アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アレック・ブラッドリー |
| シリーズ名 | プレンサド |
| ビトラ | チャーチル |
| 葉巻の長さ | 177.8mm (7インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ホンジュラス産 & ニカラグア産 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 1,800円 (2025年4月現在) |
この”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、アメリカ合衆国フロリダ州ハリウッドに拠点を置く、1996年に設立された垂直統合型ではない葉巻メーカーの”アレック・ブラッドリー/Alec Bradley”からの1本である、”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”です。
シガーアフィショナードにて上位入賞の常連となっているアレック・ブラッドリーの葉巻は、前々から吸ってみたいと思っていたのですが、やっとその機会が訪れました。(^.^)
私が行きつけの葉巻販売店に4種類の葉巻シリーズが入荷し、1つは今回喫煙レビューする”プレンサド/Prensado”葉巻シリーズ、そして次回喫煙レビュー予定の”ゲートキーパー/Gatekeeper”、他には”ブラックマーケット/Black Market”と”マックス/Maxx”の、それぞれ1ビトラの葉巻が入荷しています。
アレック・ブラッドリーは、垂直統合型の葉巻メーカーではないため、自社農園や自社工場も持っていない社員数30人程の会社のようですが、創業者であり社長の”アラン・ルービン”の類い稀なるビジネス・センスにより、次々とヒット商品を生み出している葉巻メーカーです。
個人的には、自社農園や自社工場を持つ垂直統合型の葉巻メーカーの葉巻に私は惹かれてしまいますが、”ワープト”のように素晴らしい葉巻を作り上げる葉巻メーカーもあるため、一概に興味がないとは言い切れません。
垂直統合型の葉巻メーカーには有能なブレンダーや自社葉巻開発チームを抱えているにも関わらず、何故、自社でヒット商品を生み出さず、他社葉巻メーカーが生み出すヒット葉巻の下請けに甘んじているのかと思うこともありますが、考え方よっては、垂直統合型の葉巻メーカーが自社では解決できない問題を、外部の”ヒット商品開発マーケティング会社”に依頼して、その指示通りに葉巻を製造していると考えれば納得も出来るのではないでしょうか。
ヒット葉巻の下請け製造をしている葉巻メーカーも、きっと誇らしいことでしょう。
今回喫煙する”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル”は、2011年のシガーアフィショナードでシガー・オブ・ザ・イヤー(96ポイント第1位)に輝いている葉巻ですので、初めての喫煙となるアレック・ブラッドリーの葉巻としては申し分なく、どのような味であるのか喫煙するのが楽しみです!
参考までに、”アレック・ブラッドリー”は、”アラン・ルービン/Alan Rubin”により設立された葉巻メーカーですが、名前の由来は自身の2人息子となる”アレック・ルービン”と”ブラッドリー・ルービン”の名にちなんで命名されました。
アレック・ブラッドリーの最初の葉巻となる”ボギーズ・ストギーズ/Bogey’s Stogies”は、ゴルファー用に作られた葉巻ですが、葉巻不況時代と言われる1997年~1999年に販売したことなどの理由からビジネスとして失敗し、600万ドルの負債を抱えてしまいます。
財政破綻から抜け出す方法を模索している中、葉巻の専門家であり”モンテロ・シガーズ/Montero Cigars”の創設者でもある”ラルフ・モンテロ/Ralph Montero”と出会ったことから、2人は手を組み、ラルフの人脈であるダビドフの”ヘンケ・ケルナー/Henke Kelner”と引き合わせてもらうことで、成功への道筋が見え始めます。
ヘンケ・ケルナーの協力を経て作られた”オクシデンタル・リザーブ/Occidental Reserve”はマイルドボディの低価格帯葉巻であり、タバコ専門店に自社の葉巻を置いてもらえるよう営業を仕掛けることで、ある程度の顧客を獲得することに成功しています。
2007年には、初めてのフルボディ葉巻となる”テンパス/Tempus”葉巻シリーズを販売し、今までで最大の成功を収めます。
2011年に販売された、今回喫煙レビューする葉巻の”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”は、2011年のシガーアフィショナードでシガー・オブ・ザ・イヤー(96ポイント第1位)に輝き、現在の葉巻業界に於ける地位を獲得しています。
また、2023年にアラン・ルービンは、世界最大のタバコ会社である”スカンジナビアン・タバコ・グループ/Scandinavian Tobacco Group (STG)”に、7,250万ドル(100億円以上!?)で会社を売却することに成功しています。
それでは、”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産 コロホ種のラッパーで巻かれた、”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”は、マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は艶の少ないマットな仕上がりですが、素朴な美しさがあります。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、葉巻ブランド名である”ALEC BRADLEY”の文字と、葉巻シリーズ名の”PRENSADO”の文字が書かれた大きなものが1枚巻かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれてはいますが、葉巻表層部には僅かな弾力性を備えています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室温21℃・湿度64%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間前に、湿度48%のシリカゲル入り葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、僅かな爽やかさを伴うローストされたオークウッドの味からスタートする。
直ぐに、少量の土と革の味が追加される。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を過度に刺激することのないロースト感を伴う適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
旨い!
想像していた通りの、素晴らしい喫味だ。
このロースト感を伴う味は、過去に喫煙レビューした”E.P. カリージョ プレッジ プレクエル”の喫味を思い出す。
煙は濃厚でありながら鋭さや刺激性が無く、とてもマイルドだ。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
喫煙開始19分時点では、カカオ豆に近いローストしたナッツの味があることを確認する。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くも無く、適度な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始23分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は適度な感触と共に、綺麗に折ることが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
ロースト感がある葉巻だが、僅かな爽やかさも存在するため、その配合バランスはとても秀逸に感じる。
2011年のシガーアフィショナードで、シガー・オブ・ザ・イヤー(96ポイント第1位)に輝いたことにも納得する葉巻だ。
副流煙の香りは、甘くて香ばしいとても良い香りがする。
喫煙開始36分時点で、背景にトーストしたパン(フランスパン)の風味とカカオ豆の甘さがあることを確認する。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から40分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぐが、僅かな爽やかさを伴うローストされたオークウッドと土と革の味に、今までローストしたナッツの味として捉えていたものが、カカオ豆やローストしたコーヒ豆の味へと入れ替わる。
喫煙開始47分時点で、2回目の灰折を行う。
喫煙時間60分時点でも、濃厚でありながらスムース&マイルドな煙であることに変わりはなく、苦みや鋭さ等とは無縁の葉巻だと言える。
この濃厚にしてスムース&マイルドな煙は、過去に喫煙レビューした”A.J. フェルナンデス ベジャス アルテス マデューロ ロブスト”の味を思い出す。
どちらかと言えば、先に感じた”E.P. カリージョ”寄りの味なのだが、濃厚でありながらニコチン量はそれほど多くないというところが、私にそう思わせる。
喫煙開始65分時点で、この葉巻の基本の味となるローストしたオークウッドの味から派生した、ウイスキー・オーク樽の風味が追加される。
喫煙開始67分時点で、不意に灰が灰皿に折れ落ちてしまった。
灰は比較的もろいと言えそうだ。
喫煙開始76分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始79分時点で、背景にクローブやナツメグ等のスパイスの風味が追加される。
序盤では、良い喫味であるものの意外と単純な味だと思っていたが、この時点では味の複雑さが増していることが確認できる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から80分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、僅かな爽やかさを伴うローストされたオークウッドとコーヒー豆と土と革の味に、背景にあるウイスキー・オーク樽とローストしたフランスパンと少量のクローブやナツメグ等のスパイスの風味で吸い進む。
喫煙開始89分時点では不意に失火しそうになったため、一旦灰折を行い、再度の火入れ作業を行う。
喫煙開始100分時点からは、今までロースト感として捉えていたものが、少しの焦げ感に変わり始める。
だが、基本の味は劣化しないままに吸い進めることが出来る。
喫煙開始120分時点で、実質5回目の灰折と再度の火入れを行う。
喫煙開始123分時点では、焦げ感が少し追加されているように感じるが、嫌な苦みや鋭さは無い。
喫煙開始140分時点でも、嫌な苦みや鋭さは発生していないが、限界ギリギリまで吸ったこの段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”は、僅かな爽やかさを伴うローストされたオークウッドとコーヒー豆と土と革の味に、背景にあるウイスキー・オーク樽とローストしたフランスパンと少量のクローブやナツメグ等のスパイスの風味が味わえる、濃厚で上質な素晴らしい葉巻だと言える。
このロースト感が楽しめる葉巻の味は、過去に喫煙した”E.P. カリージョ プレッジ プレクエル”と似た喫味と言って良いだろう。
個人的には今回喫煙した”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル”の方が、ロースト感と爽やかさのバランスが上手く取れており、私好みの味であったように思う。
マイルド&スムースな煙でありながら、ローストしたエスプレッソ用コーヒー豆のような風味を楽しめる葉巻は、そう多くは存在しないだろう。
終盤に差し掛かる頃には、ロースト感が増してきたことによる少しの焦げ感を感じるようになるが、それからさらに1時間以上吸い進めても焦げ感はさほど増えることなく、142分という過去最長とも言える長い時間を快適に喫煙することが出来た。
この味なら、2011年のシガーアフィショナードでシガー・オブ・ザ・イヤー(96ポイント第1位)に輝いたことにも頷ける。
今回喫煙した葉巻は、ラッパーにホンジュラス産コロホ種のタバコ葉が使用されているが、ニカラグア産コロホ種の特徴的な味とは異なっていたものの、実に素晴らしい役割を果たしていたようだ。
個人的にはロースト感が際立つ葉巻はそれほど好みではないのだが、僅かな爽やかさとスムース&マイルドな煙であったことがそのロースト感を相殺し、最後まで飽きることなく喫煙することが出来た。
アレック・ブラッドリーの葉巻はあと3本出番を控えているため、それぞれの葉巻がどのような味を提供してくれるのか、とても楽しみだ。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、文句なしの4.5/5点とした。
参考までに、この”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル/Alec Bradley Prensado Churchill”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、89ポイント~96ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”チャーチル”ビトラは、91ポイント~96ポイントという高評価を得ています。また、”チャーチル”ビトラは、2011年のシガー・オブ・ザ・イヤー(96ポイント第1位)に輝いています。他のビトラである”トルペード”は2023年の葉巻トップ25(95ポイント第8位)、”ロブスト”ビトラは2013年の葉巻トップ25(92ポイント第24位)、”グラントロ”ビトラは2010年の葉巻トップ25(92ポイント第20位)への入賞を果たしています。
喫煙時間
喫煙時間:141分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $13.89 (1ドル148円換算にて2,056円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €9.20 (1ユーロ160円換算にて1,472円)
- 日本国内価格 ¥1,800 (参考日本販売価格倍率1.02倍)
葉巻重量
- 購入時重量 13.94g
- 加湿・熟成後重量 14.06g (葉巻ヘッドカット後重量13.89g)
- ドライシング後重量 13.82g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.50%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/6/21
今回で2本目となる、”アレック・ブラッドリー プレンサド チャーチル”(自家製発酵器熟成)を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、34日間自家製発酵器内で熟成させた後、平均室温27℃・湿度69%の自宅ヒュミドールにて8日間加湿・熟成させたものを吸う。(計42日間熟成)
そのままでも十分に旨いこの上質な葉巻を、”自家製発酵器熟成”させたらどのような味になるのかを知りたくて、実験してみることにした。
喫煙前に9時間ほど、湿度53%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.66%の適切と言える葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分半かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2019年に公開されたアメリカのミステリー映画である、”ナイブズ・アウト: グラス・オニオン/Glass Onion: A Knives Out Mystery”を見ながら喫煙する。
この映画を選択したのは、上映時間が2時間20分で、前回喫煙したこの葉巻の喫煙時間が同じく2時間20分であったことがその理由だ。
映画の内容としては、そつなく良く出来た脚本であり、主演の”ダニエル・クレイグ”の作品というよりも、悪役の”エドワード・ノートン”の演技が光る作品と言えるだろう。
ま、そんな話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、爽やかさを伴うローストされたオーク材と革と土の味からスタートする。
直ぐに、ローストしたコーヒー豆の味が追加される。
背景には、僅かなウイスキー・オーク樽やトーストしたパンの風味がある。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところだが、煙はとてもマイルド&スムースであり、鋭さとは無縁の葉巻だ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を全く刺激することの無い控えめなペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
前回喫煙したときの味の印象と、ほぼ同じ喫味と言ってよいだろう。
だが、今回の葉巻コピーは引き抵抗(ドロー)が重めで、多くの煙を口蓋に引き込むことが難しい。
強く煙を吸い込む必要があるため、喫煙時間は1時間40分と、前回よりも40分も短い喫煙時間となってしまった。
全体的な味の印象としては、ロースト感(焦げ感)をメインとした喫味であり、過去に喫煙レビューした”E.P. カリージョ プレッジ プレクエル”を彷彿とさせるが、その焦げ感を良しとするかどうかで、この葉巻の評価が分かれるだろう。
味の詳細を検知しようと躍起になって喫煙した1本目のときには、その複雑な味を高く評価することとなったが、何も考えずに”ながら喫煙”した今回は、それほどの旨さを感じることが出来なかった。
おそらくは、ドロー(引き抵抗)が重く、多くの煙を口蓋に引き込めなかったことが大きく影響しているのだろう。
さらに、E.P. カリージョ プレッジ プレクエルを含めて、高い評価をした葉巻であっても、焦げ感(ロースト感)をメインとする葉巻は、あまり好みではないということが分かった。
自家製発酵器熟成に関しては、予想していた通り(?)に、何の効果(影響)も無かったようだ。
今後、上質な葉巻に於いては、自家製発酵器熟成することなく、通常のヒュミドール加湿・熟成で対処していこうと考えている。
今回の自家製発酵器熟成された葉巻の葉巻独自5段階評価は、今回の葉巻コピーに於いてだが、引き抵抗(ドロー)が重く、多くの煙を口蓋に引き込むことが出来なかったことや、ロースト感(焦げ感)が私好みでは無かったということを鑑みて、今までの4.5/5点から、4.5/5点寄りの4.0/5点に修正することとした。
だが、また次回にこの葉巻を喫煙したときに、ドローが良い葉巻コピーに当たった場合には、4.5/5点に戻す可能性は十分にあるだろう。
喫煙時間100分。


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