A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto

3.5
A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ショートロブスト/Short Robusto
この記事は約10分で読めます。

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 A.J. フェルナンデス
シリーズ名 ブレンド 15
ビトラ ショートロブスト
葉巻の長さ 88.9mm (3.5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 19.8mm (50)
ラッパー ニカラグア産
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア製
価格 1,050円 (2024年4月現在)

この”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、高級葉巻ブランドである、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”葉巻ブランド初の格安系バンドル葉巻である、”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto(財務省登録名称は”AJF ブレンド 15 ショートロブスト”)”です。

この葉巻は、過去にこの葉巻シリーズの別ビトラとなる”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 トロ”を喫煙レビューしていますが、格安系バンドル葉巻でありながら、軽くローストした杉の木と革とナッツと土とコーヒーとトースト(パン)の味に、適度なペッパー、背景に糖蜜や杉の木の樹液の甘さが味わえる、1本1,200円の葉巻としてはなかなか上質と言える葉巻でしたが、その後、1本1,450円に値上がりしたため、その存在をすっかり忘れていましたが、1本1,050円で購入できる”ショートロブスト”ビトラを葉巻販売店で見つけたため、再び購入してみることにしました。

元々、この葉巻に興味を持ったのは、A.J. フェルナンデスが製造を請け負っている、格安系バンドル葉巻である、”レポサド 96 エステートブレンド コネチカット トロ/Reposado 96 Estate Blend Connecticut Toro”を喫煙したのですが、あまり良い評価が出来なかったことから、今度はA.J.フェルナンデス自社で開発した葉巻を試してみたいと思ったことが始まりです。

この、”A.J. フェルナンデス ブレンド 15”は、2020年からヨーロッパ圏にて販売を開始した、まだ新しい葉巻であり、高級葉巻ブランドであるA.J. フェルナンデスが初めて作る格安系バンドル葉巻です。

今回は、しっかりと加湿・熟成して、喫煙前にドライシングも行ってからの喫煙となりますので、前回とは違う味を感じることが出来るかも知れません。

それでは”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ、”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto”は、僅かに艶があるコロラド色(少し濃い茶色)をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色を基調とした中に、白色の文字で”BLEND 15”と描かれており、周りには金色の縁取りもされていて、バンドル葉巻にしては意外と豪華な作りです。

葉巻を指で摘まんでみると、購入当初はしっかりとした硬さの中に柔らかさも備えており、A.J.フェルナンデス独特の感触がありましたが、加湿・熟成後には全体的にかなり硬い仕上がりとなっています。

葉巻ボディ表面は、バンドル葉巻でありながら、特に太めの葉脈等も見当たらず、中々の美しさを感じます。

この葉巻は、平均室内温度20℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、46日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、少しの鋭さを伴う杉の木の味からスタートする。

味としては上質なのだが、A.J.の葉巻としてはかなりのキツさがあり、少し面食らう。

それもそのはずで、この葉巻は格安系バンドル葉巻だと言うことを思い出す。

レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、刺激を伴うたっぷりのペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。

喫煙開始9分時点で、ナッツと革の味が追加される。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったことろだが、喫味はかなり強めだ。

副流煙の香りには、軽い香ばしさが含まれるが、甘さはない。

喫煙開始17分時点で、コーヒー豆と土の味が追加され、軽い苦みを伴うようになる。

燃焼挙動はそれほど良くはなく、多少の片燃えを抱えながら燃え進むため、火入れ修正を繰り返すことになる。

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から20分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。

灰はなんとか形を保ってはいるが、軽い力で簡単に折れてしまうほど、もろい。

中盤の味は、強い喫味に慣れてきたせいか、序盤に発生した軽い苦みも増えることなく、なんとか吸続けられる。

喫煙開始30分時点で、大きなバンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは他のA.J.の葉巻ほど綺麗には剥がせないし、裏面にはA.J.フェルナンデスの直筆風サインも入っていない。

”これは格安系バンドル葉巻だから…。”と、A.J.に念を押されているような気がする。

おそらく、自社農園で栽培されたタバコ葉は、殆ど使用されていないのだろう。

いっそのこと、他のA.J.主力ラインで製造されたときに出た端材(ショートフィラー)で作ってくれたほうが、余程旨い葉巻になったのではないかと思う。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、苦みが出始め、序盤・中盤に感じていた味も、その苦みに打ち消されるようになる。

もしかすると、この”ブレンド15”葉巻シリーズは、A.J.が下請け製造している”レポサド96エステートブレンド”と同じ製造ラインで巻かれているのではないだろうか?

そう考えるほうが、理にかなっている。

自然に失火した時点で、再着火する必要もないと考え、喫煙を終了することとした。

A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト/A.J. Fernandez Blend 15 Short Robusto”は、少しの鋭さを伴う杉の木とナッツと革と僅かなコーヒー豆と土の味に、刺激を伴うペッパー(白黒混合の胡椒)、全般を通して軽い苦みを伴う葉巻だと言える。

決してA.J.フェルナンデス製の葉巻を吸っているとは思わない方が良いだろう。

過去に”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 トロ”を喫煙したときには、ここまでの鋭さを伴う印象は無かったのだが、苦みが早々に現れるところは同じだと言える。

この葉巻を購入するぐらいなら、1本1,200円のショートフィラー葉巻である、”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル”を断然お勧めする。

ショートフィラー葉巻はプレミアム・シガーとは呼べないのかも知れないが、正規葉巻製造ラインで出たフィラーの端材(ショートフィラー)で出来ているため、味そのものは決して悪くはないからだ。

今現在、私のヒュミドール内には同じようなショートフィラー葉巻で1本1,100円の”マイファーザー タバコバエス ロブスト”も転がっているため、それを喫煙することで高級葉巻メーカーが作るショートフィラー葉巻の実力を知ることが出来るだろう。

さらには、A.J.フェルナンデスが下請け製造している”レポサド 96 エステートブレンド コロラド トロ”もヒュミドール内に入っているため、今回喫煙レビューしたこの葉巻との比較も出来ることだろう。

この葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.0/5点寄りの2.5/5点とした。

※この記事と併せて、1本1,600円の”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス”、及び1本1,650円の”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ コルティカス”も是非ご一読下さい。

喫煙時間

喫煙時間:50分

味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー ★★☆☆☆
トースト(パン・小麦粉) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★★☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ等) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★★☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 -
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €4.30 (1ユーロ160円換算にて688円)
  • 日本国内価格 ¥1,050 (参考日本販売価格倍率1.53倍)

葉巻重量

  • 加湿・熟成後重量 8.43g
  • ドライシング後重量 8.40g
  • 減少重量 (減少割合) 0.03g (0.35%)

ギャラリー

追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/7/27

今回で2本目となる、”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト”を喫煙する。

今回喫煙する葉巻は、”自家製発酵器内密封熟成”方法で35日間葉巻を熟成させ、その後、平均室温29℃・湿度68%の自宅ヒュミドール内にて7日間加湿・熟成させている。(計42日間熟成)

喫煙前に8時間ほど、湿度54%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。

ドライシング前に8.55g(カット後)あった葉巻重量は、ドライシング後には8.50gになっており、全体の0.58%という適切な葉巻内包湿度が減少したことを確認してから喫煙を開始する。

着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。

昨日に引き続き、自宅リビングソファーにて、2017年から放送が開始されたアメリカの医療ドラマである”グッド・ドクター 名医の条件/The Good Doctor”のファイナル・シーズン(シーズン7)を見ながら喫煙する。

このシーズン7には、”ケイラ・クローマー/Kayla Cromer”という若い女優が自閉症の医学生研修医役で出演しているのだが、実は本人自身が自閉症スペクトラムであることを後に知った。

謂わば、本物が本物を演じている訳だ。

主演の”フレディ・ハイモア”は役として自閉症を演じているだけなのだが、本物と見比べても決して見劣りしないことに、驚いた。

2人とも本物の自閉症に見える。

それほどフレディ・ハイモアの演技は、素晴らしいということなのだろう。

しかしながら、このドラマが終わった後、フレディ・ハイモアは役の獲得に苦労しそうなのが心配でならないのは私だけだろうか?

脚本も監督も出来るため、きっと製作をメインに役者としても活動していくのかも知れない。

映画俳優のことはそのくらいにして、早速、葉巻レビューに入りたいと思う。

序盤は、少しの酸味を伴うローストした杉の木と少量のナッツと革の味でスタートする。

煙には、”鋭さ”と感じるまでには至らない”キツさ”を少し感じるが、全体的には悪くない喫味だ。

直ぐに、少量のリコリス(甘草)やクローブ等のペッパーの風味があることを確認する。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みを伴う鼻腔を刺激するしっかりと効いた強いペッパー(白胡椒)がある。

喫煙序盤終わり頃には、ペッパー・スパイスをたっぷり振り掛けてローストした”ロースト・ハム”の味があることを確認する。

この喫味は、過去に喫煙レビューした”ベントレー・グリーン”葉巻シリーズでも感じた味だ。

今回喫煙している自家製発酵器熟成された葉巻の味は、過去に喫煙したこの葉巻の味では無いと言って良いだろう。

完全に別の葉巻に変貌している。

勿論、良い方向にだ。

以前に喫煙したこの葉巻もドライシングは行っているが、A.J.のこの葉巻に対して2.5/5点を付けるほど酷評していたのが信じられないくらいだ。

苦みとは無縁の葉巻となっており、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙することが出来た。

今まで喫煙してきた格安系葉巻に対して、まだまだ多くの誤った評価をしている葉巻があるようなので、今後も”自家製発酵器熟成”を行った上で再評価を行っていきたいと考えている。

葉巻を旨くするも不味くするも、自分次第だということなのだろう。

今回の”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回の3.0/5点寄りの2.5/5点から、3.0/5点寄りの3.5/5点に昇格させるに相応しい葉巻だと判断した。

喫煙時間55分。

コメント