A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | A.J. フェルナンデス |
| シリーズ名 | ニューワールド プーロエスペシャル |
| ビトラ | ショートチャーチル |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | ニカラグア産 H2000 (クロオロ種?) |
| バインダー | ニカラグア産 ハバノ種 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,250円 (2024年1月現在) |
この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアに大規模な葉巻工場とタバコ葉農園を持つ葉巻メーカーの、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”からの1本である、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill”(財務省登録名称は”AJF ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”)です。
今回、喫煙レビューする葉巻は、私にとって4本目となる、A.J. フェルナンデスの葉巻です。
以前喫煙レビューした、”A.J. フェルナンデス エンクラーベ ハバノ ロブスト”は、甘く香ばしい杉の木と土とカカオ豆とコーヒーの味に、適度なペッパーと、背景にあるカカオ豆の軽い甘さを味わえる、とても良い葉巻だったのですが、喫煙後半から味の劣化が始まってしまうことが少々残念に思える葉巻でした。
そして、昨日喫煙レビューした、”A.J. フェルナンデス サンロターノ ハバノ トロ”は、上質で濃厚なカカオ豆と土と杉の木と革の味に、背景にあるカカオ豆やコーヒー豆の甘さとレーズンやベリー系ドライフルーツの甘酸っぱさを楽しめる、とても素晴らしい葉巻でした。
今回喫煙レビューする、”A.J. フェルナンデス ニューワールド/A.J. Fernandez New World”葉巻シリーズは、2014年に販売が開始された、A.J. フェルナンデスと父親の”イスマエル・フェルナンデス”との2人で共同開発された自社葉巻ブランドであり、下記5つの葉巻シリーズから選択することが出来ます。
- A.J. フェルナンデス ニューワールド オスクロ/A.J. Fernandez New World Oscuro
- A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン/A.J. Fernandez New World Cameroon
- A.J. フェルナンデス ニューワールド コネチカット/A.J. Fernandez New World Connecticut
- A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル/A.J. Fernandez New World Puro Especial
- A.J. フェルナンデス ニューワールド ドラド/A.J. Fernandez New World Dorado
今回、私は上記の中から、ラッパーとバインダーにニカラグア産ハバノ種、そしてフィラーもニカラグア産のタバコ葉を使用した、”ニカラグアン・ピューロ”の葉巻を購入しました。
本当は、”ニューワールド”葉巻シリーズの1作目である、”オスクロ”を試すべきだったのでしょうが、海外レビューサイトでの評判があまり芳しくなかったことから、この”プーロエスペシャル”を選択しました。
葉巻購入後、直ぐにセロファンを剥がして匂いを嗅ぐと、この葉巻も前回喫煙した”サンロターノ ハバノ”と同様に、とても濃厚で香ばしい馬小屋系(?)の香りがしています。
ちなみに、A.J. フェルナンデスの社長である、”アブデル・J・フェルナンデス”は、1979年生まれのキューバ人ですが、24歳になった2003年に、ニカラグアへ移住します。
最初は叔父が経営する、”ネストル・プラセンシア”で短期間働きましたが、すぐにエステリに自身の小さな葉巻工場をオープンし、他社ブランドの葉巻製造請負を開始します。
製造を請け負う他社ブランドとしては、”ロッキーパテル”や”ディーゼル”などの、有名葉巻メーカーの葉巻も請け負うことが出来ました。
2008年には自社のタバコ葉農園を所有することになり、2010年には”A.J. フェルナンデス”初の自社ブランド葉巻である、この”サンロターノ/San Lotano”の製造・販売するまでに至りました。
2014年以降は、”プラセンシア”で17年間働いていた、父親の、”イスマエル・フェルナンデス”も呼び寄せ、親子2人で新しい葉巻を創作していくこととなり、現在に至っています。
昨日に引き続き喫煙する、この”A.J. フェルナンデス”の葉巻は、昨日喫煙レビューした素晴らしい葉巻であった”サンロターノ”と比べて、味にどんな違いがあるのか、確かめてみるとしましょう!
それでは、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産 ハバノ種(H2000)のラッパーで巻かれた、”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill”は、コロラドマデューロ~マデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶がありますが、基本的にはマットな仕上がりで、とても美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、1本は金色とアイボリー色を使用した中に、”PURO ESPECIAL”と書かれ、もう1本のメインバンドロールはさらに黒色が追加された中に、中世の頃のクリストファー・コロンブス探検隊と思われる絵と”New World”という文字が描かれています。
”ニューワールド/New World”という名前の由来は、1492年のクリストファー・コロンブス探検隊によるタバコの発見にちなんで名付けられたそうです。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表面には程良い弾力を備えており、最初から少し湿気を含んでいるかのように、しっとりとした感触があります。
葉巻ボディからは、とても濃厚で香ばしい、馬小屋系の良い香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、滑らかで、高級感があります。
この葉巻は、平均室温15℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、58日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する6時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深くローストされた干し草の香りがして、引き抵抗は僅かに重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分50秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤・中盤・終盤(1/3ファーストサード~3/3ファイナルサード)

※最初に、通常は、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載していますが、今回は例外として、序盤から終盤まで纏めてレビューしていきたいと思います。
序盤は、濃厚で甘い杉の木の味からスタート。
とても甘い。
これほどの甘さを感じたのは初めてだ。
直ぐに、土とカカオ豆の味が追加される。
驚くほど旨い!
喫煙開始10分時点で、ナッツの味が追加される。
喫煙開始12分時点で、何故か火が消えてしまったため、1回目の灰折を行ってから再着火を行う。
なかなか再着火することが出来ず、10分以上着火作業に苦戦する。
着火したと思っても、また直ぐに火が消えてしまう。
喫煙開始26分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。

喫煙開始30分時点で、やっと火が安定し、通常の喫煙が出来るようになったが、吸いながらの着火を試みたため、少しの苦みが追加されてしまった。
この葉巻コピーは、元から燃焼性がとても悪いようだ。
片燃えする程度ではなく、葉巻自体が燃え続けてくれない。
これでは通常の葉巻レビューが出来ないため、序盤、中盤、終盤でのレビューに分けることなく、このままレビューを続けることにする。

喫煙開始37分時点で、メインバンドロールを剥がす。
バンドロールはとても簡単に、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
この時点での味は、吸いながらの着火を数分間にわたって行ってしまったため、少しの苦みを伴うようになってしまったが、序盤でのとても旨いその味は、そのまま残っている。
土とカカオ豆とナッツと杉の木の味に、刺激の少ない繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にある、否、メインの味としての純粋な糖蜜の甘さを味わえる。
喫煙開始41分時点で、実質2回目の灰折を行う。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフル~フルボディと言ったところか。
副流煙の香りは、甘く香ばしい香りがする。
レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、刺激の少ない繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。

喫煙開始53分時点で、純粋な糖蜜の甘さは、ローストされたカカオ豆の甘さに置き換わる。
喫煙開始59分時点で、実質3回目の灰折を行う。
この終盤と呼べる時点での燃焼性は悪くなく、失火することもなく、燃焼が続く。
おそらく、この葉巻のフット側の半分に、燃焼性の悪いタバコ葉が使用されていたのだろう。
喫煙開始70分時点で、味の劣化も感じないが、再着火作業で精魂尽きてしまったため、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル/A.J. Fernandez New World Puro Especial Short Churchill”は、濃厚でとても甘い土とカカオ豆とナッツと杉の木の味に、刺激の少ない繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、背景としてではなく、メインの味としての純粋な糖蜜の甘さを味わえる葉巻だと言える。
今回喫煙レビューしたこの葉巻は、残念ながら燃焼性に難がある葉巻コピーであったが、問題ないコピーであれば過去最高の評価である5.0/5点を付けていた可能性もあったため、とても残念でならない。
この葉巻の旨さは、背景としてではなく、メインの味としての純粋な糖蜜の甘さと、鋭さとは全く無縁な、滑らかな吸い心地にあると言って良い。
昨日喫煙レビューした”A.J. フェルナンデス サンロターノ ハバノ トロ”と比べると、さらに滑らかな吸い心地であり、この葉巻にはレーズンやベリー系ドライフルーツの甘酸っぱさをあまり感じなかったが、その代わりに、驚くほどたっぷりの純粋な甘さを含んでいる葉巻であった。
今回運悪く燃焼性の悪い葉巻を掴んでしまったのは、おそらく、葉巻としての旨さを限界ギリギリまで攻めたブレンドであったからだろうと推測する。
つまりは、燃焼性は悪いが、旨味を多く含む最終プライミングのリジェロ葉やヴィソ葉を多用した結果であり、葉巻として”吸えること”を実現するために必要とされている、燃焼性には優れるが旨味は少ない初期プライミングのヴォラド葉やセコ葉の使用を著しく控えたためであろう。
以前、ネット記事で読んだことがある、”アルファンブラ”葉巻ブランドのオーナーである”アレハンドロ・マタ・アルファンブラ”のインタビュー記事の中で、アレハンドロは、”葉巻は、吸えることが重要だ”と言っていたことを思い出した。
その記事を読んだ時は、なんと初歩的で稚拙なことを言う葉巻メーカーのオーナーなのだろうと思ったが、今回のようなことを言っていたのだと、今更ながら理解できた。
旨い葉巻は、作ろうと思えば作れるが、”吸えない葉巻”になる危険性をはらんでいるということのようだ。
今回喫煙レビューした葉巻の葉巻独自5段階評価は、葉巻半ばまで吸えない葉巻であったため、暫定評価として4.0/5点としたが、直ぐにでも再購入して正当な評価を下したいと思っている。
問題が無い葉巻コピーであれば、4.5/5点か、又は過去最高評価の5.0/5点が付けられる葉巻だと考えている。
参考までに、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル/A.J. Fernandez New World Puro Especial”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、91ポイント~93ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”ショートチャーチル”ビトラに於いては、91ポイントという高評価を得ています。また、この葉巻シリーズの”トロ”ビトラは、2017年の葉巻トップ25(93ポイント第12位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:70分
味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $8.90 (1ドル148円換算にて1,317円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €9.80 (1ユーロ160円換算にて1,568円)
- 日本国内価格 ¥2,250 (参考日本販売価格倍率1.56倍)
葉巻重量 (2024/10/27 追記葉巻レビュー時例)
- 購入時重量 15.31g
- 予備乾燥後重量 13.93g
- 加湿・熟成後重量 14.04g (葉巻ヘッドカット後重量13.87g)
- ドライシング後重量 13.79g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.08g (△0.58%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/10/27
今回が3本目となる”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”を喫煙する。
平均室温25℃・湿度66%の自宅ヒュミドールにて、79日間加湿・熟成したものを吸う。
今回は、葉巻をヒュミドールに入れる前に、A.J.葉巻の特徴とも言える(?)しっとりと湿った質感を改善するため、5日間の予備乾燥(ドライシング)を行ってから79日間の加湿・熟成を行っています。
喫煙前に10時間ほど、湿度53%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング後の減少重量を測定すると0.08g減少しており、全体の0.58%の適切な葉巻内包湿度を減少させたことを確認して喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2022年のオーストラリアのホラー映画である”トーク・トゥ・ミー/Talk to Me”を見ながら喫煙する。
この映画はオーストラリア映画だが、撮影も脚本も良く出来ており、評価も上々のようだ。
主演は私のあまり知らない”ソフィー・ワイルド/Sophie Wilde”というオーストラリアの若手黒人女優が務めており、演技も悪くない。
他に、アメリカ映画や海外ドラマでよく見かけるオーストラリア女優の”ミランダ・オットー/Miranda Otto”(宇宙戦争でトム・クルーズの奥さん役やホームランド等に出演)が出演していることで、低予算映画ながらまともな映画なのだと、安心して見ることが出来た。
映画の話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、爽やか且つ上質で濃厚な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、土と革とナッツの味が追加される。
背景には、少量のドライフルーツの甘酸っぱさがある。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、小麦粉の風味を含む適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
なかなか旨い。
しかしながら、爽やかさは少量の酸味として捉えることも出来、且つ、ごく僅かなほろ苦さも含まれる。
この葉巻、毎回吸うごとに味の印象が変わるのだが、適切な加湿・熟成期間とドライシングを実施したにも関わらず、過去最高の味とはならなかった。
その原因はおそらく、葉巻の巻き密度が高いことで、着火後の引き抵抗(ドロー)が重めであることから煙を強く引き込もうとして、少しのほろ苦さが発生してしまうためだろう。
最近のA.J.の葉巻は、ボックスプレスされた葉巻が多いと感じるが、その形式の方がドローが軽くなり、苦みがより発生しないように感じる。
きっとそれは、A.J.の思惑どおりの結果なのだろう。
喫煙中盤では、背景にごく僅かなカカオ豆の甘さがあることを確認する。
ただ、全般を通して複雑な煙の味とはならず、単調な喫味だ。
そうは言えども、この葉巻を98分という長時間を何の問題もなく喫煙できたのは、流石A.J.の葉巻と言ったところだろう。
この葉巻はA.J.の葉巻というよりも、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ ウニコ ダーティラット”や”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9 ロブスト”の味を彷彿とさせる味だ。
A.J.の葉巻の味があまり好きではない諸氏に向いている葉巻なのかも知れない。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、長時間を快適に楽しむことが出来る葉巻であったが、私の好きなA.J.の味から少し離れていたことを鑑みて、4.5/5点から4.0/5点に評価を落とすこととした。
喫煙時間約98分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/5/26
今回で2本目となる”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”を喫煙する。
平均室温25℃・湿度65%の自宅ヒュミドールにて、セロファンを剥がさないままの状態で、35日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に10時間ほど、セロファンを剥がしてからドライボックス内での”ドライシング”を行ってから、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分間かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2020年にアメリカ合衆国で製作された映画である、”プロトタイプA 人工生命体の逆襲/Don’t Look Deeper”を見ながら喫煙する。
序盤は、濃厚な杉の木と土の味でスタートする。
背景には、少しの苦みを伴うレーズンの甘酸っぱさがある。
他には、少量のカカオ豆やナッツや革などの味が含まれている。
今回はテストとして、葉巻を包んでいるセロファンを剥がさずにヒュミドール内で35日間加湿・熟成し、喫煙前にセロファンを剥がして10時間のドライシングを行うという方法を試してみた。
結果は、大失敗だった…。
喫煙開始時から喫煙終了時まで、常に僅かな苦みに付き纏われる結果となった。
A.J.の葉巻は、購入当初から湿気を含んだような柔らかさがあるのだが、セロファンのせいでその過剰な湿気はヒュミドール内でも放出されず、喫煙前に行った10時間程度のドライシングでは、葉巻内包湿度が高い状態のままであったようだ。
もし、セロファンを剥がさずにヒュミドールで加湿・熟成を行うのであれば、ドライシングを2~3日間は行う必要があるだろうと推測する。
今後は今まで通り、セロファンを剥がしてヒュミドール内で保管し、喫煙前に10時間前後のドライシングを行うことが最良の方法であることが分かった。
よくよく考えてみれば、A.J.の葉巻だけ特別ということがある筈もなく、どの葉巻でも過剰な内包湿度は、苦みを引き起こすだけのようだ。
しかし、今回のような葉巻内包湿度が高い状態であっても、80分という長い時間の喫煙が出来たのは、A.J.の葉巻品質の良さ(タバコ葉の発酵方法によるもの)からなのだろう。
前回喫煙したときに感じた、異常なまでの純粋な糖蜜の甘さは、その葉巻コピーだけの味だったと結論付けることになった。(勿論、まともに吸える葉巻では無かったのだが…。)
もう、この葉巻に対して過度に期待することを止めたのは、言うもでもないだろう。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、今回は私のミスでこの葉巻本来の性能を引き出すことが出来なかったが、適切な葉巻管理さえ出来ていれば、4.0/5点寄りの4.5/5点という評価が適当だと判断した。
葉巻独自5段階評価で5.0/5点の葉巻と出会えるのは、まだまだ先になりそうだ。
喫煙時間約80分。


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