オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | オリバ |
| シリーズ名 | セリー V メラニオ |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | メキシコ産 サンアンドレス種 マデューロ |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 |
この”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、葉巻趣味を始めた当初から、いつかは吸ってみたいと思っていた葉巻である、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”です。
本当は、マデューロではない、”オリバ セリー V メラニオ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Robusto”をずっと吸ってみたかったのですが、中々入荷されそうに無かったため、痺れを切らせて、まずはこのマデューロバージョンの葉巻を購入してみることにしました。
今回喫煙する葉巻も、2,000円オーバーの葉巻となります。(^.^)
ニカラグアの最大手タバコ葉栽培企業であり、葉巻メーカーでもある、”オリバ/Oliva”社の歴史は、1886年にキューバでタバコ葉栽培自事業を始めた、”メラニオ・オリバ/Melanio Oliva”から始まり、その4世代目にあたる、”ジルベルト・ジュニア・オリバ/Gilberto Jr. Oliva”に至る、137年間に及ぶ家族の歴史と言えます。
現在のオリバ社の形を作り上げた人物と言える、3代目の”ジルベルト・シニア・オリバ/Gilberto Sr. Oliva”(1931-2017)は、キューバ革命後(1959-)からはタバコ葉栽培事業から離れ、タバコ仲介業に転身し、バイヤーとして多くの国を旅するようになり、1969年にはニカラグアでのタバコ葉栽培事業に再び参入することになります。
ニカラグアでタバコ葉栽培事業を10年間続けますが、サンディニスタ革命後(1979-)からニカラグアを離れ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、そしてフィリピンを旅し、最終的に、キューバに匹敵する肥沃な土地をニカラグアに見つけ、1995年にニカラグアに戻り、現在の葉巻メーカーとしての、”オリバ/Oliva”社が設立されることになります。
ジルベルト・シニア・オリバは後に、”ニカラグアほどキューバに匹敵するものはない”と言っているようであり、求めるものは、やはり、”キューバ産葉巻の味”であることが窺えます。
今現在の葉巻業界は、全ての葉巻メーカーが、”キューバの味”を再現しようとしている訳ではなく、例えば、ドミニカ共和国産の葉巻なら、”ドミニカ共和国産葉巻の味”として製造し、消費者もそれを受け入れているように思います。
例えるなら、日本のカップラーメンが、生ラーメンの味を追求しなくなり、”カップラーメンの味”として成立するようになった現状と、似ているような気がします。
ちょっと、違うか…。(^^;)
しかしながら、カップラーメンの味を受け入れられるようになったとしても、生ラーメンが食べたいという衝動を消すことが出来ないように、キューバ産葉巻と同じ味が吸いたいという衝動も消すことは出来ないのでしょう。
キューバ産よりも割安に、キューバ産と同様の味を味わえるのなら、私にとっては大きなメリットになります。
今回喫煙する、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”は、2007年に発売された、”オリバ セリー V”葉巻シリーズの流れを汲んだ、2012年発売の、”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズの、マデューロ版葉巻シリーズとなります。
この同じ流れを汲む葉巻シリーズは、シガー・ショー・レースの常連となっており、数多くの賞を受賞しています。
キューバ産葉巻専門のシガー・バーでも、このノンキューバ産葉巻だけは取り扱っていたりするほどメジャーであり、また、認められた葉巻のようです。
葉巻の外観は、精巧に作られた工業製品のようにも見えて、少し”手作り感”に欠けているようにも見えますが、この葉巻がどのように旨いと評価されているのか、喫煙レビューするのがとても楽しみです!
それでは、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
メキシコ産サンアンドレス種のラッパーで巻かれた、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”は、マデューロ(褐色)~オスクロ色(黒褐色)をしていて、葉巻表面はザラザラした質感ですが、とても精巧に出来ていて、目立った葉脈などもない、美しい外観をしています。
この葉巻はボックスプレスされていて、その丸みを帯びた長方形の形と、黒褐色をした外観は、さながらチョコレートバーに見えます。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、金色を主体に使用された高級感溢れる作りであり、葉巻フット側の1本には、”MELANIO MADURO”と記載され、葉巻ヘッド側のメインバンドロールには図柄と共にその文字が描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、工業製品であるかのようにしっかりと硬く、十二分な量のタバコ葉が使われているかと思います。
葉巻ボディからは繊細ではありますが、香ばしくて濃厚な良い香りがします。
この葉巻は、平均気温28℃・湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、35日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する2~3時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”作業を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、チョコレートの風味を伴う干し草の香りがして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20~30度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ダークチョコレートの風味を伴う、重厚で上質な杉の木の味からスタート。
直ぐに、深くローストしたナッツの味も追加される。
背景にある甘さは、カカオ豆80%のダークチョコレートそのものだ。
喫煙開始10分時点で、革と土とコーヒーの味も追加される。
背景には、ドライフルーツの僅かな酸味を感じる。
ペッパーは適度に効いていて、強くはない。
燃焼挙動は良好だが、多少の片燃えは許容範囲内と言ったところか。
ストレングス(ニコチン量)はミディアムで、フレーバー(風味)はミディアムフルに感じる。
喫煙開始20分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は綺麗に折れた。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず葉巻フット側のバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
中盤は、序盤の味を引き継ぎ、上質なマデューロ葉巻の味を堪能できる。
序盤に感じたドライフルーツの酸味は、酸味と言うよりも、フレッシュなフルーツの風味として感じられるようになり、序盤よりも味に纏まりが出てきた。
旨い!
ダークチョコレートの甘さ(カカオ豆の甘さ)と、深煎りした杉の木と土と革の味が融合し、ストレングスもミディアムであることから、喫味も心地良い。
しかし、大きな欠点が無い葉巻であるにも関わらず、私の好みの味ではないようだ。
それは何故なのかは分からないが、マデューロ葉巻があまり好みではないことが関係しているかも知れない。
では、何故マデューロ葉巻が好みではないかというと、マデューロ特有の酸味が関係しているからだと考える。
喫煙開始40分時点で、2回目の灰折を行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から45分以降の終盤は、まずメインのバンドロールを剥がすことから始める。
終盤は、中盤の味にロースト感をプラスした味になってきたが、嫌な苦みや鋭さは無い。
この葉巻は、中盤~終盤になってきてからの方が、旨い。
喫煙開始55分時点で遅ればせながら、ごく僅かだが焦がしたトーストの味を確認する。
喫煙開始60分時点で、3回目の灰折を行う。
吸う煙に熱を感じるようになった時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”は、カカオ豆80%のダークチョコレートの甘さを伴う、重厚で上質な杉の木とナッツと革と土とコーヒーの味と、フレッシュフルーツの風味、適度なペッパーを味わうことが出来る葉巻だと言える。
序盤は、上質な味ではあるものの、通常のマデューロ葉巻の味のように感じたが、中盤~終盤にかけてはとても旨い味に変貌し、この葉巻が世界的に高い評価を得られていることに、納得がいった。
ただ、私の好みの味ではないと感じた。
それはこの葉巻が、私がそれほど好きではない、マデューロ葉巻であったからかも知れない。
次回はマデューロではない、レギュラーの”オリバ セリーV メラニオ”を吸ってみたいと思うが、ラッパーがメキシコ産サンアンドレス種からエクアドル産に変更されているだけで、どれほどの違いがでるのか、興味のあるところだ。
ただし、そのエクアドル産のラッパーリーフは、オリバの自社タバコ葉農園で栽培したものを使用し、それを自社で5年間熟成させているため、期待は持てそうだ。
この葉巻の”葉巻独自5段階評価”は、嫌な苦みや鋭さもない素晴らしい葉巻だが、個人的な好みの問題を考慮して、4.5/5点に近い、4.0/5点とした。
参考までに、この”オリバ セリー V メラニオ マデューロ/Oliva Serie V Melanio Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、89ポイント~95ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いては、91ポイントという高評価を得ています。また、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ チャーチル”は、2021年の葉巻トップ25(93ポイント7位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:63分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート | ★★★★★ |
| スィーツ | ★★★☆☆ |
| クリーム | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト | ★★☆☆☆ |
| 木 | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土 | ★★★★☆ |
| 草 | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー | ★★★☆☆ |
| フルーツ | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $13.20 (1ドル148円換算にて1,517円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €15.60 (1ユーロ160円換算にて2,496円)
- 日本国内価格 ¥2,750 (参考日本販売価格倍率1.24倍)


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