チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | チンチャレロ | 
| シリーズ名 | クラシック | 
| ビトラ | ペティロブスト | 
| 葉巻の長さ | 102mm (4インチ) | 
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) | 
| ラッパー | エクアドル産 コネチカット シェード | 
| バインダー | ホンジュラス産 | 
| フィラー | ホンジュラス産 & ニカラグア産 | 
| 生産国 | ニカラグア製 | 
| 価格 | 600円 (2023年5月現在) | 
この”チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、格安葉巻である、”チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos”です。
この葉巻は、今回で4本目の喫煙となりますが、過去の3回は、美味しく感じたり、また、不味くて吸えなかったりと、その喫煙感覚に統一感はありませんでした。
その理由は、おそらく、加湿・熟成期間と着火方法が関係していたのではないかと思います。
意外なことに、安い葉巻ほど、デリケートなのです。(^^;)
着火方法は葉巻を始めた初期の頃と比べて、私なりに確立したものがありますので、その方法で試してみることと、加湿・熟成期間は、最低でも1~2ヶ月間は熟成する必要があるようです。
安い葉巻は、熟成させてから出荷している余裕(予算)はありませんので、購入者が自分で葉巻を熟成させる必要があるということです。
とは言え、今回もまた加湿・熟成期間は8日間しか行っていませんが、この安葉巻のために、そんなに時間を掛けたくないというのが、本音です。
”チンチャレロ”という会社は、”セネラル・シガー・カンパニー”に勤めていたいた、イギリス人である、”ジョン・アサートン”という人が、会社を辞めて独立し、2002年から葉巻の製造・販売をしている葉巻メーカーです。
主にヨーロッパ市場向けにブレンドされた葉巻を、製造・販売しているそうです。
この600円の安葉巻を、何故4回も吸うのかというと、意外と吸えるからなのです。
今回も熟成期間は8日間と短いですが、加湿は十分行えたと思います。
それでは”チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産コネチカットシェードラッパーで巻かれた”チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos”は、クラロ色(薄茶色)をしていて、意外と美しい外観をしています。
葉巻表面は適度に艶がある仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、シンプルな水色のみの細いバンドで、如何にも、”この葉巻は安いんです!”と、言いたげな作りです。
葉巻を指で摘まんでみると、少々柔らかい作りですが、必要十分な量のタバコ葉は使われていると思います。
葉巻ボディからは、僅かな芳香があります。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、美しいと思います。
この葉巻は、湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、8日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行う予定でしたが、今回は行い忘れてしまいました。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分10秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、木と革の味からスタート。
煙には少し鋭さがある。
背景には、かすかに杉の木の甘さがある。
ペッパーはしっかりと効いている。
僅かにナッツの味も追加される。
燃焼挙動は悪くない。
引き抵抗(ドロー)も比較的軽めで、良好と言える。
喫煙開始10分時点で、灰が自然落下した。
かなりもろいようだ。
喫煙開始12分時点からは味が安定して、鋭さも少し和らぎ、甘みも少し増えてきた。
甘みの味を敢えて例えるとすると、ほのかなミルクチョコレートやキャラメルの風味と言ったところか。
安葉巻なりの味というよりも、安葉巻にしては悪くないと言ったほうが合っている。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)
喫煙開始から18分以降の中盤は、序盤とあまり変わらない味で喫煙できるが、僅かに揮発性成分の味がする。
喫煙開始20分の時点で、2回目の灰折を行う。
正直、特段、旨い葉巻ではないが、ちゃんと吸える葉巻だと思う。
何故か、葉巻ボディ全体がかなり柔らかくなってきたが、その理由は不明。
喫煙開始27分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から30分以降からの終盤は、序盤、中盤の味とあまり変わらない。
甘み量も、それほど減少していない。
この時点まで、特に苦みは感じていない。
ただ、吸い込む煙に多少の熱を感じるようになってきた。
喫煙開始34分時点で、3回目の灰折を行う。
吸い込む煙に熱を感じるようになってきたので、このあたりで喫煙終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”チンチャレロ ペティロブスト/Chinchalero Picadillos”は、木と革とナッツの味に、ほのかな杉の木の甘みがある葉巻だと言える。
マイルドな葉巻ではあるが、少しの鋭さと、揮発性成分を感じるため、葉巻初心者や葉巻を始めた女性の方が、敢えて手を出す必要もない葉巻だと思う。
しかし、600円という価格を考えると、煙はシルキーだし、クリーミーとまではいかないが、安葉巻にありがちなドライな煙ではないため、ちゃんと吸える葉巻だと思う。
でも、あと400円を追加して、価格1,000円の葉巻を選択したほうが、より有意義な喫煙タイムを楽しめるだろう。
私もこの葉巻を使用して、着火方法と加湿のテストを行えて、結論も得たことから、今後、もうこの葉巻を購入することはなさそうだ。
※この葉巻を6ヶ月間加湿・熟成させたものを喫煙レビューした、”チンチャレロ ペティロブスト (6ヶ月間熟成)/Chinchalero Picadillos (Aged 6 months)”記事と、2ヶ月間自家製発酵器熟成させた”チンチャレロ ペティロブスト (2ヶ月間自家製発酵器熟成)/Chinchalero Picadillos (Aging in Fermentation Chamber for 2 Months)”記事も、是非、併せてご一読下さい。
喫煙時間
喫煙時間:42分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート | ★★☆☆☆ | 
| スィーツ | ★★☆☆☆ | 
| クリーム | ★★☆☆☆ | 
| コーヒー | ★☆☆☆☆ | 
| トースト | ★★☆☆☆ | 
| 木 | ★★★★☆ | 
| 革 | ★★★☆☆ | 
| 土 | ★☆☆☆☆ | 
| 草 | ★☆☆☆☆ | 
| ナッツ | ★★☆☆☆ | 
| ペッパー | ★★★☆☆ | 
| フルーツ | ★☆☆☆☆ | 
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €3.80 (1ユーロ160円換算にて608円)
- 日本国内価格 ¥600 (参考日本販売価格倍率0.97倍)
 
  
  
  
   
			 
			 
			 
			

コメント