ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アンダークラウン by ドリュー・エステート |
| シリーズ名 | アンダークラウン マデューロ |
| ビトラ | フライングピッグ |
| 葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 23.8mm (60) |
| ラッパー | メキシコ産 サンアンドレス種 マデューロ |
| バインダー | アメリカ合衆国コネチカット産 ハバノ種 |
| フィラー | ブラジル産 マタフィナ種 & ニカラグア産 ハバノ種 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,680円 (2023年10月現在) |
この”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、過去に喫煙し、葉巻独自5段階評価に於いて、4.5/5点を叩き出した、”ドリュー・エステート ヘレーラ・エステリ ハバノ ショートコロナゴルダ/Drew Estate Herrera Esteli Habano Short Corona Gorda”と同じ葉巻メーカーが製造・販売する、”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig”です。
現時点で、日本国に輸入されている、ドリュー・エステートの葉巻シリーズは、
- ドリュー・エステート ヘレーラ・エステリ ハバノ/Drew Estate Herrera Esteli Habano
- ドリュー・エステート アンダークラウン シェード/Drew Estate Undercrown Shade
- ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ/Drew Estate Undercrown Maduro
- ドリュー・エステート アンダークラウン サングロウン/Drew Estate Undercrown Sun Grown
- ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9/Drew Estate Liga Privada No.9
- ドリュー・エステート ウニコ・ダーティ・ラット/Drew Estate Liga Privada Unico Serie Dirty Rat
等々がありますが、今回は、その中のマデューロ葉巻シリーズとなる、”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ”を喫煙レビューしたいと思います。
ドリュー・エステートの葉巻は、諸外国ではとても強い人気があるようで、私も特に注目している葉巻ブランドの1つと言えます。
リーズナブルな価格設定でありながら、その洗練された上質で奥深い味わいは、経験豊富な葉巻愛好家の味覚を十分に満足させる要素を持ち合わせてます。
大手葉巻メーカーではない、ブティック・シガーブランドとしての存在価値を、十分に誇示しているように思います。
葉巻に限らず、日本人や東洋人は大手ブランドに惹かれ、欧米人は小さな新進気鋭のブランドに惹かれる傾向があると私は思っていますが、どの国の人でも、突き詰めた考えを持つ人は最終的に、モノづくりに情熱を注ぎ込む個人(小さな会社)に惹かれていくのではないかと考えています。
”ドリュー・エステート”は、アメリカのフロリダ州マイアミを本拠地とする、1996年に設立した葉巻メーカーであり、その歴史は、旧世界貿易センタービル内の小さな葉巻店(5㎡≒3畳)からスタートします。
”ジョナサン・ドリュー/Jonathan Drew”と”マービン・サメル/Marvin Samel”の2人は、他社葉巻工場に葉巻製造を外注するのではなく、なんとしても、自分たちの工場を持ち、自分たちで葉巻を作り、自分たちのやり方で物事を進めたいという夢があり、今では、ニカラグア最大規模の、”ラ グラン ファブリカ ドリュー エステート/La Gran Fabrica Drew Estate”葉巻工場をニカラグアに持つまで成長しています。
しかし、”葉巻マニア”の2人が作る葉巻は、どんなに会社が大きくなったとしても、葉巻の味に対する拘りが無くなることはないでしょう。
この、”ドリュー・エステート アンダークラウン”葉巻シリーズは、当時社長であった”スティーブ・カサ”専用に作られた葉巻で、その後8人のトルセドールだけで巻く希少高級生産品として販売された”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9”の代替として作られたものだそうです。
近いうちに、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9”も喫煙レビューする予定ですが、今回のマデューロ葉巻にどのような味を感じるのか、喫煙するのがとても楽しみです!
それでは、”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
メキシコ産 サンアンドレス種のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ、”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig”は、僅かに脂を含んだ無骨な仕上がりで、鈍い艶を持ち、マデューロ~オスクロ色(濃い茶褐色)をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、葉巻フット側の1本は、”MADURO”と書かれていて、メインのバンドロールには、”アンダークラウン マデューロ”葉巻シリーズのマークである、王冠を被ったライオンの絵が、紺色と金色を使用して描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さと重さがあり、十二分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。
この葉巻は、平均温度27℃湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、48日間の加湿・熟成を行っています。
喫煙を始める2時間程前から、葉巻をドライボックスに移して、”ドライ・ボクシング”を行ってから喫煙を開始しました。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深くローストされた干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、深煎りにローストされた杉の木の味からスタート。
背景にはごく僅かだが、ビターチョコレートの甘さがある。
副流煙が多く発生するため、少々鬱陶しい。
副流煙の香りには、少量だが香ばしい甘さが含まれている。
喫煙開始10分時点で、コーヒーとカカオ豆の味が追加されると共に、ごく僅かなコーヒー由来の酸味も確認する。
この葉巻は、高級ラインである”リガ・プリヴァーダNo.9”の代替葉巻とのことで、もっと複雑な味を期待していたが、意外にもロースト主体のシンプルなマデューロ葉巻の味と言ったところか。
但し、マデューロ葉巻としては上質な味だ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、序盤の味に、ナッツの味が追加される。
そしてマデューロ葉巻らしい(?)揮発性成分の味も現れだす。
ただ、現段階ではそれほど気にはならない。
喫煙開始28分時点では、カカオ豆の味が主体となる。
レトロヘイル喫煙技法により煙を副鼻腔に通すと、程良く効いたペッパーを確認する。
しかし、レトロヘイルを行うと、舌に軽い苦みを感じたため、今回の喫煙では以後レトロヘイルを行わないようにした。
喫煙開始31分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はかなりしっかりとしており、小気味よく綺麗に折れた。
喫煙開始35分時点で、土の味が追加されると共に、ロースト感も増してきた。
遅ればせながら、意外と旨い葉巻であることに気付く。
ここまでの燃焼挙動は比較的良好で、太い葉巻にありがちな片燃えも、数回の火入れ修正のみで均等に燃え進む。
喫煙開始40分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは綺麗に剥がすことが出来、紙質も他とは違う、良質なオイルコート紙が使われているようだ。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から42分以降の終盤は、ローストしたナッツの味が強さを増す。
引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、序盤からこの終盤にかけてとても良好だ。
中盤に感じた揮発性成分の味はこの終盤でも増すことが無く、不快な苦みも感じることなく吸い続けることが出来ている。
私としては、あまり得意ではないマデューロ葉巻ではあるが、意外と悪くない。
喫煙開始60分時点で、2回目の灰折を行う。
吸う煙に熱と苦みを感じだした時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ フライングピッグ/Drew Estate Undercrown Maduro Flying Pig”は、深煎りにローストされたカカオ豆とナッツとコーヒーと土と杉の木の味に、適度に効いたペッパー、背景には僅かなダークチョコレートの甘さを味わえる、マデューロ葉巻としては上質な葉巻だと言える。
中盤から背景に現れる、僅かな揮発性成分の味はそれほど気にはならず、マデューロ葉巻としては優秀だと言える。
私は個人的に、メキシコ産サンアンドレス種のラッパーを使用した葉巻は、あまり得意ではないらしい。
唯一の例外は、”グランデスティノス ラッシュ ベグエロ”だが、それも揮発性成分の味がすることに違いはないが、それを忘れさせてくれる程の甘く香ばしい複雑な味がある。
今回喫煙したこの葉巻には、甘く香ばしい複雑な味に欠けているため、ドリュー・エステートの葉巻でありながら、期待したほどの味では無かったことが少し残念だ。
今現在、”リガ・プリヴァーダNo.9”が私のヒュミドール内で加湿・熟成されているが、これも今回の葉巻と同系統の味ならば、それほどの高評価とはならないだろう。
但し、それはマデューロ葉巻ではなく、アメリカ合衆国産コネチカットブロードリーフのラッパーを使用した葉巻であることに期待したい。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、私が得意とはしていないマデューロ葉巻であることもあり、4.0/5点に近い、3.5/5点とした。
参考までに、この”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ/Drew Estate Undercrown Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~91ポイントという評価を得ており、この葉巻シリーズのフライングピッグビトラは、ランク外となっています。また、”ドリュー・エステート アンダークラウン マデューロ チャーチル”は、2017年の葉巻トップ25(91ポイント25位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:65分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート | ★★★☆☆ |
| スィーツ | ★★★☆☆ |
| クリーム | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★★☆ |
| トースト | ★★☆☆☆ |
| 木 | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土 | ★★★☆☆ |
| 草 | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★★☆ |
| ペッパー | ★★★☆☆ |
| フルーツ | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆


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