オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4

4.0
オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 No.4 (ペティコロナ)/No.4 (Petit Corona)
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オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4

葉巻/シガー情報

ブランド名 オリバ
シリーズ名 セリー V
ビトラ No.4 (ペティコロナ)
葉巻の長さ 130.2mm (5.125インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 16.7mm (42)
ラッパー ニカラグア産 ハバノ2000種 サングロウン
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産 (リジェロ葉含む)
生産国 ニカラグア製
価格 1,870円 (2026年9月現在)

この”オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、”オリバ/Oliva”社が製造・販売する葉巻シリーズの1つである、”オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4”です。

過去に喫煙したオリバ社の葉巻シリーズとしては、”オリバ セリー V メラニオ”、”オリバ セリー V メラニオ マデューロ”、”オリバ セリー O”、”オリバ セリー G”の4種類ですが、主な違いとしてはラッパーに何が使用さているかによって区分出来るようです。

それぞれ順に、エクアドル産スマトラ種、メキシコ産サンアンドレス種、エクアドル産ハバノ2000種、アフリカ産カメルーン種が使われているという違いがありますが、今回喫煙する葉巻には”ニカラグア産ハバノ2000種”が使われており、オリバ社の葉巻としては初めての”ニカラグアン・ピューロ”を吸うことになります。

これまでの私は、”オリバ セリー V メラニオ”こそがオリバ社最高の葉巻と認識していましたが、確かにオリバ社自身と世間一般の認識としてはその通りなのでしょうが、よくよく考えてみると、私があまり得意としていないエクアドル産スマトラ種のラッパーが使用された葉巻よりも、ニカラグア産ハバノ2000種のラッパーで巻かれた葉巻の方が間違いなく私好みの味であると考えられます。

今までに喫煙してきたエクアドル産スマトラ種のラッパーを纏った葉巻で、葉巻独自5段階評価4.5/5点を付けた葉巻は存在せず、高い評価を受けていた”マイファーザー ザ・ジャッジ グランドロブスト”でも4.0/5点止まりでした。

このことに気付くのに時間はかかりましたが、やっと自分好みのオリバ社の葉巻に辿り着けたような気がしています。

しかしながら、実際に吸ってみないとその真偽は分かりませんので、早速吸って確かめてみたいと思います!

参考までに、ニカラグアの最大手タバコ葉栽培企業であり葉巻メーカーでもある”オリバ/Oliva”社の歴史は、1886年にキューバでタバコ葉栽培自事業を始めた”メラニオ・オリバ/Melanio Oliva”から始まり、その4世代目にあたる”ジルベルト・ジュニア・オリバ/Gilberto Jr. Oliva”に至るまでの137年間に及ぶ家族の歴史と言えます。

現在のオリバ社の礎を作り上げた人物と言える、3代目の”ジルベルト・シニア・オリバ/Gilberto Sr. Oliva”(1931-2017)は、キューバ革命後(1959-)からはタバコ葉栽培事業から離れ、タバコ仲介業に転身し、バイヤーとして多くの国を旅するようになり、1969年にはニカラグアでのタバコ葉栽培事業に再び参入することになります。

ニカラグアでタバコ葉栽培事業を10年間続けますが、サンディニスタ革命後(1979-)からニカラグアを離れ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、そしてフィリピンを旅し、最終的に、キューバに匹敵する肥沃な土地をニカラグアに見つけ、1995年にニカラグアに戻り現在の葉巻メーカーとしての”オリバ/Oliva”社が設立されることになります。

それでは、”オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4”(日本での財務省登録名称は”Oliva Serie V #543 No.4”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産 ハバノ2000種のラッパーで巻かれた、”オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4”は、コロラドマデューロ(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面には僅かな艶を持つ滑らかな仕上がりで、とても美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、オリバ伝統の茶色・金色・赤色が使用された中に、ブランド名の”OLIVA”というロゴと”Serie V”の文字が描かれています。

葉巻ボディからは、牛舎系のとても良い香りがします。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていますが、葉巻表層部には僅かな弾力性も備えていて、

この葉巻は、平均室温27℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、60日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する7時間前に、葉巻を湿度52%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、刺激のない麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好の範囲内と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、爽やかさを伴う杉の木とナツメグ等のスパイスの風味でスタートする。

ごく少量の土と革の味もあるだろうが、味は至ってシンプルだ。

シンプルであるが故に、嫌な雑味等も存在していない。

旨い。

これこそ私が考える”ザ・ニカラグア”の味だ。

だからと言って、この葉巻の味がニカラグア産葉巻の中で一番旨いという意味ではなく、あくまで基本的な味としての話だ。

この葉巻では、ニカラグア産ハバノ2000種ラッパーの味をしっかりと感じ取ることが出来る。

個人的には、”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズよりも爽やかさが際立つことがないことから、今回喫煙しているこの葉巻の方が好みだと言える。

喫煙開始12分時点で、少し早いが1回目の灰折りを行う。

灰が曲がってきたので、もしかすると脆い灰だと考えて早めに灰を折ってみたのだが、灰は意外にもしっかりとした感触と共に折ることが出来る。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところか。

燃焼挙動は多少の片燃えを繰り返すが、比較的良好と言える。

着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めだが、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

副流煙の香りには、スパイスの香りが含まれている。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激しない僅かな苦みを含む適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から20分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、爽やかさを伴う杉の木と少量の土と革の味に、ナツメグ等のミックス・スパイスの風味で吸い進む。

この葉巻は味こそシンプルだが、スパイスの風味はとても複雑で、ナツメグを始め、リコリス(甘草)、シナモン、クローブ、カルダモン等の数多くのスパイスの風味が感じ取れる。

この複雑なスパイスの風味こそが、この葉巻が高く評価される理由の一つなのだろう。

喫煙開始31分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは大手葉巻メーカーらしく、簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。

喫煙開始34分時点で、2回目の灰折りを行う。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から40分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、少しのロースト感を感じ始め、喫味は強くなる。

喫煙開始48分時点で、3回目の灰折りを行う。

喫煙開始51分時点で、少しの苦みを舌に感じ始めるが、味の劣化はまだ無い。

喫煙開始73分時点の、多少の苦みを抱えながらも葉巻を指で摘まめなくなる限界まで吸った段階で、喫煙を終了することとした。

オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”オリバ セリー V No.4/Oliva Serie V No.4”は、爽やかさを伴う杉の木と少量の土と革の味に、ナツメグ、リコリス(甘草)、シナモン、クローブ、カルダモン等の複雑なミックス・スパイスの風味が味わえる良質な葉巻だと言える。

過去に喫煙レビューした”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズよりも爽やかさが際立つことが無く、私が好きなニカラグア産ハバノ2000種ラッパーの味も感じ取れることから、個人的には好みに近い味と言えるだろう。

シンプルな味ではあるのだが、複雑なスパイスの風味を主体とした良質な葉巻だと思う。

だがそれは、私が考える”ザ・ニカラグア”と呼べる味ではあるのだが、ニカラグア産葉巻の中にはもっともっと旨い葉巻があるのも事実だ。

私が”旨い”と感じる葉巻には、ウイスキー・モルトや焼き立てのパンやチョコレート(カカオ豆)の風味がある場合が多いが、この葉巻にはその風味が欠けている。

とは言え、シンプルな味も決して悪い訳ではない。

今回喫煙した”オリバ セリー V No.4”は、ニカラグア産葉巻の基準と成り得る葉巻だと私は考える。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。

参考までに、この”オリバ セリー V/Oliva Serie V”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~96ポイントという評価を得ており、この”No.4”ビトラに於いては、90~92ポイントという高評価を得ています。また、この葉巻シリーズの”チャーチルエクストラ”ビトラは、2022年の葉巻トップ25(96ポイント第5位)に入賞、”ランセロ”ビトラは、2019年の葉巻トップ25(94ポイント第6位)に入賞、”ベリコソ”ビトラは、2017年の葉巻トップ25(95ポイント第3位)と2012年の葉巻トップ25(92ポイント第18位)に入賞、”リガエスペシャル・ダブルロブスト”ビトラは、2011年の葉巻トップ25(92ポイント第22位)に入賞、”リガエスペシャル・ベリコソ”ビトラは、2009年の葉巻トップ25(93ポイント第5位)と2008年の葉巻トップ25(92ポイント第12位)に入賞、”トルペード”ビトラは、2007年の葉巻トップ25(93ポイント第4位)に入賞しています。

喫煙時間

喫煙時間:73分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー(苦み含む) ★☆☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★☆☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★★☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★★☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $9.94 (1ドル148円換算にて1,471円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €11.20 (1ユーロ160円換算にて1,792円)
  • 日本国内価格 ¥1,870 (参考日本販売価格倍率1.15倍)

葉巻重量

  • 葉巻購入時重量 8.82g
  • 加湿・熟成後重量 8.81g (葉巻ヘッドカット後重量8.61g)
  • ドライシング後重量 8.53g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.08g (△0.92%)

ギャラリー

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