マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | マイファーザー・シガーズ |
| シリーズ名 | マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ |
| ビトラ | コロナ |
| 葉巻の長さ | 142.9mm (5.625インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.3mm (46) |
| ラッパー | エクアドル産 H2000種 マデューロ |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,100円 (2024年4月現在) |
この”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、11歳のときから葉巻を巻き始め、”コイーバ”や”モンテクリスト”などの葉巻も加工してきた、キューバ出身の偉大なマスター・ブレンダーである、”ドン・ペピン・ガルシア/Don Pepin Garcia”が作り上げた葉巻、”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona”です。
過去に喫煙した、この葉巻シリーズの仲間とも言える、”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス ロブスト”はラッパーにニカラグア産コロホ種サングロウン(日向栽培)を使用していましたが、今回喫煙する葉巻は、エクアドル産ハバノ2000種をマデューロ熟成したものを使用しています。
バインダーとフィラーは、同じタバコ葉構成となっているかは不明ですが、この葉巻は”フロール デ ラス アンティラス”のマデューロ版であるということが分かれば十分でしょう。
”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス ロブスト”は、ココア(カカオ豆)と土と杉の木と革とナッツの味に、たっぷりのペッパー、背景にあるカカオ豆(ココア)の甘みが味わえる、素朴にして平凡だがとても上質で纏まりがある甘く香ばしい葉巻であり、私はこの葉巻を、どの葉巻を吸うか迷ったときに選択する”安全パイ”(セイフティ・オプション)的な葉巻だと記載しています。
旨い葉巻であることに間違いないのでしょうが、特別な何かに感動するような葉巻ではなかったようです。
それでも、この葉巻シリーズの”トロ”ビトラは、2012年のシガーアフィショナードでトップ25(96ポイント第1位)でシガー・オブ・ザ・イヤーに輝いている葉巻なのですから、何がそうさせるのかは全く分からないものです。
おそらく、この葉巻シリーズのマデューロ版を作ったのは、シガー・オブ・ザ・イヤーの称号を利用して、アメリカ人の好きそうなマデューロ版でもう一儲け!と言ったところなのでしょう。(^.^)
今回喫煙レビューするこの、”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ”も、シガーアフィショナードで92ポイントという高評価を得ていますので、喫煙するのが楽しみです。
参考までに、ドン・ペピンは、2001年に息子の”ハイメ・ガルシア/Jaime Garcia”と共に、キューバからアメリカ合衆国へ移住し、ニカラグア最大規模のタバコ葉栽培農園”アガノルサ SA/Aganorsa SA”のオーナーである、”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”の協力のもと、小さな葉巻工場”エル・レイ・デ・ロス・ハバノス”社を、フロリダ州マイアミに立ち上げます。
ドン・ペピンが最初に作った葉巻ブランドは、2003年に”ピート・ジョンソン”と協力して作った”タトゥアヘ/Tatuaje”なのですが、これが、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”で大絶賛され、葉巻の生産が追い付かなくなり、2006年には、もっと高い生産能力を持つ、”タバカレラ・キュバーナ/Tabacalera Cubana”葉巻工場をニカラグアに設立し、現在に至ります。
さて、この葉巻には、どのような味を感じるのか、とても楽しみです!
それでは、”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 マデューロのラッパーで巻かれた”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は多少のざらつき感はあるものの、とても滑らかな仕上げとなっていて、目立った葉脈などもない、美しい外観をしています。
この葉巻の大きな特徴としては、ボックスプレスされていることであり、丸みを帯びた長方形をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、1本は葉巻フット側の広がりを抑える役目の臙脂色のもので、真ん中のサブバンドロールには”MADURO”と記載されていて、葉巻ヘッド側のメインバンドロールは、中世ヨーロッパのフレスコ画のような絵が描かれた、気品のあるデザインとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、程良い弾力も備えていながら、しっかりと巻かれており、吸い心地の良さが窺えます。
葉巻ボディからは、エクアドル産ハバノ2000種らしい、濃厚且つ甘くて香ばしい、良い香りがします。
この葉巻は、平均室温23℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、46日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした麦わらや干し草の味がして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、濃厚且つ爽やかな杉の木と革とナッツの味からスタートする。
背景には、カカオ豆やコーヒー豆の甘さがある。
旨い。
煙は少量の酸味を伴っているが、ごく僅かであるため、”爽やかさ”と捉えることが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、しっかりとした量の繊細なペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
繊細であるが故、鼻に噛みつくことがないペッパーだ。
着火後のドロー(引き抵抗)は多少重めだが、ゆっくりと吸い込むことで、十分な量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
喫煙開始14分時点で、爽やかな杉の木とナッツの味が後退し、カカオ豆(ココア)の風味が勢力を増す。
とても旨い!
副流煙の香りは、とても甘くて香ばしい香りとなる。
燃焼挙動は多少の片燃えを抱えたまま燃焼し続けるが、しばらく様子を見ることにする。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は形を保ったまま、綺麗に折ることが出来る。
併せて、片燃えに対する軽い火入れ修正も行う。
中盤の味は、カカオ豆(ココア)と革の味メインに、軽い杉の木とナッツの味、さらに土の味も追加され、パレットの色は全て出揃ったようだ。
今のところ、嫌な苦みや鋭さとは無縁の葉巻だと言って良い。
喫煙開始33分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始37分時点で、繊細なペッパー自体にカカオ豆と小麦粉の風味があることを、レトロヘイルにより確認する。
ペッパー自体に味があることが、この葉巻の、否、マイファーザー・シガーズ製葉巻の最大の特徴と言えるだろう。
喫煙開始41分時点で、葉巻を灰皿に置いた衝撃で、灰が折れてしまった。
灰はしっかりと形を保っているが、かなり軽いようだ。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から45分以降の終盤は、まず片燃えに対する簡単な火入れ修正を行う。
火入れ修正は、灰折を行った直後のみで十分なようだ。
喫煙開始48分時点で、メインバンドロールを剥がす。
少し厚めの紙を使用したバンドロールは、とても綺麗に気持ち良く剥がすことが出来る。
終盤の味は、少しロースト感が増したようにも感じるが、中盤の素晴らしい味を引き継いでいる。
喫煙開始62分時点で、実質3回目の灰折を行う。
喫煙開始64分時点で、ほんのごく僅かだが、舌や唇に苦み成分が付着し始める。
喫煙開始70分時点で、パンに成り切れない燻された小麦粉の味が強くなる。
この終盤終わり頃になっても嫌な苦みや鋭さは無いが、中盤での素晴らしい味が感じられなくなった時点で、喫煙を終了することとした。


葉巻テイスティング総評
総評として、この”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ コロナ/My Father Flor de las Antillas Maduro Corona”は、濃厚なカカオ豆と土と革と杉の木とナッツの味に、しっかりと効いた繊細なペッパー(黒胡椒)、背景にカカオ豆やコーヒー豆の甘さと小麦粉の風味がある、終盤まで嫌な苦みや鋭さを感じることなく快適に喫煙出来る、良く出来た葉巻だと言える。
通常、マデューロバージョンの葉巻は、ロースト感が強くなり過ぎたり、嫌な酸味を帯びることが多々あるが、この葉巻は前回喫煙したニカラグア産コロホ種サングロウンラッパー仕様の”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス ロブスト”と比べても、何の遜色もない味であり、上質なエクアドル産マデューロラッパーの良さを味わえる葉巻に仕上がっている。
前回喫煙したサングロウン葉巻シリーズと同様に、コロナビトラであるにも関わらず、82分という長い時間を快適に喫煙することが出来た。
葉巻を吸うからには、この葉巻と同程度以上の旨い葉巻を吸いたいものだ。
不味い葉巻を無理して吸っても、得るものが何も無い。
不味い葉巻を喫煙すると、その1日が全て台無しの気分になってしまう。
紙巻タバコを吸う方が、余程心が癒されるのではないだろうか?
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.5/5点寄りの、4.0/5点とした。
参考までに、この”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス マデューロ/My Father Flor de las Antillas Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、89ポイント~92ポイントという高評価を得ており、この”コロナ”ビトラに於いては、92ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:82分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★★☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★★☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・小麦粉) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $8.90 (1ドル148円換算にて1,317円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.00 (1ユーロ160円換算にて1,760円)
- 日本国内価格 ¥2,100 (参考日本販売価格倍率1.36倍)
葉巻重量
- 加湿・熟成後重量 12.46g
- ドライシング後重量 12.44g
- △減少重量 (減少割合) △0.02g (0.16%)


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