EGM ロブスト/EGM Robustos
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | EGM (EGM Cigars) |
| シリーズ名 | EGM |
| ビトラ | ロブスト (ロブスト) |
| 葉巻の長さ | 124mm (4.875インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | 産地:ドミニカ共和国産 品種:非公開 |
| バインダー | 産地:ドミニカ共和国産 |
| フィラー | 産地:ドミニカ共和国産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 2,900円 (2026年2月現在) |
この”EGM ロブスト/EGM Robustos”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、スイスにあるキューバ産葉巻輸入販売会社であり、且つ、葉巻メーカーでもある”EGM シガーズ/EGM Cigars”が、ドミニカ共和国内にて製造する自社葉巻ブランドからの1本となる、”EGM ロブスト/EGM Robustos”です。
今回喫煙する葉巻は、前回喫煙レビューした”EGM ティブロン”に引き続き、EGMシガー日本正規代理店の方から頂いた葉巻サンプルの喫煙レビューとなります。
今回、葉巻喫煙レビュー用に頂いた葉巻は下記の通りです。
- EGM ティブロン 102mm 2,500円/1本
- EGM ロブスト 124mm 2,900円/1本
- EGM エクスード 144mm 3,900円/1本
上記以外にも、日本未発売の”EGM シガリトス 19.99 CHF/6本”と、”ティブロン”と”ロブスト”に於いては2本づつ頂きましたので、その2本は私が考案した”自家製発酵器熟成”に仕掛けたものを追記レビューする予定です。
”EGM シガーズ”の情報に関しましては、”EGM ティブロン”の葉巻レビュー記事プロローブ欄に記載しておりますので、そちらをお読み頂ければと思います。
前回喫煙レビューした”EGM ティブロン”は、”ごく僅かな爽やかさを伴う杉の木とナッツと少量の土と革の味に、鼻腔を刺激することの無い少量のペッパー(白胡椒)、背景に僅かなコーンフレーク(シリアル)の風味とミネラル成分(鉱物)のヒントがある葉巻”であると、私は総評で纏めています。
特に印象的であったのは、ミネラル成分(鉱物)のヒントがある葉巻であったことですが、今回喫煙する”ロブスト”ビトラも同じ葉巻シリーズであることから同様の喫味であることが予想出来ますが、リングゲージが52→50と細くなっていることと、全長が22mm長くなっていることから、味に多少の違いが出ることも考えれます。
今回喫煙する葉巻は、全てドミニカ共和国産のタバコ葉で巻かれた”ドミニカン・ピューロ”であり、1995年以前では栽培が難しいと言われていたドミニカ共和国産ラッパーが使用されていることを特徴としています。
使われているラッパーの品種は”非公開”とされているため、喫煙することで品種を推測してみましたが、前回喫煙した”EGM ティブロン”を吸っただけでは、どの品種のタバコ葉が使用されているのかは全く分からず仕舞いでした。
しかしながら、今回のリングゲージが小さい”ロブスト”ビトラは、ラッパーの味が割合的に強くなることが考えられるため、少しは答えに近づくことが出来るのではないかと思っています。
ドミニカ共和国でラッパーを生産することは難しいと言われていたその昔、最初にそれを実現したのは”アルトゥーロ・フエンテ”社(フエンテ・フエンテ・オーパスX 1995年~)であり、その後を追うように”ラ・オーロラ”社(100 アニョス)や”ダビドフ”社(ヤマサ)などの葉巻メーカーが成功させていますが、今現在では他のタバコ葉農園でもドミニカ共和国産ラッパーが栽培されているようです。
ですが、上記のどのドミニカン・ピューロも、ラッパーはコロラド色(茶色)~マデューロ(褐色)をしており、今回喫煙する”EGM シガー”以外にクラロ色(薄茶色)をしたドミニカン・ピューロは存在していません。
クラロ色をしているということは、日陰栽培された”シェード・グロウン”ラッパーであることを意味していますが、フエンテ・フエンテ・オーパスXのラッパーもシェード・グロウンですが、乾燥・発酵・熟成の工程段階で茶褐色になっていることを鑑みると、ラッパーとして必要不可欠な柔軟性や風味等を得るためには製造工程で色づかせる必要があったのではないかと考えます。
ドミニカ共和国産ラッパーの多くは、その昔、キューバ産葉巻のラッパーに使用されていたコロホ’99種であるようですが、EGM シガーのラッパーは見た目や味から推察する限りは、コロホ’99種が使われているように思えませんし、ドミニカ共和国内でコネチカット種シェードラッパーの栽培が成功したという情報もありません。
他に考えられるのは、タバコ葉を供給している大手タバコ葉仲買業者の”ホセ・メンデス”社は、アルタディスUSA用のハイブリッド種のタバコ葉を開発することに余念がなく、例えばドミニカ共和国産の”ピロティコ/Pilotico”種や、インドネシア産のコネチカット種とベスキ種の交配種である”TBN”種等の権利を持っていることから、もしかするとコネチカット種とドミニカ共和国原産の”ピロト・クバーノ”種や”オロール”種等を交配させたシェードラッパーの開発に成功したのかも知れません。
アルタディスUSAに供給するためのタバコ葉を内緒でEGM シガーに試用しているから、ラッパー品種は”非公開”とせざるを得なかったのではないか…なんてね!(^^;)
妄想に近い憶測による記述はここまでにして、早速この葉巻の喫煙を楽しむことにしましょう!
それでは、”EGM ロブスト/EGM Robustos”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
産地と品種は非公開のラッパーで巻かれた、”EGM ロブスト/EGM Robustos”は、コロラドクラロ色(薄茶色)をしていて、葉巻表面は少しの艶を持つ滑らかな仕上がりで、とても美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、葉巻フット側のサブバンドロールは白色と紺色が使用された中に”TIBURON”というビトラ名が記載され、メインバンドロールは、白色と紺色が使用された中に、ホログラム風の”EGM”というロゴが描かれています。
葉巻ボディからは、葉巻をヒュミドールで熟成させることで、牛舎系のとても良い香りがしてきました。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部には僅かな弾力性を備えてつつ、しっかりと巻かれていることが分かります。
この葉巻は、平均室温18℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて、40日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する6時間前に、葉巻を湿度47%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストされた濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、香ばしいナッツとごく少量の土と革の味が追加される。
背景には、小麦粉(穀物)とごく僅かなミネラル成分(鉱物)の風味がある。
良い喫味だ!
前回喫煙した”EGM ティブロン”と比べると、ミネラル成分は弱めに最適化されていることから、吸い心地はとても良い。
副流煙の香りには、コーンフレーク(シリアル)の香ばしい香りがある。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)もマイルド~ミディアムと言ったところだろう。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ごく僅かな苦みを含む鼻腔を刺激することの無い適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めだが、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始27分時点では、葉巻を灰皿に置いた衝撃で、不意に灰を折ってしまった。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、爽やかさを伴う上質な杉の木とナッツとごく少量の土と革の味に、背景にあるごく僅かなミネラル成分(鉱物由来)、副流煙から立ち込める香ばしいコーンフレーク(穀物由来)の香りで吸い進む。
とても心地良い喫味だ。
前回喫煙した”EGM ティブロン”と比べると、今回喫煙している”EGM ロブスト”の方が私好みの味と言えるだろう。
EGMシガーは多くの葉巻シリーズを展開する予定がないためか、クラシックシリーズとなる今回の葉巻シリーズではビトラ毎にタバコ葉の配合割合を変えて、味のバリエーションを増やしているように思える。
若しくは、”ロブスト”ビトラはドミニカ共和国産やニカラグア産等の新世界葉巻では基本となるサイズであるため、葉巻を巻くバンチャーやローラー達も巻くことに慣れていることから、安定した味に仕上ることが出来るのかも知れない。
喫煙開始40分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
続いて、喫煙開始54分時点で、メインバンドロール(シガーリング)を剥がす。
メインバンドロールはとても簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始58分時点では、またしても葉巻を灰皿に置いた衝撃で、不意に葉巻を折ってしまった。
灰は少し脆いのかも知れない。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、新たに浅くローストされたごく僅かなコーヒー豆(ローストされたナッツ?)の味が追加される。
EGMシガーはマイルドな喫味の葉巻だが、マイルドな葉巻の代表格であるコネチカット種シェードラッパーを纏った葉巻とは異なり、そのクリーミーさ一点張りの味に飽き飽きしている葉巻愛好家に、ぜひ試してもらいたい葉巻と言えるだろう。
喫煙開始81分時点で、実質3回目の灰折を行う。
喫煙開始91分時点の、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階の、少しの苦みと味の劣化を確認したところで喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”EGM ロブスト/EGM Robustos”は、爽やかさを伴う上質な杉の木とナッツとごく少量の土と革の味に、ごく僅かな苦みを含む鼻腔を刺激することの無い適量のペッパー(白胡椒)、背景にあるごく僅かなミネラル成分(鉱物由来)に加えて、副流煙から立ち込める香ばしいコーンフレーク(穀物由来)の香りが楽しめる葉巻だと言えるだろう。
前回喫煙した”EGM ティブロン”と比べると、基本的な味は変わらないものの、鉛由来の味に感じることの無いミネラル成分(鉱物由来)と、副流煙から香る香ばしいコーンフレーク(穀物由来)の香りを特徴とした葉巻に仕上がっている。
複雑な味では無いが、吸い心地の良さを重視した葉巻であり、特にヨーロッパ圏や日本の葉巻愛好家たちに好まれる葉巻となるだろう。
先にも述べたが、マイルド系葉巻の代表格であるコネチカット種シェードラッパーを纏ったクリーミーな味では無い、新たなマイルド系葉巻を求めている諸氏に、是非、試してもらいたい葉巻だと考える。
この葉巻には希少なドミニカ共和国産ラッパーが使用されているが、その詳細が不明なため、今回もその品種を探るべく注意して喫煙してみたが、答えを導き出すまでには至らなかった。
また妄想に近い憶測となってしまうが、ドミニカ共和国産でも実用に耐えるラッパーの新種として、コネチカット種とコロホ種を交配させたハイブリッド種シェードラッパーが使用されているのではないかと、勝手に思い込むことにした。
時が来れば、何れは明らかになるだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、複雑な味が楽しめる葉巻では無いものの、他にはない吸い心地の良さが楽しめる葉巻であることを鑑みて、4.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
喫煙時間
喫煙時間:92分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 13.99 CHF (1スイスフラン198円換算にて2,770円)
- 日本国内価格 ¥2,900 (参考日本販売価格倍率1.05倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 12.22g
- 加湿・熟成後重量 11.98g (葉巻ヘッドカット後重量11.78g)
- ドライシング後重量 11.71g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.59%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2026/2/21
今回が2本目となる、”EGM ロブスト”(自家製発酵器熟成)を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、52日間自家製発酵器内で熟成させた後、平均室温19℃・湿度66%の自宅ヒュミドールにて7日間加湿・熟成させたものを吸う。(計59日間)
喫煙前に5時間ほど、湿度46%のシリカゲルが入ったドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.40%というこの冬の時期としては適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分半かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2023年にNetflixで配信されたアメリカ合衆国の映画である、”ペイン・ハスラーズ/Pain Hustlers”を見ながら喫煙する。
この映画には”エミリー・ブラント”、”クリス・エヴァンス”、”アンディ・ガルシア”等の有名俳優が出演しており、実際に起きた製薬会社の不法事件を元にしたフィクションだ。
内容はそれほど悪いものではないし、役者の演技も悪くはないが、どこか深みに欠けている。
きっとそれは、2000年に製作されたアメリカ映画の”エリン・ブロコビッチ”と比較してしまうところがあるからだろうか。
片や名作、でもこれはネット映画であることを忘れてしまってはいけない。
ま、そんな話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたいと思う。
序盤は、僅かな爽やかさを伴う杉の木と小麦粉の味からスタートする。
何かが違う。
前回喫煙したときに感じた心地良いミネラル成分(鉱物由来)の風味が、完全に消え失せてしまっている。
なにより、小麦粉の風味、否、今回は小麦粉の味が強く、葉巻が完全に燃焼しきっていないような味になっている。
だが、喫煙時間20分以降からは、小麦粉の味も落ち着きを見せ始め、葉巻がしっかりと燃焼していると感じることが出来る味となる。
喫煙時間30分以降からは、ごく僅かなカカオ豆とクリームとリコリス(甘草)の味が追加される。
悪くはない味だが、最初に喫煙した自家製発酵器熟成されていない葉巻の方が断然良い味だった。
兎にも角にも、小麦粉の風味が味の邪魔をしているようだ。
自家製発酵器熟成が悪かった訳ではなく、この葉巻コピーは引き抵抗(ドロー)が少し悪く、吸っても吸っても空気ばかりが口蓋に入るだけで、多くの煙を引き込むことが出来なかったことが原因のようだ。
これはこの葉巻コピーだけの問題と言って良いだろう。
葉巻というのは、稀にこのようなことがあるのが、玉に瑕だ。
しかしながら、特段、大きな問題も無く、最後まで喫煙することは出来た。
最近喫煙した自家製発酵器熟成された”EGM ティブロン”の味が素晴らしかっただけに、少し残念に思う。
今回の自家製発酵器熟成された葉巻の葉巻独自5段階評価は、この葉巻コピーだけに限るが、前回の4.5/5点寄りの4.0/5点から、4.0/5点そのものとすることとした。
喫煙時間80分。


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