オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | オリバ |
| シリーズ名 | セリー V メラニオ |
| ビトラ | フィグラド |
| 葉巻の長さ | 165.1mm (6.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | エクアドル産 スマトラ種 |
| バインダー | ニカラグア産 ハラパ地区 |
| フィラー | ニカラグア産 ハラパ地区 リジェロ |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 |
この”オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、葉巻趣味を始めた当初から、いつかは吸ってみたいと思っていた葉巻である、”オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado”です。
以前に、この葉巻シリーズのマデューロ版である、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト/Oliva Serie V Melanio Maduro Robusto”の喫煙レビューしていますが、マデューロ版は上質な葉巻ながら、私好みの味ではありませんでした。
今回喫煙する葉巻は、3,000円オーバーの葉巻ではありませんが、それでもとても高価です。(^.^)
本当は1本1,950円で購入できる、”オリバ セリー V メラニオ ロブスト”が良かったのですが、在庫切れのため、やむなく、この1本2,800円する”フィグラド”ビトラを購入することにしました。
今回喫煙する、この”フィグラド”ビトラは、シガー・ショー・レースにて数多くの高得点を叩き出してきた”オリバ/Oliva”社が、初めてシガーアフィショナードで1位となり、2014年のシガー・オブ・ザ・イヤーを獲得した葉巻となります。
味見をする葉巻にとって、不足はありません。
参考までに、ニカラグアの最大手タバコ葉栽培企業であり、葉巻メーカーでもある、”オリバ/Oliva”社の歴史は、1886年にキューバでタバコ葉栽培自事業を始めた、”メラニオ・オリバ/Melanio Oliva”から始まり、その4世代目にあたる、”ジルベルト・ジュニア・オリバ/Gilberto Jr. Oliva”に至る、137年間に及ぶ家族の歴史と言えます。
現在のオリバ社の形を作り上げた人物と言える、3代目の”ジルベルト・シニア・オリバ/Gilberto Sr. Oliva”(1931-2017)は、キューバ革命後(1959-)からはタバコ葉栽培事業から離れ、タバコ仲介業に転身し、バイヤーとして多くの国を旅するようになり、1969年にはニカラグアでのタバコ葉栽培事業に再び参入することになります。
ニカラグアでタバコ葉栽培事業を10年間続けますが、サンディニスタ革命後(1979-)からニカラグアを離れ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、そしてフィリピンを旅し、最終的に、キューバに匹敵する肥沃な土地をニカラグアに見つけ、1995年にニカラグアに戻り、現在の葉巻メーカーとしての、”オリバ/Oliva”社が設立されることになります。
オリバ社の説明はこの程度にしておいて、多くの葉巻愛好家の方々が認めるこの葉巻に、私はどんな喫煙レビューが出来るのか、とても楽しみです!
それでは、”オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産スマトラ種のラッパーで巻かれた、”オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado”は、コロラド~コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面はサラサラした質感ですが、とても精巧に出来ていて、目立った葉脈などもなく、美しい外観をしています。
この葉巻はボックスプレスされていて、その丸みを帯びた長方形の形と、褐色をした外観は、さながら工業製品にも見えます。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、金色を主体に使用された高級感溢れる作りであり、葉巻フット側の1本には、”MELANIO”と記載され、葉巻ヘッド側のメインバンドロールにはオリバのロゴマークが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、まるで工業製品であるかのようにとても硬く、僅かなソフトスポットすら見つけることが出来ません。
葉巻ボディからは繊細ながら、香ばしくて濃厚な良い香りがします。
この葉巻は、平均気温26℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、43日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する2時間半前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”作業を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、軽く燻された干し草の香りがして、引き抵抗は少し重めですが、良好の範囲内だ言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分15秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少量の酸味を含む杉の木の味からスタート。
喫煙開始から8分時点で、革の味が追加される。
背景にはコーヒーやメープルシロップの甘さがある。
喫煙開始12分時点で、ごく僅かなパン(小麦)の味を確認する。
旨い。
最初の一服目では、正直、安葉巻でも味わえそうな木質系の味(ロベルト・P・デュラン等)からスタートしたが、やっと価格相応の味になってきた。
喫煙開始19分で、ナッツの味も確認する。
燃焼挙動はとても良く、均等に燃え進む。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。
レトロヘイルで副鼻腔に煙を通すと、強くも弱くもない、適量なペッパーを確認する。
喫煙開始24分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はかなり硬く、強い力を加えないと折れないほどだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、杉の木と革とコーヒーとナッツの味に、背景にあるメープルシロップの甘みとパン(小麦)の味を味わえる。
しかし、最初の一服目から存在する僅かな酸味が、心地良い喫煙の邪魔をする。
この酸味の存在こそが、最初に感じた安葉巻でも味わえそうな味だと思わせた理由だ。
中盤では味も複雑さを増しているため、安葉巻のような味からは抜け出せているが、私にとって酸味は少量であっても無いに越したことは無い。
喫煙開始40分時点では、カカオ豆の味が追加される。
副流煙の香りに、甘く香ばしい香りが含まれてきた。
喫煙開始44分時点で、2回目の灰折を行うと同時に葉巻フット側のバンドロール(シガーリング)を剥がす。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、3回目の灰折を行うと同時に、メインバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
バンドロールの接着力は適切で、簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
終盤の味は、中盤の味を引き継ぐが、僅かな酸味を含む革とカカオ豆を主体とした味に、背景にあるコーヒーの甘さとごく僅かなパン(小麦)の味を味わえる。
喫煙開始70分時点では、少しの苦み成分が顔を覗かせる。
副流煙の香りは甘く香ばしい香りに、小麦の香りも含まれるようになる。
喫煙開始93分時点で、4回目の灰折を行う。
吸う煙に苦みを感じだした時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”オリバ セリー V メラニオ フィグラド/Oliva Serie V Melanio Figurado”は、少量の酸味を含んだ杉の木と革とカカオ豆とコーヒーとナッツの味に、適量のペッパー、背景にあるコーヒーやメープルシロップの甘さとパン(小麦)の味を味わえる、良質な葉巻だと言える。
しかしながら、序盤から終盤まで一貫して僅かな酸味を含んでいることが、私にこの葉巻を最高の味だとは言わせてくれない。
酸味が気にならない諸氏にとってはとても旨い葉巻なのだろうが、私には安葉巻である”ロベルト・P・デュラン”のような味を思い出してしまう。
見方を変えると、”ロベルト・P・デュラン”がとても良く出来た葉巻だと言うことも出来るため、この”オリバ セリー V メラニオ”の味が好きな人にとってその葉巻は、素晴らしい代替葉巻となることだろう。
私にとってこの系統の味は、あまり好みではないようだ。(今だからこそ分かることだが…。)
しかしながら、この葉巻がシガーアフィショナードで93ポイント第1位に輝いた理由も理解はできる。
序盤から終盤にかけて味が複雑になっていく様を楽しめる、良い葉巻であることに間違いない。
オリバの葉巻は、以前喫煙レビューした”オリバ セリー V メラニオ マデューロ ロブスト”と今回の”オリバ セリー V メラニオ フィグラド”の2本しか試飲していないし、この2本でオリバの葉巻を分かったつもりになってもいけないが、高級ブランド葉巻メーカーにも使用されているオリバが栽培したタバコ葉の品質の問題ではなく、オリバが作る葉巻の方向性が、私の嗜好性と少し合っていないだけのようだ。
この葉巻の”葉巻独自5段階評価”は、4.0/5点とした。
参考までに、この”オリバ セリー V メラニオ/Oliva Serie V Melanio”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~96ポイントという評価を得ており、この”フィグラド”ビトラに於いては、93~96ポイントという高評価を得ています。また、この”オリバ セリー V メラニオ フィグラド”は、2014年の葉巻トップ25(96ポイント第1位)に輝き、シガー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。
喫煙時間
喫煙時間:95分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $19.20 (1ドル148円換算にて2,842円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €23.50 (1ユーロ160円換算にて3,760円)
- 日本国内価格 ¥3,960 (参考日本販売価格倍率1.20倍)


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