クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | クリストフ |
| シリーズ名 | マデューロ (オリジナル) |
| ビトラ | コロナ |
| 葉巻の長さ | 139.7mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (42) |
| ラッパー | ブラジル産 アラピラカ種 マデューロ |
| バインダー | ドミニカ共和国産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 & ニカラグア産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 1,600円 (2023年10月現在) |
この”クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、以前に喫煙レビューした、”クリストフ ハバノ コロナ/Kristoff Habano Corona”のマデューロ版とも言える、”クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona”です。
実際には、ラッパーがブラジル産マデューロに変更されているだけではなく、バインダーもフィラーも内容が異なっているため、同じ系統の葉巻とは言えませんが、私が行きつけの葉巻販売店には、
- クリストフ ハバノ コロナ/Kristoff Habano Corona 1本1,500円
- クリストフ コネチカット コロナ/Kristoff Connecticut Corona 1本1,500円
- クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Maduro Corona 1本1,600円
上記の3タイプのコロナビトラが陳列されていたため、そのような感覚で購入しました。
以前喫煙した、”クリストフ ハバノ コロナ”の喫煙レビューでは、
”深煎りローストされた上質で重厚な杉の木とコーヒー豆とナッツの味に、適度な量のペッパー、背景にカカオ豆80%のダークチョコレートの甘みとレーズンの酸味が味わえる葉巻”
と、私は書き記しています。
それほど印象深い葉巻では無かったと記憶していますが、葉巻独自5段階評価では、4.0/5点を付けているため、私にとって悪い葉巻では無かったのでしょう。
今回新たに、マデューロを試してみようと考えたのは、クリストフはマデューロの葉巻を得意としている葉巻メーカーのようでしたので、マデューロ版は吸っておくべきであろうと考えたからです。
さらに、”ハバノ”葉巻シリーズは、ラッパーとバインダー共にブラジル産でしたので、今度は私が好きなドミニカ共和国産のタバコ葉を多く使用した、この”マデューロ”葉巻シリーズを吸ってみたかったというのもあります。
”クリストフ/Kristoff”という葉巻メーカーは、2004年に”グレン・ケース/Glen Case”が、アメリカ合衆国で起業した葉巻メーカーで、それは大手葉巻メーカーとは対照的な、”ブティック・シガー”と呼ばれる存在であり、比較的少数の葉巻を生産することで、逆に葉巻愛好家やコレクターの興味を惹いているそうです。
グレンは、苦みや辛みが無い、フルボディの葉巻が好きなようであり、その嗜好性は自身が製造・販売する葉巻にも反映されているようです。
葉巻製造は、ドミニカ共和国にある、”チャールズ・フェアモーン工場/Charles Fairmorn factory”に委託され、二重、三重に発酵させたタバコ葉のみを使用して、苦みや辛みが無く、ミディアム~ミディアムフルストレングス(強さ)でフルフレーバー(風味)の葉巻に仕上げることを目指しているとのこと。
さて、このマデューロ葉巻はどのような味がするのか、喫煙するのが楽しみですね!
それでは、”クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ブラジル産マデューロのタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ、”クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona”は、鈍い艶を持ち、凸凹且つザラザラした質感で、本物のマデューロ発酵されたタバコ葉らしい多くの斑がある、マデューロ色(褐色)をした外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、薄茶色を基調とした中に、濃い茶色の文字で、”KRISTOFF”と”MADURO”が描かれていて、シックな仕上がりになっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さ中に適度な弾力があり、十分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。
この葉巻の最も特徴的なところは、葉巻フット側の余ったラッパーが未処理なことと、葉巻ヘッド側がピッグテイル仕上げとなっていることです。
ピッグテイルの良さは、それを捩じって引き抜けば、シガーカッター無しでも喫煙出来ることにありますが、私は失敗しそうなので、いつも通り、シガーカットして喫煙する予定です。
また、ある情報によると、この葉巻は、フィラーリーフをねじって細い巻物にしたものを、数束ねて作る巻き方である、”エントゥバド・バンチング”技法で巻かれているようですので、しっかりとした硬さがあっても、”ドリュー・エステート ヘレーラ・エステリ ハバノ ショートコロナゴルダ/Drew Estate Herrera Esteli Habano Short Corona Gorda”のように、たっぷりの煙を楽しめるかも知れません。
この葉巻は、平均温度28℃湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、49日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する2~3時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”作業を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深くローストした干し草の香りがして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約4分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、深煎りした杉の木とナッツの味からスタート。
直ぐにカカオ豆の味が追加される。
背景にはカカオ豆の甘さや土の甘さがある。
これは旨い!
私があまり得意とはしていないこのマデューロ葉巻に、何故旨いと感じたのか、それは私の好きなドミニカ共和国産のタバコ葉の味がするからだと考える。
バインダーはドミニカ共和国産であり、フィラーにもドミニカ共和国産のタバコ葉が多く使われているようだ。
品種はピロト クバーノ種だろうか?
ドミニカ共和国製の”ラ・ガレラ”と同じ系統の味がする。
喫煙開始14分時点で、杉の木の味は弱まり、カカオ豆と土の味が優勢となる。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、意外にもしっかりと効いたペッパーを確認する。
マデューロ葉巻であるが故に、僅かなコーヒー由来の酸味はご愛嬌と言ったところだが、気にするレベルの量では無い。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。
引き抵抗(ドロー)は多少重めだが、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動はコロナビトラという細めのリングゲージということもあり、この時点まで1度も火入れ修正することなく喫煙できている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰はとても硬く、しっかりとした感触を伴って折ることが出来る。
中盤は、序盤の味をそのまま引き継いでいる。
副流煙の香りは、少しの焦げ感を伴う甘く香ばしい香りがする。
喫煙開始40分時点で、カカオ豆の味がよりローストされたカカオ豆の味になると同時に、ごく僅かな繊細な苦みを感じるようになる。
この繊細な苦みは紅茶由来の苦みと言うのだろうか、この時点ではまだはっきりとしたことが言えない。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から53分以降の終盤は、まず2回目の灰折と同時に、バンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
終盤は、中盤の味を引き継ぐが、全体的にロースト感は強まっている。
しかし、嫌な苦みや鋭さはない。
この時点で、繊細な苦みが効いた紅茶の味を、はっきりと感じた。
苦み成分から紅茶の味を関連付けることが出来たのは、この葉巻が初めてだ。
喫煙開始70分時点で、吸う煙に苦みを感じ始めたため、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”クリストフ マデューロ コロナ/Kristoff Original Maduro Corona”は、ローストされたカカオ豆とナッツと土と杉の木の味に、しっかりと効いたペッパー、繊細な苦みを伴う紅茶の味と、背景にはカカオ豆や土の甘さを味わえる、とても上質なマデューロ葉巻だと言える。
マデューロ葉巻は、”グランデスティノス ラッシュ ベグエロ”を除いて、今まであまり得意とはしていなかったが、この葉巻は私が好きなドミニカ共和国産のタバコ葉を多く使用しようしていることもあり、とても旨い葉巻に感じた。
世界的にはニカラグア産のタバコ葉の味が人気のようだが、私はドミニカ共和国産のタバコ葉が好みなのだと、はっきりと認識することが出来た1本であった。
今回の喫煙で、初めて紅茶の味を体感することが出来たのも収穫であった。
今まで喫煙したマデューロ葉巻としては、最も旨い葉巻の1本だと言える。
葉巻独自5段階評価は、私が好きなドミニカ共和国産のタバコ葉の味を味わえることを鑑みて、4.0/5点とした。
参考までに、この”クリストフ マデューロ/Kristoff Maduro”葉巻ブランドは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~88ポイントという評価を得ており、この、”コロナ”ビトラはランク外となっています。また、”クリストフ/Kristoff”葉巻ブランド全体としては、”クリストフ コロホ リミターダ トルペード/Kristoff Corojo Limitada Torpedo”が、2012年の葉巻トップ25(93ポイント11位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:75分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★★☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★★☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★★★☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★★☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $5.90 (1ドル148円換算にて873円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.50 (1ユーロ160円換算にて880円)
- 日本国内価格 ¥1,600
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/2/18
今回で2本目の”クリストフ マデューロ コロナ”を喫煙する。
平均室温15℃・湿度74%設定の自宅ヒュミドール内で、57日間の加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に7時間程、ドライ・ボックス内で”ドライシング”を行ってから、喫煙を開始する。
前回のドライシング時間は2~3時間程しか行わなかったが、今回は大幅にドライシング時間を延ばすことにした。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分間かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2001年に製作されたダミアン・ルイス主演の全10話からなるアメリカテレビドラマである、”バンド・オブ・ブラザース”を見ながら喫煙する。
このアメリカテレビドラマは、ダミアン・ルイスが初主演したテレビドラマであり、この2年後に映画初出演となる”ドリーム・キャチャー”の主演を任されることになる、ダミアン・ルイスにとっては重要なテレビドラマだ。
さて、葉巻の話に戻るが、序盤は、杉の木とナッツと花(フローラル)の味に、背景にある蜂蜜の甘さからスタートする。
そして直ぐに、土の味も追加される。
前回喫煙したときにあったカカオ豆の味は、今回あまり感じなかった。
今回は、前回の喫煙時全般に存在していた、繊細な苦みや僅かな酸味を殆ど感じることなく、より快適に喫煙することが出来た。
これは間違いなく、ドライシング時間を7時間に延ばしたことが、良い方向に働いていると言えるだろう。
喫煙開始20分時点以降からは、紅茶の味が追加される。
それは繊細な紅茶の苦みとしてではなく、あくまで紅茶の味として追加される。
喫煙開始50分時点で、舌に僅かな苦みを感じだす。
喫煙開始55分時点で、葉巻としての性である苦みが顕著になりだした時点で、喫煙を終了することとした。
ここ最近の私独自の葉巻管理方法である、”しっかり1ヶ月間以上加湿して、喫煙前にしっかり除湿する”という手法は、葉巻の味を向上させることに於いて功を奏しており、冬場の平均室温15℃前後のときは湿度70%~75%、夏場の平均室温25℃前後のときは65%~70%で1ヶ月間以上加湿・熟成し、喫煙前にロブストサイズなら6時間のドライシング、コロナサイズなら4時間のドライシング、トロサイズなら8時間のドライシングが適切であると考えて実行していたが、今回のコロナサイズでも7時間のドライシングが適切である葉巻も存在するのだと知ることが出来た。
但し、この”クリストフ マデューロ コロナ”は、引き抵抗(ドロー)が少し重く、煙を口蓋に引き込みずらいことが、ちょっとした難点だと言える。
この葉巻は、ここ最近よく喫煙している、1本1,060円で購入できる”ラ・オーロラ コロホ 1962 ロブスト”と味に似たところがあり、1本1,600円する今回の葉巻を購入しなくても、”ラ・オーロラ コロホ ロブスト”で十分ではないかと思ったりもした。
日本国内での販売価格では”クリストフ マデューロ コロナ”の方が500円以上高い価格設定となっているが、アメリカ国内やヨーロッパ圏内での販売価格では、逆に”ラ・オーロラ コロホ ロブスト”の方が200円程高い葉巻であることを考えると、それも納得できる。(※クリストフ マデューロ コロナは円換算880円程、ラ・オーロラ コロホ ロブストは円換算1,060円程)
”ラ・オーロラ コロホ ロブスト”は、1本1,060円という諸外国とほぼ同じ価格相場設定で販売されている、花畑のようなとても心地良い香りを味わえる葉巻であるのに対し、花や紅茶の味が味わえるとは言え、日本国内では割高な価格設定がされているこの”クリストフ マデューロ コロナ”の存在は、少し弱いと言えるかも知れない。
しかしながら、この”クリストフ マデューロ コロナ”も、紅茶の味やドミニカ共和国産の良質なタバコ葉の味が味わえる、素晴らしい葉巻であることに間違いはない。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回と変わらない、4.0/5点とした。
それにも関わらず、何故、”ラ・オーロラ コロホ 1962 ロブスト”に、未だ3.5/5点を付けているのかは、私にも謎だ。(^^;)
喫煙時間約55分。


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