ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ロッキーパテル |
| シリーズ名 | デケイド |
| ビトラ | ペティベリコソ |
| 葉巻の長さ | 114mm (4.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | エクアドル産 スマトラ種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ホンジュラス製 (エル・パライソ工場) |
| 価格 |
この”ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ロッキーパテルのタビクサ工場で製造された葉巻ではなく、プラセンシアのエル・パライソ工場で製造されたロッキーパテルの葉巻である、”ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso”です。
過去に喫煙した、”ロッキーパテル エッジ スマトラ トロ/Rocky Patel The Edge Sumatra Toro”と”ロッキーパテル ヴィンテージ 2003 ロブスト/Rocky Patel Vintage 2003 Cameroon Robusto”2つの記事にて検証したように、私が嫌いなロッキーパテルの葉巻であっても、ホンジュラスにあるプラセンシアのエル・パライソ工場製の葉巻であれば問題なく吸えることが分かったため、今回はこの葉巻を選択してみました。
ロッキーパテルの葉巻は、日本国内に於いては、とてもリーズナブルな価格設定がされており、下記の”世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)”を見てもお分かり頂けるように、この葉巻シリーズのロブストビトラ例ではありますが、アメリカ国内やヨーロッパ圏内の価格相場よりも、安い価格で購入することが出来るのです。
おそらくは、ロッキーパテルの世界販売戦略の一環として、日本のような葉巻後進国には利益を削ってでも、まずは広く普及させて、その国での他社製葉巻を一掃しようとしているのだと考えます。
ロッキーの理想としては、”葉巻には詳しくないけど、ロッキーパテルなら知ってるよ!”と、日本人に言わしめたいのでしょう。
しかしながら、日本では未だ、”葉巻と言えば、キューバ産!”という認識が強いため、その戦略は完全に成功したとは言えませんが、葉巻大国アメリカよりも安い価格で流通させるとは、流石、葉巻界のマーケティング王であるロッキーパテルです。
きっと、ダン・ケネディの信奉者か、個人的な付き合いがあるのでしょう。 (^.^)
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、実は私が葉巻趣味を始めたばかりの頃に初めて吸った、1本1,500円を超える葉巻シリーズとなります。
それは、今回喫煙する葉巻の別ビトラとなる、”ロブスト”ビトラでしたが、その時の私のメモには、”序盤はローストした革の味からスタートし、しっかりと効いたペッパー、ローストしたナッツとコーヒー豆の味に僅かな塩分、背景にはほろ苦さが伴う甘みとフルーティな酸味を味わえる、総評としてほろ苦さ主体のフルボディの葉巻”だと記載されていました。
どうやらこの葉巻は、私にとって苦い葉巻だったようです。(^^;)
しかし、その当時の私は、葉巻の加湿・熟成方法も知りませんでしたし、その期間も6日間しか行っていなかったことなどを考えると、今回の喫煙レビューでは、全く違う味を感じる可能性もあります。
この”ペティベリコソ”ビトラは、2008年の”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、葉巻トップ25(92ポイント第15位)に輝いた”トルペード”ビトラの縮小版であり、リングゲージ52はそのままに、ただ長さを短くしただけの葉巻となるため、少し期待して喫煙してみることにしましょう!
それでは、”ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産スマトラ種のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ、”ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso”は、ごく僅かな艶を持つ、サラッとした表面仕上げで、目立った葉脈等も見当たらないコロラドマデューロ(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をした葉巻です。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、葉巻フット側の1本にはクリーム色の下地に葉巻シリーズ名である、”DECADE 10th Anniversary”と書かれ、葉巻ヘッド側の1本には同じくクリーム色の下地にロッキーパテルのロゴが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがある中にも、表層部にはごく僅かな弾力を備えており、十分な量のタバコ葉が使われていながら、適切な引き抵抗(ドロー)を期待できそうです。
葉巻を持って香りを嗅いでみると、程々に強い芳香性があり、甘くスパイシーで香ばしい香りがします。
この葉巻は、平均室内温度17℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、56日間の加湿・熟成を行っています。
喫煙を始める9時間程前から、葉巻をドライボックスに移して、”ドライ・ボクシング”を行ってから喫煙を開始しました。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、チョコレートの風味を伴うわらや干し草の味がして、引き抵抗はごく僅かに重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、重厚な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、ごく僅かな酸味を帯びた革の味が追加される。
背景にはダークチェリーを思わせる甘酸っぱさと、ごく僅かな小麦粉の風味がある。
意外と旨い。
燃焼挙動はあまり良いとは言えず、着火直後から片燃えしたまま燃焼が続いていくため、頻繁な火入れ修正を余儀なくされる。
着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、多少重めだがたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始12分時点で、カカオ豆と土の味が追加され、味が安定し始める。
副流煙の香りには、小麦粉の風味を伴う甘く香ばしい香りがある。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)は、ミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、僅かな苦みを伴うたっぷりのペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰はしっかりとした感触と共に折れる。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぐが、ダークチェリーの甘酸っぱさが落ち着きを見せ始め、革と土の味を主体に、軽い杉の木とカカオ豆の味、そして軽い小麦粉の風味を味わうことが出来る。
味が纏まり始めたことで、喫味もスムースになる。
喫煙開始33分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは綺麗に、且つ、簡単に剥がすことが出来る。
この時点での副流煙の香りは、完全に甘く香ばしい心地良い香りとなる。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は、背景にある甘さが、ダークチェリーの甘酸っぱさから、カカオ豆の甘さに入れ替わる。
この葉巻はチョコレートの味がするというレビューを多く見かけたが、甘さが控えめであることから、”カカオ豆の甘さ”と言ったほうが現実的だろう。
その甘さも、トースト(パン)に成り切ることが出来ない小麦粉の風味を伴うことから、中途半端感は拭えない。
喫煙開始47分時点でも、嫌な苦みや鋭さを一切感じないのは、9時間のドライシングが功を奏しているからだろう。
その代償として、小麦粉の風味を伴う味となっているのだと推測する。
どうせなら、トースト(パン)やグラハムクラッカーの味にまで、成り切って欲しかった。
喫煙開始52分時点で、メインバンドロール(シガーリング)を剥がす。
嫌な苦みや鋭さはまだ感じないが、序盤・中盤の味が感じられなくなり、ローストした小麦粉の味のみになった時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ロッキーパテル デケイド ペティベリコソ/Rocky Patel Decade Petite Belicoso”は、重厚な革とカカオ豆と土と杉の木の味に、たっぷりのペッパー(黒胡椒)、背景にあるダークチェリーの甘酸っぱさと小麦粉の風味を味わえる葉巻だと言える。
このブログで喫煙レビュー記事にしていないが、同じ葉巻シリーズ別ビトラである”ロッキーパテル デケイド ロブスト”を過去に喫煙したときに感じた”ほろ苦さ”は全く感じることなく、終盤まで快適に喫煙できたと言える。
それは9時間のドライシングが効果を発揮したと考えているが、その代償として、前回感じなかった小麦粉の風味を常に感じることとなった。
小麦粉の風味は悪くはないのだが、出来ればトーストされたパンの味にまで行き着いてくれれば、もっと良い味になったであろう。
序盤・中盤に感じたダークチェリー系の甘酸っぱさは、酸味が苦手な私でも納得の風味として捉えることが出来たのは幸いだった。
但し、ロッキーパテルの葉巻全般に言えることだが、ロッキー製の葉巻には独特の味が存在するため、それが少し気になってしまうことは否めない。
その”独特な味”とは何の味かというと、私の稚拙な知識では具体的に表現できないのがもどかしい。
私はいっそのこと、その味は”ア〇ン/Op**m”、又は”ケ〇の実/Po**y S*ed”の味だと思うことにしている。(^^;)
勿論、その味を知ってる訳ではないし、まともな日本人なら”七味唐辛子”でしか味わったことがないだろう。
ロッキーの快進撃の理由を裏付けるには、あまりにもハマり過ぎていて、冗談としても笑えないか…。(^^;)
しかしながら、この葉巻を吸っても、それほど気分も高揚しないことから、間違っていることは明白なのだが…。
十分に旨い葉巻なのだが、その理由から、この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの3.5/5点とした。
参考までに、この、”ロッキーパテル デケイド/Rocky Patel Decade”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~95ポイントという評価を得ており、この”ペティベリコソ”ビトラは、ランク外となっています。また、この葉巻シリーズの”トルペード”ビトラは、95ポイントという高評価を得ており、2008年の葉巻トップ25(92ポイント第15位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:65分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦粉) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $12.30 (1ドル148円換算にて1,820円) ※ロブストビトラ例
- ヨーロッパ圏内参考価格 €12.20 (1ユーロ160円換算にて1,952円) ※ロブストビトラ例
- 日本国内価格 ¥1,500 (参考日本販売価格倍率0.76倍) ※ロブストビトラ例


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