プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | プリンシペ (ラ・オーロラ) |
| シリーズ名 | マデューロ |
| ビトラ | ショートロブスト |
| 葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 21.4mm (54) |
| ラッパー | インドネシア産 マデューロ |
| バインダー | インドネシア産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 |
この”プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、”ラ・オーロラ”が作る格安系葉巻ブランド、”プリンシペ/Principes”の”マデューロ”葉巻シリーズである、”プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto”です。
この葉巻の”クラロ”(ライト)葉巻シリーズである、コネチカットラッパーが使用された”プリンシペ ショートロブスト”と”プリンシペ ペティコロナ”は葉巻趣味を始めた当初に喫煙したことがあるのですが、あまり良い印象が無かったため、今更購入して喫煙する必要もないと考えていたのですが、マデューロ葉巻シリーズは喫煙したことが無かったため、試しに購入してみることにしました。
おそらく、旨い葉巻ではないでしょう。(^^;)
この”葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ”に喫煙レビューを記載するかどうかも迷ったのですが、この格安系葉巻を私がどう評価するのかを知りたい方も多いように感じたため、今回喫煙レビューすることにしました。
この”プリンシペ”という葉巻ブランドは、”ラ・オーロラ”葉巻ブランドで使用するタバコ葉の基準に満たないタバコ葉を使用して作られているため、格安にて提供することが出来るようです。
更に、使用しているマデューロラッパーには着色が施してあり、この葉巻を吸うと唇が黒くなるという情報も飛び交っています。(^^;)
今回の喫煙レビューでのポイントは、”どれだけ旨い葉巻なのか?”ではなく、”どの程度不味い葉巻なのか?”を探ることになるでしょう。(^^;)
しかしながら、この葉巻はマシンメイド(機械製造)ではない、ロングフィラーを使用したヘチョ・ア・マノ(完全手作り)のプレミアムシガーですので、マシンメイドの香り付きドライシガー等に比べるときっと旨い筈です。(私はドライシガーが嫌いなため)
それでは早速、”プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始することとしましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
インドネシア産マデューロのラッパーで巻かれている、”プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto”は、僅かな艶を持つ、マデューロ色(褐色)をしていて、多少の目立つ葉脈があり、価格なりの外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、金色と黒色と赤色が使われており、赤文字で葉巻ブランド名である”PRINCIPES”と記載されていてます。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりの硬さを感じ、弾力性はありません。
葉巻ボディからの芳香性は、安葉巻な割には香ばしい香りがしています。
この葉巻は、平均室温16℃・湿度72%に維持した自家製ヒュミドール内にて、7日間の加湿・熟成を行っています。
今回は、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”は省略しています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約6分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、僅かな苦みを含んだ焦がした杉の木の味からスタート。
最初の一服目は、”なんだ、この味は!?”と感じたが、二服目以降は普通の葉巻の味に戻る。
多少の揮発性成分の味が含まれてはいるが、問題はなさそうだ。
喫煙開始8分時点で、ローストした麦わらの味が追加される。
レトロヘイルで副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みを含む適量のペッパーを確認する。
他の味も探そうと模索しているが、僅かな揮発性成分(化学物質?)の味が邪魔をする。
ローストしたナッツの味なのか、ダークチョコレートの味なのか、兎に角、何かをローストした味だ。
これでは葉巻/シガー喫煙レビューにならないと、必死に味を模索したところ、合成樹脂(プラスチック)を燃やした味が含まれていると、結論付けた。
しかしながら、嫌な苦みや鋭さが無いため、中断することもなく、吸い続けることが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はマイルドと言ったところか。
着火後の引き抵抗(ドロー)は、重くも軽くもないが、口蓋に引き込める煙の量は少なめだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
中盤の味は序盤の味と同じく、焦がした杉の木とローストした麦わらの味に、合成樹脂を燃やした味を楽しむ・・・ことは出来ないが、何故か問題なく吸い続けることが出来る。
燃焼挙動は意外と悪くなく、片燃えに対する数回の火入れ修正のみで済む。
喫煙開始33分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
シガーリングの裏面を見ると、やはり、葉巻の着色成分が染み込んだような茶緑色をしている。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から36分以降の終盤は、序盤・中盤の味に、少しの苦みが追加される。
これまでは嫌な苦みや鋭さが無かったため、なんとか吸い続けることが出来たが、多少の苦みを感じた時点で限界を感じ、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”プリンシペ マデューロ ショートロブスト/La Aurora Principes Maduro Short Robusto”は、僅かな苦みを含んだ焦がした杉の木とローストした麦わらの味に、適量の苦みを含むペッパー、背景に合成樹脂(プラスチック)を燃やした味がする葉巻だと言える。
結論から言うと、吸うべきではない葉巻だ。
しかしながら、嫌な苦みや鋭さが無いため、中断することなく、最後まで吸い続けることは可能だ。
最も大きな問題は、合成樹脂(プラスチック)を燃やした味がすることだろう。
皆さんは、小さなフライパンを使用して料理を作っているときに、火力が強すぎて、取っ手部分の合成樹脂を少し燃やしてしまったというような経験はないだろうか?
この味は、その時の匂いに酷似している。
勿論、その時の匂いを1/10程度に弱めた匂いだが、それでも葉巻にはあってはならない味だ。
おそらく、マデューロラッパーを作るときに使用している、着色染料の味なのだろう。
その証拠としては、バンドロール裏面に着色染料が過度に付着していることで、明らかになったと言える。
しかし、私が嫌いなマシンメイド・ドライシガー(シガリロ)を吸うよりはマシか同程度の葉巻だと思う。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、2.0/5点とした。
喫煙時間
喫煙時間:43分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★☆☆☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★★★★☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €2.65 (1ユーロ160円換算にて424円)
- 日本国内価格 ¥560


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