ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona
葉巻/シガー情報
ブランド名 | ラ・ガレラ |
シリーズ名 | ハバノ |
ビトラ | ハーフコロナ |
葉巻の長さ | 91.4mm (3.6インチ) |
葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (42) |
ラッパー | エクアドル産 ハバノ種 (H2000) |
バインダー | ドミニカ共和国産 コロホ種 |
フィラー | ドミニカ共和国産 ピロト クバーノ種 , クリオロ’98種 , ペロ デ オロ種 |
生産国 | ドミニカ共和国製 |
価格 | 1,300円 (2023年7月現在) |
この”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が行きつけの葉巻販売店に新入荷された、ドミニカ共和国産である、”ラ・ガレラ”葉巻ブランドの、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”です。
この葉巻は、事前調査無しで購入した葉巻のため、購入後に詳しく調べてみましたが、シガーアフィショナードでも高評価されている葉巻であり、まずは一安心しました。(^.^)
この、”ラ・ガレラ”葉巻ブランドの葉巻の多くは、1本2,000円以上する葉巻であり、そのため、私も購入リストから除外していたのですが、この、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”は、長さが9cm程と小さく、1本1,300円で販売されていたため、お試し購入することが出来ました。
しかしながら、この小ささで1本1,300円とは、少々お高いですね。
1本1,230円で販売されている小さな葉巻の、”ダブドフ プリメロス/Davidoff Primeros”と、ほぼ同じ感覚です。
”ダブドフ プリメロス/Davidoff Primeros”は、うちのかみさんが吸ったため、私は”1パフ”しかしておらず、それは確かに旨い葉巻に思えましたが、小さい葉巻ではその葉巻本来の味は分からないと思います。
この、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”も、その小ささから、この葉巻が持つ本来の性能を十分に理解することは出来ないかも知れません。
”ラ・ガレラ/La Galera”は、1936年にドミニカ共和国で創業した、”タバカレラ パルマ”タバコ葉栽培&葉巻製造工場で製造されている葉巻であり、三世であり四代目オーナーの、”ホセ・アルナルド・ブランコ/Jose Arnaldo Blanco”(通称ジョシー/Jochy)が開発した、自社葉巻ブランドです。
”タバカレラ パルマ”工場では、”ブティック ブレンド シガー/Boutique Blends Cigars”葉巻メーカーの生産パートナーとして、アルタディスU.S.A.傘下の”エイジングルーム/Aging Room”などの葉巻ブランドも委託され、製造しています。
この、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”の特筆すべき特徴として、エクアドル産ラッパー以外のタバコ葉は、全て自社タバコ葉農園で栽培したタバコ葉を使用していることです。
さらに、フィラーには、”ピロト クバノ/Piloto Cubano”と”クリオロ 98/Criollo 98”と”ピロ デ オロ/Pelo de Oro”という、高級品種のタバコ葉が使用されていることです。
”アルファンブラ/Alfambra”なども同様ですが、自社タバコ葉農園を持つ葉巻メーカーは、本来の業務である他社葉巻メーカーにタバコ葉を販売するための、需要が高く単価も高い、高級品種タバコ葉を栽培していることから、安価で高級品種を自社葉巻に使用できるというメリットがあります。
自分で調査を進めているうちに、この葉巻にとても興味が沸いてきました!
これは、きっと旨い葉巻であるに、違いありません!
それでは、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー
まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産ハバノ種(H2000)のラッパーで巻かれた”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”は、マデューロクラロ色(茶色)をしていています。
葉巻表面にはごく僅かな艶はあるものの、ザラザラした仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれている大きなバンドロール(シガーリング)は、金色をあしらった豪華な作りとなっていて、この小さな葉巻には少々大きすぎるようです。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがあり、ソフトスポットもなく、十分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。
葉巻ボディからはの芳香性は、僅かに甘く香ばしい香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、特に太い葉脈などは見当たらず、美しい外観をしています。
この葉巻は、平均気温28℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、17日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、マイルドな干し草の香りがして、引き抵抗は軽くも重くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)
※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ローストした上質で濃厚な杉の木と革の味からスタート。
ペッパーもしっかりと効いている。
ストレングス(強さ)は、序盤にも関わらず、ミディアム~ミディアムフルだ。
喫味は強いが、全く嫌みが無く、複雑で上質な煙の味だ。
旨い!
そして、土の味も追加される。
背景には、カカオ豆の甘さが存在する。
燃焼挙動は完璧に近く、片燃えすることなく、均等に燃焼が進む。
バンドロール(シガーリング)は全ビトラ共通のものを使用しているせいか、この葉巻に対しては大きすぎるため、喫煙開始17分時点で剥がすことになる。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)
喫煙開始から18分以降の中盤は、1回目の灰折を行うことからスタートする。
灰は程々にしっかりとしている。
中盤も、序盤と変わらない味を提供してくれている。
この葉巻は、甘み量が少なめであるにも関わらず、妙な”旨み”がある。
これが、高級品種タバコ葉である、”ピロト クバノ/Piloto Cubano”、”クリオロ 98/Criollo 98”、そして”ピロ デ オロ/Pelo de Oro”の力量だと、私は理解した。
とても複雑で、上質な煙の味だ。
喫煙開始27分時点で、コーヒーの味も追加され、少しだけロースト感が増してきた。
序盤にたっぷりと存在したペッパーは、中盤もしっかりと効いている。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)
喫煙開始から32分以降の終盤は、2回目の灰折を行うことからスタートする。
終盤は、序盤・中盤の味に、ロースト感をプラスした味となっているが、嫌な苦みや雑味は全くない。
葉巻を持つ指に熱を感じる程、吸い進めてきたが、嫌な苦み等が発生することなく、味のバランスも崩れてはいない。
ギリギリまで吸い切った時点で、喫煙を終了することとした。
葉巻テイスティング総評
総評として、この”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”は、ローストされた、上質、且つ複雑で濃厚な杉の木と革と土とコーヒーの味に、たっぷりのペッパー、背景にカカオ豆の甘みを堪能でき、喫煙終盤まで全く味のバランスを崩すことなく吸い続けられる、素晴らしい葉巻だと言える。
喫味は少々強いが、終盤になっても、その強さが増すことはない。
この葉巻こそ、最初から”ラ・ガレラ ハバノ ロブスト”ビトラを吸っておくべきだったと後悔した。
”ロブスト”ビトラは、日本国内価格で1本1,900円と少々高価だが、その価値は間違いなくあるだろう。
この、”ラ・ガレラ”葉巻ブランドの葉巻が日本に入荷されるようになったのは、つい最近の2023年3月からのようだが、このような良い葉巻がもっと日本に輸入されるようになってきて欲しいものだ。
余談だが、葉巻ブランド名の、”ラ・ガレラ”から想像するのは、”ガレー船”であり、それは両舷に数多く備えられた櫂(オール)を持つ軍用船だ。
当時は兵士が漕ぎ手も担ったり、犯罪を犯した漕刑囚が漕ぎ手になっていたようである。
海外映画でよく見るガレー船の漕ぎ手たちは、囚人という設定であったのかも知れないと思うと、妙に納得してしまった。
しかし、この、”ラ・ガレラ”葉巻ブランドの名前の由来は、葉巻を巻くタバカレラの作業室を意味しており、ガレー船の漕ぎ手たちのように、トルセドール(葉巻を巻く職人)たちの勤勉さを暗示しているとのこと。
なんでも楽しく自由にやらせるだけでは、良い葉巻は出来ないのかも知れない。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、小さい葉巻であるのに高価なことから、4.0/5点としたが、味だけで考えるなら、この複雑で上質な味は、間違いなく4.5/5点であることを付け加えておきたい。
喫煙時間
喫煙時間:50分
味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)
チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
トースト(パン・小麦粉) | ★☆☆☆☆ |
木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
革 | ★★★☆☆ |
土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
ナッツ | ★★☆☆☆ |
ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.41 (1ドル148円換算にて949円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €6.30 (1ユーロ160円換算にて1,008円)
- 日本国内価格 ¥1,300 (参考日本販売価格倍率1.33倍)
葉巻重量 (2025年8月15日追記葉巻レビュー時のデータ)
- 購入時重量 8.84g
- 自家製発酵器熟成後 8.98g (葉巻ヘッドカット後重量8.88g)
- 加湿・熟成後重量 8.85g
- ドライシング後重量 8.78g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.79%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/8/15
今回で6本目となる、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、”自家製発酵器内密封熟成”方法で27日間葉巻を熟成させ、その後、平均室温29℃・湿度68%の自宅ヒュミドール内にて7日間加湿・熟成させている。(計34日間熟成)
喫煙前に6時間ほど、湿度50%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング前に8.85g(カット後)あった葉巻重量は、ドライシング後には8.78gになっており、全体の0.79%という適切と言える葉巻内包湿度が減少したことを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2024年に放送されたアメリカ合衆国の犯罪ドラマであり、2022年に公開された映画”THE_BATMAN-ザ・バットマン-”に登場した”オズワルド・“オズ”・コブ”の姿を描くスピンオフ作品となる、”THE PENGUIN-ザ・ペンギン-”の最終話を見ながら喫煙する。
素晴らしい犯罪ドラマだった。
ショーランナーを務める”ローレン・レフラン/Lauren LeFranc”については全く知らなかったが、テレビドラマ”CHUCK/チャック”の脚本を幾つか手掛けている脚本家のようだ。
彼女はこの”ザ・ペンギン”で賞も獲得しているようだし、今後、更に大きな仕事が回ってくるのではないだろうか。
海外ドラマの話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、上質で濃厚な杉の木と革と土とカカオ豆が複合された味でスタートする。
背景には、クローブ等のミックス・スパイスの風味や少量の柑橘系果実の甘酸っぱさを感じる。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みを伴うしっかりと鼻腔を刺激するたっぷりのペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
全てが絡み合ったその味は、とても濃厚で強力だが、旨い!
”自家製発酵器熟成”の効果としては、より複雑且つ濃厚な煙になっていることと、葉巻が指で摘まめなくなる限界までの60分間を、嫌な苦みや鋭さとは無縁に吸い続けることが出来たことだろうか。
葉巻初心者向きの葉巻とは言えないが、小さい葉巻なので、この”フルストレングス、且つ、フルフレーバー”の葉巻を試してもらって損はないと考える。
今回の”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間60分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/12/8
今回で5本目となる、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”を喫煙する。
平均室温19℃・湿度67%の自宅ヒュミドールにて、24日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に5時間ほど、湿度49%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング前に7.87gあった葉巻重量は、ドライシング後には7.81gになっており、全体の0.76%の適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認し、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分30秒かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2021年にアメリカにて公開されたアクションスリラー映画である”ラン・ハイド・ファイト/Run Hide Fight”を見ながら喫煙する。
この映画には、アメリカのテレビドラマ”1883”で主演を務めた”イザベル・メイ/Isabel May”が主演している他、”トーマス・ジェーン”、”ラダ・ミッチェル”、”トリート・ウィリアムズ”等々の私が知っている顔ぶれがこぞって出演しており、特にイザベル・メイの演技は”1883”で魅せた通りの熱演ぶりであった。
私は悪い映画だとは思わなかったが、批評家たちからは概ね否定的なレビューが多かったようだ。
映画は”娯楽”や”大衆芸能”、又は”芸術”であると私は捉えているが、銃乱射事件の多いアメリカに於いて、ジャーナリズム映画として描かれていないこの映画を受け入れることが出来なかったのだろう。
ジャーナリズムは映画ではなく、”報道”で伝えるべきものだと私は考えている。
そんな話はさておき、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、素朴な土とカカオ豆と杉の木と革の複合された味からスタートする。
最初の一服目から、全ての味が強い喫味と共に押し寄せてくる。
背景には、少量のカカオ豆の甘さがある。
旨い!
ストレングス(ニコチン量)はミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアムフルと言ったところだろう。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みと小麦粉の風味を含んだ適量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りは、カカオ豆や土の風味を伴う、甘く香ばしい良い香りがする。
旨い葉巻なのだが、如何せん、喫味は強い。
この強い葉巻を他の人はどう思うのかと、うちのかみさんにも一服させてみたが、”風味は強いが、それほど鋭くは無い”と言っていた。
意外と女性にも受け入れられる葉巻なのかも知れないが、”ロブスト”ビトラや”トロ”ビトラ等の大きな葉巻ではニコチン酔いを起こす可能性があるため、注意が必要だ。
私も含めて…。(^^;)
今回の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の4.0/5点に相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間55分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/7/27
今回で4本目となる”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ”を喫煙する。
平均室温29℃・湿度67%の自宅ヒュミドールにて、21日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に7時間ほど、湿度54%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング前に7.64gあった葉巻重量は、ドライシング後には7.60gになっており、全体の0.52%が減少していることを確認し、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2017年に公開されたアメリカのテレビドラマである”パニッシャー”を見ながら喫煙する。
このテレビドラマの主演は、”ジョン・バーンサル/Jonathan E. “Jon” Bernthal”が勤めているが、正直、2015年に公開された”ドゥニ・ヴィルヌーヴ/Denis Villeneuve”が監督した映画である”ボーダーライン/Sicario”で悪徳警官役を演じている他は見たことが無い役者だ。
否、見たことが無いのではなく、記憶に残らない役者だった。
演技を見ていると、中々良い役者だということが分かる。
映画やドラマよりも、舞台役者として経験を積んできた役者のようだ。
まだシーズン1の第3話までしか見ていないが、全シリーズを気持ちよく見れそうなドラマだ。
海外ドラマの話はさておき、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、素朴な土とカカオ豆と杉の木の味からスタートする。
直ぐに、古めかしい革の味が追加される。
背景には、カカオ豆やコーヒー豆の僅かな甘さがある。
なかなか良い喫味だ。
少々ストレングス(ニコチン量)は強めだが、葉巻が小さいため遠慮なく”レトロヘイル・フレンチスモーキング”が出来る。
苦みや鋭さとは無縁の葉巻だと言えよう。
明日の休日は、同じビトラ形式の”ラ・ガレラ コネチカット ハーフコロナ”を楽しむとしよう。
今回の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の4.0/5点に相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間40分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2023/12/31
自宅ヒュミドールにて42日間加湿・熟成したものを吸う。
ヒュミドールは、平均室温16℃・湿度72%の設定。
葉巻は喫煙の3時間程前から”ドライ・ボックス”に入れて、”ドライシング”を行っている。
今回で3本目となる、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”を喫煙する。
自宅リビングで大晦日ということもあり、2009年の大晦日に放映された”ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないホテルマン24時”を見ながら喫煙する。
昔は大晦日というと、”NHK紅白歌合戦”や”ゆく年くる年”が大晦日のテレビ番組の象徴であったが、2006年以降はこの”絶対に笑ってはいけない24時”シリーズに取って代わられたのだが、それが終了してしまったため、最近は大晦日の雰囲気を感じることが出来なくなってしまっている自分がいた。
そこで、”Hulu”のネット配信TVサービスで”絶対に笑ってはいけない24時”のネット配信がされていたため、これを大晦日の夜に流すことで、また大晦日の雰囲気を取り戻すことにした。
それはさておき、序盤は、素朴な土とカカオ豆の味に、しっかりと効いたペッパー、背景にはカカオ豆の甘みでスタートする。
喫味はとても強く感じる。
副流煙には、甘く香ばしい香りが含まれている。
旨い葉巻なのだが、ここ最近、この強い喫味に少し飽きてきたようだ。
要は、ストレングス(ニコチン量)が強すぎると感じるようになってきた。
もう少しカカオ豆の甘さを感じることが出来れば良いのだが…。
今現在、自宅にある自作ヒュミドールにコネチカットラッパーを使用した、”ラ・ガレラ コネチカット No.4”が入っているので、それを試してみて、ストレングスが強くなければそちらをメインにリピート購入していこうと考えている。
しかしながら、この葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点寄りの4.0/5点が妥当だと判断した。
リビングで気楽に喫煙する葉巻は、ストレングスがマイルド~ミディアムのものが最適であるようだ。
喫煙時間:46分
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2023/10/8
自宅ヒュミドールにて36日間加湿・熟成したものを吸う。
ヒュミドールは、平均室温26℃・湿度70%の設定。
葉巻は喫煙の3時間30分程前から”ドライ・ボックス”に入れて、”ドライシング”を行っている。
今回で2本目となる、”ラ・ガレラ ハバノ ハーフコロナ/La Galera Habano Half Corona”を喫煙する。
自宅リビングで海外ドラマの、”救命医ハンク セレブ診療ファイル シーズン6”(マーク・フォイアスタイン主演)”を見ながら喫煙する。(シーズン丸ごと頭から2度目の視聴)
この葉巻は、濃厚でたっぷりの煙の中に土とカカオ豆と革と杉の木の味に、しっかりと効いたペッパー、背景にはカカオ豆の甘みと、どこか素朴な味がする葉巻だと言える。
嫌な苦みや鋭さとは無縁の葉巻だ。
煙の味には纏まりがあり、どれか一つの味が際立つことがない。
前回喫煙したときの印象と大きく変わらないが、甘く香ばしい風味に少し欠けていたように思う。
ラ・ガレラの葉巻には、葉巻コピーごとに少しばらつきがあるようだ。
しかしながら、今回の喫煙でも私の葉巻独自5段階評価は、据え置きの4.0/5点が妥当だと判断した。
もしかしたら、この葉巻は4.5/5点であってもおかしくはない葉巻なのではないかと思って今回の喫煙に臨んだが、残念ながら、4.5/5点には及ばなかった。
喫味は強く、強いフレーバー(風味)の煙が口腔内を満たすため、葉巻初心者の方には強い葉巻と感じるかも知れないが、それがこの葉巻の良さであると考えている。
どことなく素朴さを感じる味も、私は気に入っている。
以前喫煙したロブストビトラは、苦みや酸味を感じたため、今回はこの小さなハーフコロナビトラに回帰したが、次回はロブストビトラよりも大きなビトラである、トルペードビトラを試してみようと考えている。
葉巻コピーごとにばらつきがあるのなら、もしかするとより大きなトルペードビトラはとても旨い葉巻である可能性もあるからだ。
いずれにせよ、ラ・ガレラ葉巻ブランドは、私のお気に入りブランドになっていることに変わりない。
喫煙時間:35分
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