴の甘さとペッパー・スパイス主体のシンプルな喫味はデイリー・シガーとして文句の付けようのない葉巻と言えるだろう。
ちなみに、この葉巻を喫煙しながら、初めて見る映画となる”シェフ 三ツ星フードトラック始めました/Chef”を流し見していたが、監督・脚本・製作・主演を務める”ジョン・ファヴロー”は見せ方を心得ていると感心した。
フードトラック内で作る”キューバ・サンドイッチ”がとても旨そうで、私も作ってみようと思える程だった。
つまりは、この葉巻は映画を見ながら喫煙するのに最適な葉巻であるということを、既に証明してみせた。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 ナチュラル/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Natural”は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~89ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:100分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★★☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $10.45 (1ドル148円換算にて1,547円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €14.00 (1ドル160円換算にて2,240円)
- 日本国内価格 ¥2,500 (参考日本販売価格倍率1.32倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 11.68g
- 加湿・熟成後重量 11.91g (葉巻ヘッドカット後重量11.73g)
- ドライシング後重量 11.65g
- △減少重量 (△減少割合) △0.08g (△0.68%)


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