ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro

3.5
ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 トロ/toro
この記事は約9分で読めます。

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro

葉巻/シガー情報

ブランド名 ブリックハウス
シリーズ名 マデューロ
ビトラ トロ
葉巻の長さ 152.4mm (6インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 20.6mm (52)
ラッパー ブラジル産 アラピラカ種 (ニカラグア産ハバナスビド? エクアドル産?) マデューロ
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア
価格 1,200円 (2024年1月現在) → 1,300円 (2025年6月~)

この”ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、1895年に創業したアメリカ最古の葉巻メーカー”J.C.ニューマン/J.C.Newman”葉巻ブランドからの1本である、”ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro”です。

この”マデューロ”葉巻シリーズは、過去に”ブリックハウス ロブスト マデューロ”の喫煙レビューをしていますが、2023年9月より”トロ”ビトラと”マイティマイティ”ビトラが日本国に正規輸入されるようになったため、”マデューロ”葉巻シリーズの味をもう一度確かめる意味合いで、この”トロ”ビトラを購入してみることにしました。

過去に喫煙した”ロブスト”ビトラのレビュー内容としては、”軽くローストした杉の木と革とナッツの味に、少量のペッパーと、土とコーヒーとカカオ豆の味からくる少量のダークチョコレートの甘さを味わえる葉巻”と記載しています。

味に関しては、マデューロ葉巻でありながら、意外にもマイルドで吸いやすい葉巻だという印象がありますが、この葉巻の一番の魅力は、”トロ”サイズの葉巻が1本1,200円で購入できることにあると考えています。

つまりは、コストパフォーマンスの良さに惹かれて、この葉巻を購入しました。

過去に喫煙レビューした”ロブスト”ビトラは、2週間しか加湿・熟成していませんでしたが、今回喫煙する”トロ”ビトラは約2ヶ月間加湿・熟成していますので、どのように味が変化しているのか、レビューするのがとても楽しみです。

ちなみに、”J.C.ニューマン/J.C.Newman”葉巻ブランドの創業者である、ハンガリー移民の葉巻職人であった”ジュリアス・シーザー・ニューマン”は、1895年にオハイオ州クリーブランドの実家の裏納屋で葉巻製造業を開始し、その後事業を拡大しました。

後に経営に加わった2人の息子である”スタンフォード・ニューマン”と、”ミラード・ニューマン”は、高品質のプレミアム葉巻を作るため、当時、”クリア・ハバナ葉巻(Clear Havana Cigars)”と呼ばれた、キューバ産タバコ葉のみで作る葉巻の製造が活発なフロリダ州イーバーシティに本拠地を移して現在に至ります。

そのJ.C.ニューマンの葉巻ブランドの1つである”ブリックハウス/Brick House”は、1937年に創業者のジュリアス・シーザー・ニューマンによって立ち上げられたブランドであり、当初はキューバ産タバコ葉のみで作られていましたが、2009年に3代目オーナーである”エリック・ニューマン”と”ボビー・ニューマン”が、ニカラグア産タバコ葉を使用して、このブランドを復活させています。

それでは”ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ブラジル産アラピラカ種(?)のラッパーで巻かれた”ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro”は、マデューロ色(茶褐色)をしていて、僅かに黒光りしています。

葉巻表面には僅かに艶はありますが、少々ザラザラした仕上がりとなっています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、赤色と金色と黒色とクリーム色を使用していて、リーズナブル系葉巻にしては、意外と豪華な作りとなっています。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがありながらも、葉巻表層部は弾力を備えていて、着火後の引き抵抗(ドロー)も良さそうに思います。

葉巻ボディからは、他のコロホ種やハバノ種やサンアンドレス種のラッパーとは何か違う、焦がした革を思わせるような、香ばしい香りがします。

葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、中々美しい外観をしています。

この葉巻は、平均気温15℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、57日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する6時間程前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深煎りした干し草の味がして、引き抵抗はごく僅かに重めですが、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、ローストした杉の木と革とナッツの複合された味からスタート。

背景には、燻されたレーズンのような甘さがある。

副流煙には、ローストした革の香りを伴う、甘く香ばしい香りが含まれている。

悪くない。

レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、たっぷりのペッパーがあることを確認する。

喫煙開始12分時点で、土の味が追加される。

久しぶりに1本1,000円前後のリーズナブル系葉巻を喫煙したが、この葉巻はシンプルな味ながら、嫌みが無いところが良い。

燃焼挙動は良くはなく、不均一な片燃えを繰り返しながら燃焼する。

しかし、それよりもっと大きな問題は、僅かな時間(1分間くらい)レストするだけで、失火しそうになってしまうことだ。

そのため、煙を強く吸い込んで、火を強く燃やし続ける必要がある。

喫煙開始19分時点で、ついに失火してしまったため、1回目の灰折を行ってから、再着火を試みる。

灰は軽いがしっかりとしていて、小気味良く折ることが出来る。

葉巻フットの先端を見ると、”トンネル”と呼ばれる、中心部が窪んだ状態になっていた。

この葉巻コピーだけの問題だと思うが、私の葉巻喫煙経験では珍しい現象だ。

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤での失火もあり、喫煙のリズムを崩してしまったが、味としては序盤の味を引き継ぎ、ローストした革と杉の木とナッツと、背景に燻したレーズンのような甘さが味わえる。

燃焼挙動の悪さは中盤も続き、少しのレストで失火しそうになることが気になって、頻繁に煙を吸い続けなければならない。

着火後の引き抵抗(ドロー)は軽めで、何度もパフらなければ、多くの煙を口蓋に引き込むことが出来ない。

喫煙時間35分時点で、2回目の灰折を行う。

葉巻フットの先端を見ると、”ドンネル”燃焼の問題は改善されていた。

この時点でも、嫌な苦みや鋭さはなく、味に関しては問題点も少ない葉巻だと言える。

喫煙開始43分時点で、やっと燃焼が安定してくる。

軽い吸い込み力でも、多くの煙を口蓋に引き込むことが出来るようになる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から55分以降の終盤は、まずサブバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。

終盤での味は、序盤・中盤を引き継ぐが、他の葉巻ではあまり感じたことのない、”渋み”のようなものが追加される。

喫煙開始64分時点で、うっかり灰をデスクに自然落下させてしまった。

喫煙開始70分時点でも、嫌な苦みや鋭さはないが、序盤・中盤での着火作業と頻繁な煙の吸い込み作業に、精魂尽きてしまったので、この辺で喫煙を終了することとした。

ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ブリックハウス トロ マデューロ/Brick House Toro Maduro”は、ローストした革と杉の木とナッツと土の味に、しっかりと効いたペッパー、背景に燻されたレーズンのような甘さがあり、独特の革を焦がしたような風味が特徴の葉巻だと言える。

この葉巻コピーの、序盤・中盤に起こった燃焼挙動の問題さえなければ、トロビトラで1本1,200円というリーズナブルな価格で購入できるこの葉巻の評価は高かったかも知れないが、単純で独特な味であるため、喫煙早々に吸い飽きてしまう可能性もあるだろう。

今回はまともに喫煙レビュー出来る状況ではなかったが、今後、私が”ブリックハウスマデューロ”葉巻シリーズをリピート購入することはなさそうだ。

この葉巻の比較対象として、大きさと価格が類似している葉巻である、”ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ チャーチル マデューロ”が挙げられるが、こちらの葉巻の方が私好みの味と言えるだろう。

最近、生意気にも、少々高価な葉巻の喫煙レビューが続いたため、旨い葉巻の味が頭から離れないが、1本1500円以下のリーズナブル系葉巻の中でも十分旨いと思える葉巻を、今後も探し続けていきたいと考えている。

今回の葉巻独自5段階評価は、”ロブスト”ビトラと同じ、3.5/5点が妥当だと考える。

参考までに、この”ブリックハウス マデューロ/Brick House Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~91ポイントという評価を得ており、この”トロ”ビトラは、91ポイントの評価を得ています。また、”ブリックハウス/Brick House”葉巻ブランド全体としては、84ポイント~93ポイントという評価を得ており、”ブリックハウス チャーチル/Brick House Churchill”は、2022年の葉巻トップ25(92ポイント18位)、”ブリックハウス コロナラルガ/Brick House Corona Larga”は、2016年の葉巻トップ25(93ポイント17位)に輝いています。

喫煙時間

喫煙時間:73分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー ★★☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★★★☆
土(素朴さ) ★★★☆☆
草(ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $7.95 (1ドル148円換算にて1,177円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €6.80 (1ユーロ160円換算にて1,088円)
  • 日本国内価格 ¥1,200時点 (参考日本販売価格倍率1.06倍)

ギャラリー

コメント