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35mmフィルムカメラモノクロ写真作例
写真プロジェクトタイトル
シリーズタイトル
WALL シリーズ
*このカテゴリーは、35mmフィルムモノクロ写真の、“モノクロフィルム写真シリーズタイトル” 内の “WALL” シリーズにあります。
写真タイトル
汚れが描く壁模様
建築&風景写真撮影場所
東京都中央区日本橋小舟町
*この35mmモノクロフィルムにより撮影された写真は、“日本橋” – “東京” – “日本国” – “建築&風景モノクロフィルム写真撮影場所” に投稿されています。
写真撮影&現像データ
撮影日:2020年12月19日
35mmフィルムカメラとレンズ:ペンタックス LX 35mm一眼レフフィルムカメラ SMC PENTAX-M 40mm F2.8 レンズ
35mmフィルム:ローライレトロ80S 35mmモノクロフィルム
撮影時ISO設定 :ISO 100
露出計:セコニックビュースポットメーター L-438
現像液︰PMKパイロ現像液(B液は炭酸ナトリウム溶液に変更)
現像液希釈率︰1+2+100
現像温度と現像時間︰24°C 5分30秒
現像タンク撹拌方法︰30/15/1
デジタルデュープ:シグマ SD15 デジタル一眼レフカメラ& ニコン Slide Copying Adapter ES-1(有効画素数約580万画素)
この35mmフィルムモノクロ写真について
この写真は、東京都中央区日本橋小舟町の “堀留児童公園” の近くにて撮影したものです。
最寄り駅は東京メトロ日比谷線の “人形町駅” となる場所です。
日本橋というと、橋である ”日本橋” が掛かっている場所が日本橋であるというイメージがあるかも知れませんが、 ”日本橋” を冠した町名は19個もあるため、日本橋エリアは意外と広いのです。
この写真を撮影した日本橋小舟町は、日本橋堀留町と日本橋人形町の西側にあるエリアとなります。
このエリアの特徴としては、ビルとマンションが多く、木造建築の民家は少ないことが挙げられます。
このエリアで私が撮影したい被写体は、壁面の汚れをトーンとして表現出来るビル裏側などになるのですが、この写真の建物は私の描くイメージに合った被写体と言えます。
2つの角型換気フードが吐き出す排気が、モルタル壁の汚れ模様を描いているようです。
壁の下の方には物置があり、それが空気の流れを変えるため、その上だけ別の模様を描いています。
そして自転車が写真にアクセントを与えています。
私の写真には自転車が写り込んでいることが多いのですが、これは意図して写しているのではなく、それだけ東京都心部には自転車が多く、自然とフレーム内に写り込んでいるのです。
モルタル仕上げの壁は、歳月とともに壁に表情を与えます。
海外の石造りの建築が、長い年月を経て、いい風情を醸し出していくことに似ていると思います。
そんな日本建築の写真を、もっと撮影していきたいと思っています。