ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto

4.0
ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ロブスト/Robusto
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ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 ガーディアン・オブ・ザ・ファーム (アガノルサリーフ)
シリーズ名 ケルベロス
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 127mm (5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 21.4mm (54)
ラッパー ニカラグア産 コロホ2012種
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産 (メディオ・ティエンポ葉1枚含む)
生産国 ニカラグア製
価格 2,000円 (2026年7月現在)

この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグア最大のタバコ葉生産者である”アガノルサリーフ/Aganorsa Leaf”が手掛ける葉巻ブランドからの1本である、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto”です。

この葉巻は、アガノルサリーフ以外では栽培されていないと思われる”コロホ2012種”ラッパーを使用した葉巻として前々から興味があったのですが、行きつけの葉巻販売店である”kagaya 有楽町”では取り扱っていなかったため、喫煙することを諦めていたのですが、たまたま”銀座菊水/GINZA KIKUSUI”に立ち寄ったところ、この葉巻が陳列されていたことから速攻で購入してしまいました。

銀座菊水は、葉巻の品揃えは少ないものの、定期的に他の葉巻販売店では取り扱っていない葉巻を仕入れているため、今後は2週間に1度は訪れてみようと思っています。

今回購入した”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト”の特徴は、”コロホ2012種”ラッパーを使用していることに尽きると言って良いでしょう。

この品種は、近年、キューバにて開発された新種のタバコ葉ですが、アガノルサリーフの経営者である”エドゥアルド・フェルナンデス”がキューバから裏ルートでその種を入手し、ニカラグアでの栽培を成功させたものとなります。

新種のタバコ葉を開発する主な目的は、①病気への耐性をより高めること、②より多くのタバコ葉が収穫出来るようにすること、③味の改善等を目的としており、この”コロホ2012種”も病気への耐性に関してはキューバでの品質基準となる”クリオロ98種”と同等であり、収穫率に関しては1株あたり2枚多く収穫出来ることが報告されています。

しかしながら、味に関してはまだ未知数のようで、今後、多くの葉巻愛煙家の方が吸うことによって、コロホ2012種の味に対する評価が定まっていくと考えます。

さて、このコロホ2012種のラッパーを使用した葉巻が、どのような味を提供してくれるのか、これから喫煙して確かめてみたいと思います!

参考までに、アガノルサリーフの経営者である”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”は、キューバで生まれた後、少年時代にアメリカへ移住し、”ウォートン・スクール/Wharton School of the University of Pennsylvania”を卒業した後、ニューヨーク・マンハッタンで銀行員としてキャリアをスタートさせます。

ニューヨークで10年過ごした後、スペイン・マドリードに移住して兄と共に”レテピザ/Telepizza”レストランチェーンを設立し、大成功を収めます。

”テレピザ”の成功で築いた巨額の資産を用いて、元々土地を耕すことに憧れていたこともあり、ニカラグアにて農地を購入し、1998年からタバコ事業に参入します。

タバコ事業に不慣れなエドゥアルドは、キューバ人のタバコ葉発酵業務の専門家である”アルセニオ・ラモス/Arsenio Ramos”と、同じくキューバ人のタバコ葉衛生管理の専門家である”ハシント・イグレシアス/Jacinto Iglesias”という2人の農学者を招き入れ、タバコ葉栽培を開始します。

今現在ではニカラグア最大のタバコ葉生産者として、”アルタディス/Altadis”や”ドリュー・エステート/Drew Estate”等にタバコ葉を卸すだけでなく、”イリュージョン/Illusione Cigars”、”ワープド/Warped”等のブティック・ブランド葉巻の下請け製造、さらに自社オリジナル・ブランド葉巻となる”アガノルサリーフ”、”JFR”、”JFR ルナティック”そして今回喫煙する”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム”等を製造・販売するに至っています。

それでは、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto”(財務省登録名称は”Guardian of the Farm Cerberus Robusto”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産 コロホ2012種のラッパーで巻かれた、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶がある美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、黒色に近い緑色の背景の中に、白色と金色で”CERBERUS”という葉巻シリーズ名と”GUARDIAN OF THE FARM”というブランド名が記載され、そして金色でケルベロス(3つの犬の頭)の絵が描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれてはいるものの、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性も備えています。

葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。

この葉巻は、平均室内温度27℃・湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて58日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する12時間程前に、葉巻を湿度57%のシリカゲル(乾燥剤)が入ったドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、小麦や麦芽の風味を含む麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、ごく僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木の味からスタートする。

直ぐに、革の味が追加される。

一服目の感想としては、正直、期待外れだったと言って良い。

少し酸味寄りのその喫味は、過去に喫煙レビューした格安葉巻ブランドの”ロベルト・P・デュラン”を思い出す。

そこまで悪い味ではないものの、初めて味わうコロホ2012種ラッパーを使用した葉巻としては、私の期待に応えるに不十分だと言わざるを得ない。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒?)があることを確認する。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところだろう。

着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

燃焼挙動は太い葉巻にしては良好で、最低限の火入れ修正のみで済ますことが出来そうだ。

副流煙の香りは、格安葉巻の煙に近く、甘く香ばしい香りは含まれていない。

喫煙開始20分時点で、背景にごく僅かなトースト(パン)の風味が現れる。

喫煙開始から30分時点で、麦わらの味が追加されると同時に、背景にごく僅かのウイスキー・オークの風味が追加されることで、この葉巻はアガノルサリーフの畑で栽培された、決して格安葉巻とは違う良質なタバコ葉を使用した葉巻であることが分かる。

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から35分以降の中盤は、まず1回目の灰折りを行うことから始める。

灰は、何度か火入れ修正を行っていることから、形はなんとか保っているが崩れるように折れる。

中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、ごく僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木と革と麦わらの味に、背景にあるごく僅かなトースト(パン)とウイスキー・オークの風味で吸い進む。

味の質としては決して悪くはないのだが、煙がドライ気味であることが問題なのだと、この時点で初めて気付く。

僅かに酸味寄りであることと、僅かにドライ気味の煙であることが、この葉巻の欠点だと言って良いだろう。

この喫味は、コロホ2012種のラッパーだけが引き起こしている問題なのだろうか?

1本10ドル程度の葉巻であることから、それほど長期間熟成されていないタバコ葉が使用されているとも考えられる。

そもそも、アガノルサリーフ・ブランドの葉巻は、高級路線を避けた葉巻を主体に製造しているようで、長期間熟成されたタバコ葉は”ワープト”等の下請け製造の葉巻に使用され、付加価値を与えている分、高価な価格設定が出来るように仕組まれているように思う。

下請け製造も請け負う葉巻メーカーとしては、商売としての整合性が保たれる良いシステムだとは思うが、そんなことは気にせず、アガノルサリーフ・ブランドとしての高級葉巻をバンバン作り出して欲しいと思うのが、私の本音だ。

喫煙開始56分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から70分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、僅かなカカオ豆の味が追加される。

味の質は悪くないのに、少しドライで酸味寄りの喫味が、この葉巻全体の味をスポイルしてしまっている。

喫煙開始70分時点で、2回目の灰折りを行う。

火入れ修正を頻繁に行っていることから、灰は崩れるように折れてしまう。

特段、嫌な苦みや鋭さは発生していないが、この喫味に飽きてしまったことから、喫煙開始から92分の時点で喫煙を終了することとした。

ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス ロブスト/Guardian of the Farm Cerberus Robusto”は、ごく僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木と革と少量の麦わらとカカオ豆の味に、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)、背景にあるごく僅かなトースト(パン)とウイスキー・オークの風味が味わえる、味としては決して悪くはないが、少しドライ気味で酸味寄りの煙が喫味の邪魔をする葉巻だと言える。

コロホ2012種のラッパーを纏った葉巻を初めて喫煙したが、結局のところ、その真価は分からず仕舞いであった。

少しドライ気味で酸味寄りの喫味であったのは、葉巻のブレンドの問題なのか、タバコ葉の熟成期間が短いことが原因なのか、又はコロホ2012種のラッパーが悪影響を及ぼしていたのか、今回の喫煙で判断することは出来なかった。

今後、もっと多くのコロホ2012種ラッパーを纏った葉巻を喫煙していくことで、その答えが得られることだろう。

今までに喫煙してきたアガノルサリーフ・ブランドの葉巻として、最も良い喫味を呈していたのは、1本12ドル前後で販売されている”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ”だと考えるが、アガノルサリーフ・ブランドの葉巻としては1本12ドル以上のものでないとブランドの良さが発揮できないのかも知れない。

今後は、アガノルサリーフ・ブランドの高級葉巻として分類される”アガノルサリーフ アニベルサリオ”シリーズ、又は”アガノルサリーフ アルセニオ”シリーズの葉巻を吸って、アガノルサリーフ・ブランド葉巻の真価を探ってみたいと考えている。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点寄りの4.0/5点が妥当だと判断した。

参考までに、この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム ケルベロス/Guardian of the Farm Cerberus”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、90ポイントという高評価を得ています。また、今回喫煙した”ロブスト”ビトラに於いても、90ポイントという高評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:92分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー(苦み含む) ★★☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★★☆☆
土(素朴さ) ★☆☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★★☆☆☆
ナッツ ★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $10.99 (1ドル148円換算にて1,627円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €8.20 (1ユーロ160円換算にて1,312円)
  • 日本国内価格 ¥2,000 (参考日本販売価格倍率1.36倍)

葉巻重量

  • 購入時重量 14.88g
  • 加湿・熟成後重量 14.95g (葉巻ヘッドカット後重量14.65g)
  • ドライシング後重量 14.59g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.41%)

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