ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40

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ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 40 VTG (ペティランセロ)/40 (Petite Lancero)
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ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40

葉巻/シガー情報

ブランド名 ラ・パリィーナ
シリーズ名 マデューロ
ビトラ 40 VTG (ペティランセロ)
葉巻の長さ 152mm (6インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 15.9mm (40)
ラッパー メキシコ産 サンアンドレス種 マデューロ
バインダー ホンジュラス産 デュアルバインダー (クリオロ’98種?)
フィラー ニカラグア産 コロホ種 & クリオロ種
生産国 ホンジュラス
価格 2,050円 (2024年1月現在)

この”ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、1896年にウクライナ移民であった”サム・ペイリー/Samuel Paley”が、アメリカ合衆国で創業した葉巻ブランドからの1本である、”ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40”です。

この葉巻は、現在製造されていないらしく、いわゆる、”デッドストック”と呼ばれるもののようです。

つまりは、在庫が切れた時点で販売終了となる葉巻ですので、個人的にはあまり興味が沸かない葉巻と言えますが、評判の良い葉巻でしたので、一度購入してみることにしました。

かなり細めのリングゲージ40(15.9mm)である、”ペティランセロ”ビトラを喫煙するのも今回が初めてとなります。

この葉巻は、ホンジュラスにある、”ライセス・クバナス/Raices Cubanas”工場で製造されており、そこでは”アレック・ブラッドリー/Alec Bradley”等の葉巻も製造しています。

既にデッドストックとなっている葉巻であるため、あまり詳しい情報は得られませんでしたが、その工場では”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドの葉巻として、リングゲージ40の細い葉巻であることを特徴としている、”ラ・パリナ エル ディアリオ KB”から始まる”キル・ビル”葉巻シリーズを製造しています。

”キル・ビル”葉巻シリーズはその名の通り、試作サンプルを試飲した”ラ・パリィーナ”のオーナーである”ビル・ペイリー”が、その強烈な喫味の強さから、”キル・ビル”と名付けたそうです。

今回喫煙レビューする”ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG”も、その流れを汲んで開発された葉巻のようですが、キル・ビルのように強いストレングス(ニコチン量)ではなく、ランセロビトラの特徴である、”フル・フレーバー”であることを特徴としているようです。

今回初めて喫煙する、リングゲージ40(15.9mm)の”ペティランセロ”ビトラの味の特徴を掴んでみたいと考えています。

ちなみに、この長い歴史を持つ、この”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドは、一度アルタディスU.S.A.に買収されますが、創業者の”サム・ペイリー”が死去した後、孫の”ビル・ペイリー/Bill Paley”が、既に消滅していた”La Palina”の商標を買い戻し、2010年に”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドが復活しました。

ちなみに、創業者のサム・ペイリーの息子である、”ウィリアム・S・ペイリー/William S. Paley”は、CBS(Columbia Broadcasting System)の最高経営責任者であった人物で、当初は父親の葉巻事業の経営を手伝っていましたが、父親のサムが、”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドを含む家族の葉巻事業を宣伝するため、経営不振に陥っていたフィラデルフィアに拠点を置くCBSラジオネットワークを買収して広告媒体として利用し始めると葉巻の売り上げは2倍以上となり、その後は、CBSの経営に専念することになります。

葉巻の売り上げを促進するための広告媒体として買収したラジオネットワーク会社はその後、巨大なテレビネットワーク企業へと発展を遂げることとなります。

それでは、”ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

メキシコ産サンアンドレス種マデューロのラッパーで巻かれている、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”は、鈍い艶を持つマデューロ色(茶褐色)をしていて、目立った太い葉脈などは見当たらず、美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白色の背景に金色があしらわれた中に、サム・ペイリーの妻である、”ゴールディ・ドレル・ペイリー/Goldie Drell Paley”の絵が描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、程良い弾力も備えており、引き抵抗(ドロー)が適切であることを予感させます。

葉巻ボディからの芳香性は、それほど強くはありませんが、ロースト感を伴う甘く香ばしい香りがします。

この葉巻は、平均室温14℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、47日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する 時間程前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深煎りした干し草の味がして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内だと思います。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分50秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

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※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、深くローストした甘みを含む杉の木の味からスタート。

直ぐに、重厚な土とカカオ豆の味が追加される。

着火後の引き抵抗(ドロー)は重く、ゆっくり且つ強く吸い込まないと、多くの煙を口蓋に引き込むことは出来ない。

この引き抵抗の重さは、タビクサ工場製造の”ロッキーパテル CSWC 葉巻世界選手権公式シガー マレーバ”を思い出させる。

背景には、僅かな酸味を含んだコーヒー豆の甘さがある。

重い。

全ての意味合いで、重い葉巻だと言える。

喫煙開始14分時点で、深くローストされたナッツの味を確認する。

喫煙開始18分時点で、1回目の灰折を行う。

灰は柔らかくてもろい。

燃焼挙動は細い葉巻であるにも関わらず、あまり良くはなく、片燃えを繰り返しながら燃焼する。

ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から20分以降の中盤は、引き抵抗(ドロー)も少し改善され、多くの煙を口蓋に引き込むことが容易になってきた。

まだ、”旨い”という言葉は自然に発せられることはないが、引き抵抗に多少の問題があるだけで、決して旨くない葉巻という訳ではない。

ただ全体的に重い味の葉巻であるここと、僅かに酸味を含んでいることから、その言葉が発せられないだけだ。

ストレングス(ニコチン量)はミディアムフル、フレーバー(風味)はフルボディと言ったところか。

レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、鼻に少し噛みつくほどの、たっぷりのペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

副流煙の香りには、しっかりと甘く香ばしい香りがある。

喫煙開始38分時点で、2回目の灰折を行う。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から40分以降の終盤は、序盤・中盤の味をそのまま引き継ぎ、深くローストされた重厚な土とカカオ豆とナッツと杉の木の味に、しっかりと効いたペッパー、背景に僅かな酸味を含んだコーヒー豆の甘さを味わえる。

重厚な味の葉巻であるが故、他の固有の味がかき消されてしまい、単純な味に感じてしまうことが難点だ。

しかし根底にある、ニカラグア産のコロホ種とクリオロ種のタバコ葉の、鉄壁な組み合わせとも言えるこの味が、私に喫煙を続けさせてくれる。

喫煙開始56分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。

この終盤になって、やっと引き抵抗は良好の範囲内と言える重さになってきた。

今回、喫煙前に行っているドライシングを、細い葉巻だからと、3時間しか行わなかったが、今回の74%加湿の場合は、しっかり6時間以上のドライシングを行った方が良かったのかも知れない。

もしくは、この葉巻は湿度65%程度の、低めの加湿・熟成が適していると言えるようだ。

喫煙開始66分時点で、3回目の灰折を行う。

嫌な苦みや鋭さはないが、ロースト感がさらに増して、より重厚な味になってきた時点で、喫煙を終了することとした。

ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この、”ラ・パリィーナ マデューロ 40 VTG/La Palina Maduro 40”は、深くローストされた重厚な土とカカオ豆とナッツと杉の木の味に、しっかりと感じるたっぷりのペッパー(黒胡椒)、背景に僅かな酸味を含んだコーヒー豆の甘さが味わえる葉巻だと言える。

味としては重厚すぎるところはあるかも知れないが、ニカラグア産コロホ種とクリオロ種のタバコ葉の組み合わせによる旨さが味わえる葉巻だ。

唯一の問題点は、序盤・中盤での引き抵抗(ドロー)が重すぎるところだ。

先ほども述べた通り、私の葉巻管理に問題があった可能性も否定はできないが、適切な管理が行われていたとしても、おそらくは引きが悪い葉巻であったのではないかと考える。

また、この重厚すぎる味は、アメリカ合衆国に在住する人々に好まれる味なのであろうが、私には1本2,050円を出費して、また購入しようと思える葉巻ではなかった。

葉巻としての基本的な味は良いため、重厚な葉巻が好きな方にはお勧めできる葉巻だと思う。

もし私がこの葉巻ブランドの葉巻の中でリピート購入するとしたら、過去に喫煙レビューした、1本2,350円の”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト”を選択するだろう。

今回私にとって初めてとなるリングゲージ40の”ペティランセロ”ビトラであったが、私にはリングゲージ50のロブストビトラが合っているようだ。

この葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点寄りの4.0/5点とした。

参考までに、この、”ラ・パリィーナ マデューロ/La Palina Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~91ポイントという評価を得ており、この”40 VTG (ランセロ)”ビトラに於いては、ランク外となっています。

喫煙時間

喫煙時間:73分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★★★☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー ★★★★☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★★★☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★★☆
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $8.25 (1ドル148円換算にて1,221円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 -
  • 日本国内価格 ¥2,050 (参考日本販売価格倍率1.68倍)

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