A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto

4.5
A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ロブスト/Robusto
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A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 A.J. フェルナンデス
シリーズ名 ニューワールド プーロエスペシャル
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 139.7mm (5.5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 20.6mm (52)
ラッパー ニカラグア産 H2000 (クリオロ種?)
バインダー ニカラグア産 ハバノ種
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア
価格 2,300円 (2024年3月現在)

この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアに大規模な葉巻工場とタバコ葉農園を持つ葉巻メーカーの、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”からの1本である、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto”(財務省登録名称は”AJF ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト”)です。

以前に喫煙レビューした、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”は、濃厚でとても甘い土とカカオ豆とナッツと杉の木の味に、刺激の少ない繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、そして、背景としてではなく、メインの味としての純粋な糖蜜の甘さを味わえる素晴らしい葉巻でしたが、燃焼性に大きな問題を抱えている葉巻コピーであったため、喫煙序盤10分頃から喫煙中盤30分頃にかけては、正常に喫煙出来る状態の葉巻ではありませんでした。

今回は、この同じ葉巻シリーズである、”ロブスト”ビトラにて、リベンジしたいと思います!

何故リベンジするのかと言うと、燃焼性が良い葉巻コピーであれば、私の葉巻独自5段階評価に於いて、過去最高得点である5.0/5点を付けることが出来る可能性を、この葉巻シリーズに見い出したからです。

ここ最近、私は、A.J. フェルナンデスの自社農園で作られるタバコ葉の味が、頭から離れません。

その素晴らしいタバコ葉の味は、私が思うに、タバコ葉の栽培方法によるものではなく、乾燥・熟成方法によるものではないかと推測しています。

余談になりますが、私は30年以上前から手網によるコーヒー豆の自家焙煎を行っており、今でも時折自分でグリーン(生豆)を焙煎してから、手動式コーヒーミルでコーヒー豆を挽き、ネルドリップでコーヒーを抽出するという手順を経て、自家焙煎コーヒーを楽しんでいます。

グリーン(生豆)は、”コロンビア・スプレモ”と”ブラジル サントス No.2”の2種をブレンドしたものを好んで使い続けています。

そこから得たことは、”コーヒー豆は、その産地や栽培方法に関わらず、焙煎技術でほぼ全てが決まる”と、言うことです。

”ブルーマウンテン”、”キリマンジャロ”、又は”モカ・マタリ”などのコーヒー豆の味は、同じ焙煎技術で焙煎したのならその味の違いも分かるのでしょうが、焙煎方法をそれぞれ変更してしまうと、どの産地ブランドのコーヒー豆かを判定するのは、とても難しくなるでしょう。

言い方を変えると、”コロンビア・スプレモ”や”ブラジル サントス No.2”などのグリーン(生豆)であっても、焙煎技術によって、酸味と苦みと甘みのバランスが均等になるように焙煎すれば”ブルーマウンテン”のような味にもなるし、酸味を際立たされば”キリマンジャロ”や”モカ・マタリ”のような味にもなるのです。

おそらくタバコ葉も、産地による基本的な味の違いはあるにせよ、乾燥・熟成技術によって味に大きな変化をもたらすことが出来るのではないかと推測しています。

今後、もっと多くのA.J. フェルナンデスの葉巻を喫煙してみて、少しでも答えに近づいてければと考えています。

今回喫煙レビューする、”A.J. フェルナンデス ニューワールド/A.J. Fernandez New World”葉巻シリーズは、2014年に販売が開始された、A.J. フェルナンデスと父親の”イスマエル・フェルナンデス”との2人で共同開発された自社葉巻ブランドであり、下記5つの葉巻シリーズから選択することが出来ます。

今回喫煙する葉巻は、ラッパーとバインダーにニカラグア産ハバノ種、そしてフィラーもニカラグア産のタバコ葉を使用した、”ニカラグアン・ピューロ”です。

他に、”ニューワールド”葉巻シリーズの1作目である、A.J. フェルナンデス ニューワールド オスクロ 葉巻シリーズのロブストビトラも購入済みですので、近いうちに喫煙レビューすることが出来るかと思います。

参考までに、A.J. フェルナンデスの社長である、”アブデル・J・フェルナンデス”は、1979年生まれのキューバ人ですが、24歳になった2003年に、ニカラグアへ移住します。

最初は叔父が経営する、”ネストル・プラセンシア”で短期間働きましたが、すぐにエステリに自身の小さな葉巻工場をオープンし、他社ブランドの葉巻製造請負を開始します。

製造を請け負う他社ブランドとしては、”ロッキーパテル”や”ディーゼル”などの、有名葉巻メーカーの葉巻も請け負うことが出来ました。

2008年には自社のタバコ葉農園を所有することになり、2010年には”A.J. フェルナンデス”初の自社ブランド葉巻である、”サンロターノ/San Lotano”葉巻シリーズの製造・販売をするまでに至ります。

2014年以降は、”プラセンシア”で17年間働いていた、父親の、”イスマエル・フェルナンデス”も呼び寄せ、親子2人で新しい葉巻を創作していくこととなり、現在に至っています。

今回喫煙レビューするこの葉巻は、以前に喫煙レビューしたような燃焼性の悪い葉巻コピーではないことを祈ることとしましょう!

それでは、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産 ハバノ種(H2000)のラッパーで巻かれた、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto”は、コロラドマデューロ~マデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶がありますが、基本的にはマットな仕上がりで、とても美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、1本は金色とアイボリー色を使用した中に、”PURO ESPECIAL”と書かれ、もう1本のメインバンドロールはさらに黒色が追加された中に、中世の頃のクリストファー・コロンブス探検隊と思われる絵と”New World”という文字が描かれています。

”ニューワールド/New World”という名前の由来は、1492年のクリストファー・コロンブス探検隊によるタバコの発見にちなんで名付けられたそうです。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表面から数ミリ程度内部に向けて程良い弾力を備えており、購入当初は少し湿気を含んでいるかのように、しっとりとした感触がありましたが、加湿・熟成と6時間のドライシングをした後は、少し乾燥したような質感になりました。

葉巻ボディからは、加湿・熟成中はとても濃厚で香ばしい、馬小屋系(牛舎系)の良い香りがしていましたが、6時間のドライシングにより香りは半減しています。

葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、滑らかで、高級感があります。

この葉巻は、平均室温15℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、59日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する6時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深くローストした藁や干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

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※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、ココア(カカオ豆)の風味を伴う、とても上質で濃厚な杉の木の味からスタートする。

副流煙の香りは甘く香ばしく、煙の味自体にもカカオ豆(チョコレート)や杉の木の樹液(メープルシロップ)の甘さがある。

旨い!

形成される灰は真っ白で、とても美しい。

しかし、前回喫煙レビューした”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”と比べると、その異常とさえ思えた量の純粋な甘さはない。

喫煙開始13分時点で、土とナッツの味が追加され、カカオ豆の味が勢力を増す。

前回喫煙したチャーチルビトラでは、喫煙開始12分時点で失火して、その後の20分間は葉巻と悪戦苦闘することになったが、今回の葉巻コピーでは失火を心配することは無さそうだ。

燃焼挙動はとても良好で、火入れ修正を必要とせず、片燃えすることも無く、火は均一に燃え進む。

喫煙開始18分時点で、ごく僅かだがコーヒーや革を思わせる酸味が含まれるようになる。

これは前回喫煙レビューしたショートチャーチルビトラでは無かった味だが、あまり気にすることも無いだろう。

レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、軽い苦みを伴う適量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。

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葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

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喫煙開始から25分以降の中盤は、まず灰折を行うことから始める。

灰は軽いが、小気味良い感触と共に折ることが出来て、気持ち良い。

中盤の味は、序盤の味を引き継ぎ、濃厚なカカオ豆と土と杉の木とナッツの味に、カカオ豆や杉の木の樹液の甘さが味わえる。

しかしながら、前回喫煙レビューしたショートチャーチルビトラでは、カカオ豆の甘さではなく、とても強くて純粋な糖蜜の甘さであったことに驚いたが、それは”吸えない葉巻”だったからこそ、実現した味だったのかも知れない。

喫煙開始30分時点で、葉巻フット側に巻かれているサブバンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールはとても綺麗に剥がすことが出来て、気持ち良い。

それにしても、副流煙の甘く香ばしい香りは、とても素晴らしい。

これは過去に喫煙レビューした、”クランデスティノス ラッシュ ベグエロ”と似た香りだ。

ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

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喫煙開始から50分以降の終盤は、まず2回目の灰折とメインバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。

メインバンドロールの裏面には、A.J.フェルナンデスの直筆風サインがプリントされている。

終盤の味は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、カカオ豆のロースト感が増し、ほんのごく僅かなコーヒーや革の酸味が付き纏うようになる。

全く気にするレベルの量ではないのだが、私のこの葉巻に対する期待度から、ごく些細なことでも見過ごせなくなっているようだ。

私が常用している葉巻の吸い方である、”レトロヘイリング・フレンチスモーキング”を一旦止めて、通常(?)の葉巻喫煙法に切り替えて、感じる酸味を封じ込めることにした。(※フレンチスモーキングは全ての味を正確に掴みすぎるきらいがある)

喫煙開始72分時点で、3日目の灰折を行う。

喫煙開始80分時点でも、甘く香ばしい味(香り)は健在であり、特に嫌な苦みも気になる鋭さも感じないが、序盤・中盤と同じ旨さが感じられなくなった時点で、喫煙を終了することとした。

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葉巻テイスティング総評

総評として、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ロブスト/A.J. Fernandez New World Puro Especial Robusto”は、ココアの風味を伴う、とても上質で濃厚なカカオ豆と土と杉の木とナッツの味に、適量のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にカカオ豆(チョコレート)や杉の木の樹液(メープルシロップ)の甘さがある、終盤まで嫌な苦みや鋭さを感じることのない素晴らしい葉巻だと言える。

しかしながら、前回喫煙レビューした別ビトラでとなる、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”と比べると、今回のロブストビトラは、尋常とは思えない量の純粋な糖蜜の甘さが欠けていることや、ごく僅かではあってもコーヒーや革のような酸味が追加されていることから、前回喫煙したショートチャーチルビトラのような驚きと感動は無かった。(勿論、それは吸える葉巻では無かったのだが…。)

それは”吸えない葉巻”であったからこそ実現出来た味だったのだと最初は考えたが、A.J.フェルナンデス製の葉巻は通常のドライシングを行わず、少し加湿過多であったほうが、より葉巻の旨さを引き出せたのかも知れない。

この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの、4.5/5点としたが、このリベンジ・チャレンジはまだ終わらない。

私としてはどうしても葉巻独自5段階評価で、最高評価の5.0/5点を叩き出す葉巻に出会いたいのだ!

そのためには葉巻コピーの性能に頼らず、まずは自分自身の行いの欠点を、出来る限り排除することが必要だと考えた。

次回は、前回喫煙レビューした、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”を、セロファン・ラッピングを剥がさずに、1ヶ月間以上自宅ヒュミドール内でしっかりと加湿・熟成し、ラッピングを剥がした状態で2時間のドライシングを行うという手順で、再び勝負したいと考えている。

A.J.フェルナンデス製の葉巻は、元々、苦みが発生することが少ないため、あまりドライシングに注力する必要も無いだろう。

きっとA.J.フェルナンデス製の葉巻の多くは、高加湿状態の方が、より葉巻本来の性能をフルに引き出せるだろう。

”葉巻のことを何も知らない君たちのために、私たちの葉巻に適した高加湿状態でラッピングし、すぐ吸える状態にして出荷しているというのに、それをわざわざ下手な葉巻管理で不味くする必要は無いんだよ。”という、A.J.フェルナンデスの心の声が聞こえてきたような気がした。(^.^)

次回こそが、5.0/5点を掛けての、本当の勝負だ!

参考までに、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル/A.J. Fernandez New World Puro Especial”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、91ポイント~93ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”ロブスト”ビトラに於いては、91ポイントという高評価を得ています。また、この葉巻シリーズの”トロ”ビトラは、2017年の葉巻トップ25(93ポイント第12位)に輝いています。

喫煙時間

喫煙時間:85分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★★★☆
スィーツ(甘さ) ★★★★☆
クリーム(滑らかさ) ★★★★☆
コーヒー ★★★☆☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★★★☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★★★

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $9.10 (1ドル148円換算にて1,347円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €9.60 (1ドル160円換算にて1,536円)
  • 日本国内価格 ¥2,300 (参考日本販売価格倍率1.60倍)

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