千葉県九十九里の海沿いにあり、新鮮で美味しい地魚料理がいただける「いさりび食堂」に行ってきました。
東京都内には築地市場という日本最大の魚市場があり、美味しい魚を食べたいと思うとまずそこを思い浮かべるかもしれませんが、所詮そこは市場であり、今朝水揚げされたばかりの新鮮な魚をいただくことは出来ません。
魚は鮮度が命!という考えなら、やはり漁港近くの地魚海鮮魚介料理店で魚をいただくのが一番です。
今回は千葉県九十九里の片貝漁港近くのいさりび食堂で、地鰯や地蛤を存分に堪能してきましたので、その様子をご紹介したいと思います。
車で東金九十九里有料道路を外房方向に走って海に近づくと、アーチ型をした建物の国民宿舎サンライズ九十九里が見えてきます。
すぐ手前の降り口である「真亀」で有料道路を降りて、信号を左折し、数百メートル走ると道路右手に「いさりび食堂」の看板が見えてきますので、そこを右折して海沿いの防波堤兼有料道路まで出て、さらに左折すればすぐに船の形をした飲食店のいさりび食堂があります。
船の形をした飲食店というよりは、本当の屋形船が土台の上に乗ってる?と言った印象。
これは外観から期待感が高まりますね。
店内は全席座敷テーブルとなっていて、10卓ほど座卓テーブルがありますので、約40人ほどが収容できそうです。
ちなみに全席喫煙OKです。
開店時間である午前10時30分に行きましたのでまだお客さんはまばらでしたが、土日祝日の午後12時ごろには長い待ち列ができますので、なるべくなら午前11時ごろまでに入店するのがベストです。
定休日は木曜日、夜は20時までですから夜遅くまで地魚を肴に酒で一杯!は出来ません。ですから「いさりび食堂」というネーミングなんですね。
それでは早速、海鮮魚介料理のご紹介をしていきましょう。
九十九里と言えば蛤!いさりび食堂と言えば蛤!です。
地浜で育った地蛤は各テーブル備え付けの網焼きがガスコンロを使用して、自分で焼いていただきます。
蛤には大ぶりな地蛤と小ぶりな養殖蛤が選べて、それぞれ1944円と1620円です。
蛤の大きさにもよりますが、地蛤の場合は通常3個~4個、養殖蛤の場合は8個~10個程度提供されます。
どちらも味は美味しいですが、今回は歯ごたえと旨味を楽しめる地蛤(本貝)をチョイスしました。
焼くときにはちょっとしたコツがあって、貝の出汁が全部網の下にこぼれてしまわないように、貝が開いたらすぐさま慎重に貝の出汁を小皿に移して、あとでその出汁を味わいます。
折角の美味い蛤の出汁がこぼれてしまっては勿体無いですからね。
蛤には提供される醤油をかけていただきます。
うーん、歯ごたえがあって、旨味もたっぷりで美味し~い!!
1個400円~600円という価格にはなりますが、これはいただく価値がありますね。
九十九里片貝は鰯の名産地です。
海岸沿いを走る九十九里ビーチラインにも鰯をモチーフにした街灯が設置されていることからも伺い知ることができます。
では何故この九十九里で鯵料理?と、お思いかもしれませんが、鯵はどの漁場でも取れる魚ですので、新鮮であれば美味しさに間違いはありません。
片貝付近では鯵のなめろうとは呼ばず、「鯵のたたき」と呼びます。
鯵を小さく切って盛りつけた東京での「鯵のタタキ」と混同しがちですが、ここ片貝では鯵のたたきと言えばこの料理を指します。
味噌やみょうがや大葉などを加えて粘りが出るまで叩いていて、既に味が付いていますので、少量のわさび醤油に付けていただくのがおすすめです。
うーん、まだ3月だというのに既にトロ鯵状態で旨いですね~!
鯵のたたきは864円です。
鯵の旬である4月~7月頃にはさらに脂が乗って美味しくなることでしょう。
九十九里片貝に来て鰯料理を食べない訳にはいきませんね。
鰯寿司5貫648円。
鰯のような光物の青魚は、鮮度が悪いと生臭さが気になりますよね。
最近は流通や保存処理が良くなったと言えども、やはり水揚げされて数日経過したものは鮮度が落ちます。
ここの鰯寿司、生臭さなど全くの無縁です!
しかもトロ鰯状態で、口の中でほぐれて無くなってしまうほどです。
少なくとも東京都内でこのレベルの鰯寿司が食べられる店など存在しないでしょう。
わざわざ九十九里まで行く価値、ありですね。
これまた九十九里名産ではないものですが、さざえの刺身は私が毎回いただく料理です。
スーパーなどで購入したさざえの壺焼を食べたことがあればお分かりになるかと思いますが、スーパーで購入したさざえの肝は火を加えても食べられるものではありません。
それがどういうことでしょう!ここのさざえの肝は刺し身としていただいても絶品なのです!
しかも肝醤油まで付いてきますので、さざえの身も肝醤油で美味しくいただけます。
ここでのさざえは刺し身で決まり!ですね!
ここの鰯団子汁に入っている鰯のつみれは、口の中で消えて無くなるほど柔らかい。
鰯の出汁と海藻の出汁でとても自然な旨味を堪能できます。
鰯団子汁、432円。
一人でいただくには量がたっぷりとありますので、二人でシェアするのがベターです。
口の中が海のエキスで満たされますよ。
東京都内在住の方にとって千葉県と言うと木更津や館山などの内房エリアを想像する方が多いかも知れませんが、もう少し足を伸ばして千葉外房エリアまで出かけると、地味ながらまた違った良さがあります。
内房エリアの東京湾で揚がる魚とは違い、安く地味な魚を最高の味でいただくことができるというのは格別の喜びがあるものです。
「安い魚=大した味ではない」という概念が大きく変わること請け合いです。
このいさりび食堂の良さは料理の旨さだけでなく、店員のおばちゃんたちのサービスも最高です。
近くには「向島」という人気の海鮮魚介料理屋もありますが、そちらは東京都内からの観光の方に人気の店であり、地元の人はこちらのいさりび食堂を利用すると言えば、真意を理解してもらえるでしょうか。
千葉九十九里に立ち寄ったらぜひこちらのいさりび食堂にも立ち寄って見られることをおすすめします。
店名:いさりび食堂
ジャンル:海鮮魚介料理 てんぷら 寿司
住所:千葉県山武郡九十九里町不動堂451-23
電話:0475-76ー2646
営業時間:午前10時30分~午後8時
定休日:毎週木曜日
駐車場:あり
喫煙席:全席喫煙OK(禁煙席無し)