酒屋脇に積み上げられたビアケース

Beer cases piled up in a narrow alley beside a liquor store in Nihonbashi,Tokyo,Japan 2 | Tokyo Japan Film Photography

"ALLEY"シリーズ "酒屋脇に積み上げられたビアケース" | The Other Side of Tokyo,Japan | 35mmフィルムカメラモノクロ写真

Contents

35mmフィルムカメラモノクロ写真作例

写真プロジェクトタイトル

The Other Side of Tokyo,Japan

シリーズタイトル

ALLEY シリーズ

*このカテゴリーは、35mmフィルムモノクロ写真の、モノクロフィルム写真シリーズタイトル内のALLEYシリーズにあります。

写真タイトル

酒屋脇に積み上げられたビアケース

建築&風景写真撮影場所

東京都中央区日本橋人形町

*この35mmモノクロフィルムにより撮影された写真は、日本橋” – “東京” – “日本国” – “建築&風景モノクロフィルム写真撮影場所に投稿されています。

写真撮影&現像データ

撮影日:2021年2月16日
35mmフィルムカメラとレンズペンタックス LX 35mm一眼レフフィルムカメラ SMC PENTAX-M 28mm F2.8 レンズ
35mmフィルムローライレトロ80S 35mmモノクロフィルム
撮影時ISO設定 :ISO 100
露出計セコニックビュースポットメーター L-438
現像液MQタイプ自家調合高希釈高鮮鋭現像液(阪川式現像液)
現像液希釈率︰15+20+215
現像温度と現像時間︰24°C 10分現像
現像タンク撹拌方法︰60/120/2
デジタルデュープシグマ SD15 & ニコン Slide Copying Adapter ES-1(有効画素数約580万画素)

この35mmフィルムモノクロ写真について

この写真の撮影場所は、東京都中央区日本橋人形町です。

東京メトロ日比谷線人形町駅の東側の、その昔、”吉原遊郭”があったエリアの狭い小路にて撮影しました。

酒屋さん脇の狭い小路に積み上げられたビアケースの写真です。

このビアケースに関して、日本の大瓶ビールサイズは633mlという容量は日本独自のサイズのため、この瓶ビール大瓶サイズが20本が入るビアケースを海外で見かけることは少ないと思います。

外人さんがこの写真を見て最初に思うことは、 ” Sapporo ! ” とか ” Asahi ! ” とかみたいですね。

意外にも、海外へ日本のビールが進出していることを最近知りました。

この写真を撮影したフィルムの現像は、阪川式高希釈高鮮鋭現像液(炭酸ナトリウム増量Ver.)にて現像しています。

最近、さらに改良を加えてテストしていたのですが、この一枚の写真には目を見張りました。

この現像液は、高いエッジ効果を発揮しています。

私が常用しているPMK Pyro現像液と比べても遜色ない現像液だと思います。

しかし、バライタ印画紙へのストレートプリントをした場合には、おそらくシャドウ部分がより黒くなるか、ハイライト部分がより白くなることが予想されます。

この写真のデジタルスキャンした後のトーンカーブ調整は、PMK Pyro現像フィルム用のプリセットされたトーンカーブにてRAW現像しています。

プリント・引き伸ばしのための、この阪川式現像液で現像したフィルム用のトーンカーブ・プリセットを進めていく必要があります。

PMK Pyro現像液で現像されたフィルムは、その染色効果によってフィルター効果を発揮し、覆い焼きや焼き込みなどしなくとも、ストレートプリントで ” 良い写真 ” になります。

PMK Pyro現像液は、私にとっての ” 魔法の現像液 ” なのです。

しかしながら、写真の最終的な仕上げを、紙ではなくデジタル処理画像とするならば、この阪川式現像液はなかなか良い現像液だと思っています。

この35mmフィルムモノクロ写真のトーンカーブ調整

"ALLEY"シリーズ "酒屋脇に積み上げられたビアケース" | The Other Side of Tokyo,Japan | 35mmフィルムカメラモノクロ写真 | 調整写真

当初は気に入っていた仕上げのトーンですが、後にシャドウの締まりが多少悪く感じたので、上記のようにフォトショップのトーンカーブを調整してシャドウ部の締まりをよくしてみました。

暗室ワークにてバライタ印画紙にプリントしたものを長く見ていると、その後に好みのトーンが変わることも多々あります。

一般的には多少軟調な写真の方が、長く鑑賞していても見飽きないことが多いのですが、デジタル画像の場合は、パッと一瞬見ただけ評価することが多いため、硬調な仕上げにすることが多いようです。

その例に従い、デジタル画像を多少硬調にしてみました。