ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ホヤ・デ・ニカラグア |
| シリーズ名 | ホヤ・レッド |
| ビトラ | ショートチャーチル |
| 葉巻の長さ | 120.7mm (4.75インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | ニカラグア産 ハバノ種 (クリオロ種?) |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,100円 (2026年7月現在) |
この”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が好きな葉巻ブランドの1つである”ホヤ・デ・ニカラグア”からの1本となる、”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill”です。
この葉巻は、kagaya ONLINE SHOPから購入した5本の葉巻の内の1本であり、kagaya有楽町店では取り扱いの無いものをネットで購入してみました。
同じ葉巻シリーズである”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ロブスト”は私のお気に入りの葉巻であり、既に14本の葉巻を喫煙していますが、今回喫煙する”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル”は、そのビトラ違いとなる小さめの葉巻となります。
喫煙レビューするかどうかを迷いましたが、”ロブストとは全く異なる喫味だ”という海外レビュアーの記事を読んで、新たにレビューすることにしました。
今回はこの葉巻に敬意を払い、”自家製発酵器熟成”を行うことなくレビューしたいと思います。
この葉巻が”ロブスト”ビトラと比べて味にどのような違いがあるのかを、早速喫煙してレビューしてみたいと思います!
参考までに、”ホヤ・デ・ニカラグア”という葉巻メーカーは、1968年に”フアン・フランシスコ・ベルメホ”と”シモン・カマチョ”の2人により創設された会社であり、1971年にはホワイトハウスの公式葉巻に選ばれた輝かしい歴史のある会社ですが、ニカラグア国内の内戦により1978年にはホヤ・デ・ニカラグアの工場は全焼してしまいます。
新たにニカラグアを支配したサンディニスタ民族解放軍政府は、葉巻工場の再建を実施しますが、葉巻工場に労働者はいるものの、葉巻会社を運営できる経営者が不在の状況で、財政的な苦戦が続きます。
そこで葉巻工場の代表者は、1993年当時、ニカラグアの経済学者であり、ニカラグア中央銀行総裁でもあった、ホヤ・デ・ニカラグアの先代の社長である”アレハンドロ・マルティネス・クエンカ博士”に支援を求め、クエンカはこの会社を引き継ぐことにしました。
”ホヤ・デ・ニカラグア”の商標を取り戻すことに時間は掛かりましたが、1998年には無事に”ホヤ・デ・ニカラグア”の商標も復活し現在に至ります。
今現在はクエンカの息子であるフアンが代表となり、積極的なブランド葉巻シリーズの立ち上げとマーケティングを行っています。
それでは、”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産 ハバノ種のラッパーで巻かれた、”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面はごく僅かな艶を持つ滑らかな質感をしており、リーズナブル系葉巻ながら美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、赤色がメインに使用されている中に、金色の装飾もなされていて、鮮やかにして豪華です。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部に適度な弾力を備えていることが分かります。
葉巻ボディからは、牛舎系のとても良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度28℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて46日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間半程前に、葉巻を湿度53%のシリカゲル(乾燥剤)が入ったドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストされた濃厚なコーヒーの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、僅かな爽やかさを伴うローストされた杉の木とコーヒー豆とナッツと土の味からスタートする。
背景には、軽いリコリス(甘草)やシナモンの風味がある。
今までに多くを喫煙してきた”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ロブスト”の味と変わらぬ、安定した喫味だ。
それは、安定した製造品質から得られるものだと考える。
流石は1970年代にホワイトハウス公式葉巻に認定された、葉巻メーカーの葉巻だ。
リーズナブル系葉巻ではあるが必要十分な旨さと言って良く、嫌な苦みや鋭さ等の”何か”を我慢して吸う必要もない。
燃焼挙動は比較的良好だが、少し燃焼スピードが遅いため、5分程度の葉巻レストでも失火してしまう可能性がありそうだ。
引き抵抗は重くも軽くもなく、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い控えめなペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、軽いコーヒー豆の香りが含まれている。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤と変わらぬ味で吸い進む。
今回喫煙している葉巻コピーは、私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を施していないが、この葉巻シリーズに於いては自家製発酵器熟成をしない方がリコリス(甘草)の風味が増え過ぎず、濃厚な味になり過ぎることが無いため、軽い喫味で吸い進めることが出来るようだ。
喫煙開始42分時点で、序盤に予想していた通りに、不意に葉巻を失火させてしまった。
一旦、灰を落としてから再着火を試みる。
再着火後も序盤と変わらぬ味で吸い進むことが出来る。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤も、序盤・中盤と変わらぬ味で吸い進むことが出来る。
ただ、今回の葉巻コピーは燃焼性に問題があるようで、頻繁に吸わないと失火してしまいそうになるという問題を抱えている。
だが、無理やり強く吸い込む必要はないため、苦みが発生することもない。
燃焼性の不具合を抱えている葉巻コピーであっても、味に影響を与えることが無いところは、流石、”ホヤ・デ・ニカラグア”だ。
喫煙開始71分時点で、広がって荒れた灰を折ることにした。
喫煙開始63分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、とても綺麗に剝がすことが出来る。
喫煙開始75分時点では、ストレングス(ニコチン量)がマイルド~ミディアムであったものが、ミディアム~ミディアムフルへと強さを増す。
私の体内にニコチンが蓄積されてきたことが分かる。
これは失火を恐れて、頻繁に吸い進める必要があったことによるものだろう。
喫煙開始81分時点の、まだまだ葉巻は残された状態だが、体内にニコチンが蓄積されたことと再度の失火を起こしてしまったことから、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ショートチャーチル/Joya de Nicaragua Red Short Churchill”は、僅かな爽やかさを伴うローストされた杉の木とコーヒー豆とナッツと土の味に、鼻腔を刺激することの無い控えめなペッパー(黒胡椒)、背景に僅かなリコリス(甘草)とシナモンの風味が味わえる葉巻だと言える。
1本1,100円のリーズナブル系葉巻でありながら、上々の味を楽しむことが出来る葉巻と言えるだろう。
だが、今回の葉巻コピーは、タバコ葉の密度が低かったことから燃焼性に問題があり、頻繁に吸っていないと失火してしまうという事態に陥ってしまった。
これは多くの場合、タバコ葉の密度が高いときに起こりやすい現象であり、その場合は強く煙を吸い込むことで苦みを発生させてしまうのだが、今回の場合はその必要は無かったため、苦みが発生することが無かったのは幸いだ。
ただ、頻繁に煙を吸い込むことを繰り返すことで、多くのニコチンを短時間で体内に蓄積させてしまい、軽いヤニクラ(ニコチン酔い)を起こしてしまった。
今までに数多く吸ってきた”ロブスト”ビトラと今回の”ショートチャーチル”ビトラを比較すると、味に関して大きな違いは無いと言えるが、今回の葉巻コピーは私が考案した”自家製発酵器熟成”を施していないことから、濃厚さの元と考えられるリコリス(甘草)の風味が抑えらえていたため、軽い喫味で吸い進むことが出来たように思う。
ここでふと思ったのだが、もしかすると軽いヤニクラを起こしてしまったのは、自家製発酵器熟成を行わなかったことが原因だったのかも知れないということだ。
自家製発酵器熟成は味を濃厚にするが、ニコチン量を減らす効果もあるのではないだろうか?
今後は注意深くその答えを探っていくことにしよう。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”した葉巻の葉巻独自5段階評価は、この葉巻コピーに於いては燃焼性が悪かったことから、前回の4.0/5点から、3.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
参考までに、この”ホヤ・デ・ニカラグア レッド/Joya de Nicaragua Red”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~91ポイントという高評価を得ています。また、今回喫煙した”ショートチャーチル”ビトラに於いては、87ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:81分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $7.00 (1ドル148円換算にて1,036円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €6.50 (1ユーロ160円換算にて1,040円)
- 日本国内価格 ¥1,100 (参考日本販売価格倍率1.06倍)
葉巻重量
- 購入時重量 10.15g
- 加湿・熟成後重量 10.44g (葉巻ヘッドカット後重量10.20g)
- ドライシング後重量 10.11g
- △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.88%)

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