111年の歴史ある”築地木村家”パン工場

Small bread factory founded 100 years ago in Tsukiji,Tokyo,Japan| Tokyo Japan Film Photography

"FACADE"シリーズ "111年の歴史ある”築地木村屋”パン工場" | The other Side of Tokyo,Japan | 35mmフィルムカメラモノクロ写真

Contents

35mmフィルムカメラモノクロ写真作例

写真プロジェクトタイトル

The Other Side of Tokyo,Japan

シリーズタイトル

FACADE シリーズ

*このカテゴリーは、35mmフィルムモノクロ写真の、モノクロフィルム写真シリーズタイトル内のFACADEシリーズにあります。

写真タイトル

111年の歴史ある”築地木村屋”パン工場

建築&風景写真撮影場所

東京都中央区築地

*この35mmモノクロフィルムにより撮影された写真は、築地” – “東京” – “日本国” – “建築&風景モノクロフィルム写真撮影場所に投稿されています。

写真撮影&現像データ

撮影日:2021年1月10日
35mmフィルムカメラとレンズペンタックス LX 35mm一眼レフフィルムカメラ SMC PENTAX-M 28mm F2.8 レンズ
35mmフィルムローライレトロ80S 35mmモノクロフィルム
撮影時ISO設定 :ISO 100
露出計セコニックビュースポットメーター L-438
現像液PMKパイロ現像液(B液は炭酸ナトリウム溶液に変更)
現像液希釈率︰1+2+100
現像温度と現像時間︰24°C 5分30秒
現像タンク撹拌方法︰30/15/1
デジタルデュープシグマ SD15 デジタル一眼レフカメラ& ニコン Slide Copying Adapter ES-1(有効画素数約580万画素)

この35mmフィルムモノクロ写真について

築地での写真撮影ポイントは、旧築地市場に隣接した築地場外市場だけではありません。

有名な”築地本願寺”(築地テンプル)周辺の裏通りや、”新大橋通り”(新大橋street)と”平成通り”(平成street)の間のエリアも、古くて粋な建築物が存在します。

この写真の ” 築地木村家 ” もその1つです。

以前はここが店舗併用工場だったようですが、今は直ぐ近くの場所で人気のカレーパンを販売しています。

今現在は、こちらは製造工場のみとして稼働しているようであり、店先には食材料の一斗缶などが置かれています。

時間帯によるのか、中から職人さんが出てくる気配も感じません。

この写真を見ていると、創業100年の歴史を感じます。

庇に付いたオーニングの柄が現店舗と同じ柄であるのも、 ” 昔と変わらぬ味 ” を貫いているのだと感じました。

※2021年6月17日、創業から111年続いた「築地木村屋」は閉業しました。

バライタ印画紙を使用したゼラチンシルバープリント&暗室現像データ

"FACADE"シリーズ "111年の歴史ある”築地木村屋”パン工場" | The other Side of Tokyo,Japan | バライタ印画紙ゼラチンシルバープリント

"FACADE"シリーズ "111年の歴史ある”築地木村屋”パン工場" | The other Side of Tokyo,Japan | バライタ印画紙ゼラチンシルバープリント額装写真

引き伸ばし機とレンズLPL 7700Pro & EL-NIKKOR 50mmF2.8
絞り値:F8.0
印画紙:オリエンタル ニューシーガル VC-FBⅢ アドバンス 11×14インチ
印画紙現像液:Ansco 130 印画紙現像液
印画紙現像液処方
  ・精製水 (50℃) 750ml
  ・メトール 2.2g
  ・亜硫酸ナトリウム (無水) 50.0g
  ・ハイドロキノン 11.0g
  ・炭酸ナトリウム (無水) 65.0g
  ・ブロムカリ 5.5g
  ・グリシン 11.0g
  *常温精製水を加えて1リットルにして使用
印画紙現像液希釈率:1+7 (ワンショット印画紙現像液1回最大10枚)
印画紙現像時間と温度:24°C 1分30秒

*ドライマウントプレス機不使用

「ペンタックスLX」このモノクロフィルム写真撮影に使用したフィルム一眼レフカメラについて

ペンタックス LX フィルム一眼レフカメラ | The other Side of Tokyo,Japan | モノクロフィルム写真

この写真プロジェクトである”The Other Side of Tokyo,Japan”の多くの写真は、”ペンタックスLX35mmフィルム一眼レフカメラ”にて撮影しています。

他に少数ですが、”リコーフレックスニューダイヤ”中版120フィルム二眼レフカメラと”ペンタックスPC35AF”35mmフィルムコンパクトカメラで撮影されたものも含まれています。

ペンタックスLXは、1980年から20年間に渡って製造されたフィルムカメラであり、ペンタックスのフラッグシップフィルムカメラとして君臨し続けたカメラです。

機能的には絞り優先AEとマニュアル露出が使用できる、極シンプルなフィルム一眼レフカメラですが、高速側シャッター(1/2000秒〜1/75秒)に機械式シャッターを使用していることで-30℃の寒冷地でも機能することや、世界初の密封構造による防滴防砂を実現した一眼レフカメラであること、さらに、交換可能なファインダーシステムを備えるなど、プロフェッショナルの要望に応えた作りとなっています。

ペンタックスLXカメラボディの素晴らしいホールド感やシャッターレリーズ感など、写真としての結果を求めるだけでなく、 “持つ喜び” が味わえるカメラだと思っています。

「ローライレトロ80S」このモノクロフィルム写真撮影に使用した35mmフィルムについて

ローライレトロ80S 35mm モノクロフィルム | The Other Side of Tokyo,Japan | モノクロフィルム写真
出典:B&H

この写真プロジェクトである”The Other Side of Tokyo,Japan”の多くの写真は、 “ローライレトロ80S” 35mmモノクロフィルムを使用して撮影しています。

他に少数ですが、 “コダックT-MAX100” 及び “T-MAX400” 35mmモノクロフィルムと、 “イルフォードFP4プラス” 35mmモノクロフィルムで撮影されたものも含まれています。

ローライレトロ80Sフィルムは、S字カーブを描く、独特な特性曲線を持つモノクロフィルムであり、詳細なシャドウディテールを描くことが出来ます。

また、フィルムベースに透明なポリエステルを使用することにより、最大黒密度を得られるという特長もあります。

さらに、フィルム粒子のきめ細かさを表す線密度(最大解像度)は、287本/mmという他の同等感度フィルムを圧倒する微粒子により、大四切サイズ印画紙にプリントしても粒子を感じることはありません。

フィルム感度も中庸感度のISO80ですので、一般撮影する上で困ることもありません。

今現在、私がモノクロフィルム撮影をする上で欠かせない35mmフィルムとなっています。