A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto

4.0
A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ロブスト/Robusto
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A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 A.J. フェルナンデス
シリーズ名 ディアス デ グロリア ブラジル
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 139.7mm (5.5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 21.4mm (54)
ラッパー ブラジル産 マタフィナ種
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア製
価格 2,800円 (2026年1月現在)

この”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアに大規模な葉巻工場とタバコ葉農園を持つ葉巻メーカーの、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”からの1本である、”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto”です。

この葉巻が日本財務省認可された2025年5月14日からというもの、早く吸ってみたいと心待ちにしていましたが、ついに店頭で目にすることが出来るようになり、即、購入してみることにしました。

というのも、A.J.フェルナンデスの葉巻の中で、私が最も高い評価をした”A.J. フェルナンデス ベジャス アルテス マデューロ ロブスト”のラッパーと同じ品種である、ブラジル産”マタフィナ種”のラッパーが使用された葉巻だからです。

A.J.フェルナンデスの葉巻の中でブラジル産マタフィナ種のラッパーが使用された葉巻シリーズはこの2シリーズだけとなるため、とても貴重な喫煙体験が出来るのではないかと考えています。

同じブラジル産マタフィナ種のラッパーを使用したこの2シリーズですが、今回喫煙レビューする”ディアス デ グロリア ブラジル”葉巻シリーズと”ベジャス アルテス マデューロ”との大きな違いは、ベジャス アルテス マデューロは他社から仕入れたメキシコ産”サンアンドレス種”をバインダーとして使用しているのに対し、今回喫煙するディアス デ グロリア ブラジルはバインダーとフィラー共にA.J.フェルナンデスの自社農園で栽培されたタバコ葉が使用されているという点です。

私はA.J.の葉巻は自社農園で栽培されたタバコ葉の味が好きであることと、メキシコ産サンアンドレス種のタバコ葉の味がそれほど好きでは無いことから、より私が好きな”A.J.らしい味”が演出でいているのではないかと推測しています。

ちなみに、ブラジル産マタフィナ種のタバコ葉は、ブラジルのバイーア州で栽培されており、そこは”ダーク・エア・キュアード/Dark Air Cured”タバコ葉の有名な産地となっているようです。

ダーク・エア・キュアードとは、A.J.フェルナンデスの乾燥小屋でも取り入れている、高く吊るされたタバコ葉の下でオークやヒッコリー等の薪材で軽く燻煙されたタバコ葉を意味しています。

黒々としたラッパーの色は、ダーク・エア・キュアードのタバコ葉であることの証です。

補足として、乾燥前に強い煙で燻煙する”ダーク・ファイヤー・キュアード/Dark Fire Cured”という方法もあるようですが、風味が強すぎるため、主にパイプ用タバコ葉の製造に使われる手法のようです。

このブラジル産マタフィナ種のラッパーを纏ったニカラグア産の葉巻がどのような味を提供してくれるのか、これから喫煙してみるのが楽しみです!

参考までに、A.J. フェルナンデスの社長である、”アブデル・J・フェルナンデス”は、1979年生まれのキューバ人ですが、24歳になった2003年に、ニカラグアへ移住します。

最初は叔父が経営する、”ネストル・プラセンシア”で短期間働きましたが、すぐにエステリに自身の小さな葉巻工場をオープンし、他社ブランドの葉巻製造請負を開始します。

製造を請け負う他社ブランドとしては、”ロッキーパテル”や”ディーゼル”などの、有名葉巻メーカーの葉巻も請け負うことが出来ました。

2008年には自社のタバコ葉農園を所有することになり、2010年には”A.J. フェルナンデス”初の自社ブランド葉巻である、”サンロターノ/San Lotano”葉巻シリーズを製造・販売することとなり、現在の有名なA.J.ブランドを築き上げました。

それでは、”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto”(財務省登録名称は”AJF ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

ブラジル産 マタフィナ種のラッパーで巻かれた、”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto”は、マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで薄い艶があり、木目細やかな美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、サブバンドロールには緑色と金色を使用した中に”A.J. Fernandez”というブランド名が描かれ、メインバンドロールには緑色と金色を使用した中にフレスコ画のような絵が描かれており、さらに緑色の文字で”DIAS DE GLORIA BRAZIL”と書かれています。

ボックスプレスされた葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表層部には程良い弾力を備えています。

葉巻ボディからは、とても濃厚な牛舎系の良い香りがします。

この葉巻は、平均室内温度19℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて93日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する10時間程前に、葉巻を湿度44%のシリカゲル(乾燥剤)が入っていないドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、癖のないローストされた麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えるでしょう。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

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※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、深煎りローストされたごく僅かな爽やかさを含む濃厚な杉の木の味からスタートする。

濃厚でありながら、とても上質な煙だ。

直ぐに、少量の土と革の味も追加されるが、あくまで濃厚な杉の木の味が他を圧倒している。

背景には、クローブやシナモンやナツメグといったスパイスの風味がある。

なかなか旨い。

否、旨い葉巻だ。

A.J.の上級葉巻を吸うのは久しぶりのためか、私がA.J.の葉巻のどこか好きだったのかを忘れてしまっていたようだ。

それは、濃厚な煙でありながらニコチンはそれほど強くなく、鋭さが全く無いスムースな吸い心地であることだと、思い出す。

この葉巻も正にその通りの葉巻だと言える。

喫煙開始19分時点で、ごく僅かなコーヒー豆の酸味を帯びた少量のカカオ豆の味が追加される。

燃焼挙動は良好で、僅かな片燃えは発生するものの、火は均一に燃え進む。

着火後の引き抵抗(ドロー)はとても良く、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い繊細な適量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところだろう。

副流煙の香りには、少しの酸味を帯びた香ばしさがある。

喫煙開始28分時点の、灰皿に葉巻を置いた衝撃で、灰が折れてしまう。

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葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

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喫煙開始から35分以降の中盤は序盤の味を引き継ぐが、ごく僅かなコーヒー豆由来の酸味が強さを増し、喫味に変化が現れる。

喫煙開始37分時点で、サブバンドロールを剥がす。

喫煙開始50分時点で、背景にごく僅かなウイスキー・オーク樽と焦がしたトーストの風味が追加される。

喫煙開始52分時点で、実質2回目の灰折を行う。

灰は程良い感触と共に綺麗に折れる。

喫煙開始55分時点で、メインバンドロールを剥がす。

バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。

喫煙開始60分時点で、ごく僅かな苦み成分が追加されるが、喫味にそれほどの影響は無い。

私は今までA.J.フェルナンデスの葉巻が大好きだったのだが、久しぶりに吸ったこの上級葉巻ではそれほどの良さを感じることが出来ていない。

決してこの”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト”の味が異質という訳ではなく、私の葉巻に対する味の好みが大きく変わってきたことが原因のようだ。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

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喫煙開始から70分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、中盤から追加されたごく僅かな酸味成分と苦み成分に、ロースト感が増した喫味で吸い進む。

世界にはA.J.の葉巻の味が苦手だという葉巻愛好家が多くいるようだが、今現在の私の味覚・嗅覚ならその理由が分かるような気がする。

A.J.の葉巻が他の葉巻と異なる点は、おそらく”ダーク・エア・キュアード”されたタバコ葉を好んで使用していることだと考える。

今回喫煙しているこの葉巻も、ダーク・エア・キュアードされたブラジル産マタフィナ種のラッパーが使用されているし、A.J.のタバコ葉農園にある乾燥小屋でもタバコ葉をダーク・エア・キュアードしている写真を見たことがある。

このダーク・エア・キュアードこそが、A.J.の葉巻が苦手となる最たる理由なのだろうが、私もその1人となってしまったようだ。

喫煙開始87分時点で、実質3回目の灰折を行う。

喫煙開始97分時点の、嫌な苦みや鋭さは無いが、少しの苦みを帯びたロースト感が増大し、煙が濃厚になり過ぎた段階で喫煙を終了することとした。

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葉巻テイスティング総評

総評として、この”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル ロブスト/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil Robusto”は、深煎りローストされたごく僅かな爽やかさを含む濃厚な杉の木と少量の土と革とカカオ豆の味に、鼻腔を刺激することの無い繊細な適量のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にごく僅かなコーヒー豆由来の酸味とウイスキー・オーク樽と焦がしたトーストの風味にクローブやシナモンやナツメグといったスパイス感が味わえる葉巻だと言える。

煙は上質ではあるのだが、ごく僅かな酸味成分とロースト感を帯びた濃厚過ぎるこの味は、今現在の私の味覚・嗅覚では、最高の葉巻であるとはとても言い難いものになっていた。

勿論、昔はこのA.J.の味を”旨い!”と素直に表現することが出来たのだが、今現在は”ダーク・エア・キュアード”されていないタバコ葉で巻かれた、リーズナブルな”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ”葉巻シリーズが私好みの味となってしまったようだ。

とは言え、強いフレーバー(風味)でありながらそれほど強くないストレングス(ニコチン量)の葉巻も多くは無いため、ニコチン酔いを起さずに濃厚で強い煙を楽しみたい諸氏にはもってこいの葉巻だと言えるだろう。

A.J.の上級葉巻に関しては、今後、過去最高の評価を与えた1本となる”A.J. フェルナンデス ベジャス アルテス マデューロ ロブスト”をもう一度吸ってみて、どう感じるかを試してみる必要があると考えている。

だが、同じ葉巻を吸うのもつまらないので、”A.J. フェルナンデス ベジャス アルテス ランセロ”(1本2,500円)で、その真価を確かめてみたいと思っている。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、私の味覚・嗅覚の変遷によって予想していた”好みの味”とは大きく異なっていたものの、4.5/5点寄りの4.0/5点を与えるに十分な味であると判断した。

参考までに、この”A.J. フェルナンデス ディアス デ グロリア ブラジル/A.J. Fernandez Dias de Gloria Brazil”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~92ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”ロブスト”ビトラに於いては、90ポイントという高い評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:100分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー(苦み含む) ★★★☆☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★★
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $14.50 (1ドル148円換算にて2,146円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €14.60 (1ユーロ160円換算にて2,336円)
  • 日本国内価格 ¥2,800 (参考日本販売価格倍率1.25倍)

葉巻重量

  • 購入時重量 15.66g (葉巻カバー剥がし後15.14g)
  • 加湿・熟成後重量 14.83g (葉巻ヘッドカット後重量14.66g)
  • ドライシング後重量 14.62g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.04g (△0.27%)

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