フィルム撮影とは

フィルム撮影について│フィルムの魅力とは?

「北原樹一フィルム撮影出張カメラマン」は、昔ながらのフィルム一眼レフカメラに120モノクロフィルムまたは35mmモノクロフィルムを使用して撮影しております。
デジタル撮影が主流となった今、フィルムを使う意味はどこにあるのでしょうか?
メディア等ではフィルムに復活の兆しが見えているという話も聞きますが、それはフィルムを知らない世代の一部の若い方たちが興味本位で、またはフィルムを楽しむ若い芸能人に影響されて話題になっているに過ぎないと感じています。
写真撮影を仕事にしているプロカメラマンに於いては、限られた時間内に結果を出す必要があることと、その場でクライアントに撮影した写真を確認してもらうことが出来るデジタル撮影こそ、現場で求められているものだと思います。
それでもなぜ敢えていまさらフィルムを使用するのか?
私、北原樹一がモノクロフィルムを使用するは至極簡単な理由からです。
それは
「フィルムは美しいトーンを描いてくれるから」
です。
このポートレート出張撮影は、フィルムとデジタル含めて写真歴40年以上の趣味を活かした副業的な仕事としています。
それにより、効率性を度外視することができるため、私が思い描く通りのトーンを実現するフィルムでの撮影ができるのです。
しかしながら、フィルム撮影では、デジタルカメラのように、撮影した写真をその場で確認してもらったり、すぐさま納品することは出来ません。
撮影後にフィルム現像、デジタルデュープ(デジタルフィルムスキャン)、引き伸ばしプリント等の作業を、外注することなく全て自ら行うため、最終的な銀塩写真ゼラチンシルバープリントが完成するまで10日以上を要します。
その間、ポートレート銀塩写真ゼラチンシルバープリントが納品されるのを楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。

フィルム撮影処理の工程│撮影から納品まで

1:ご自宅または指定場所での撮影を開始

2:撮影中にフィルムロールの交換作業有り(※中判フィルム1本で10枚撮影可能、35mmフィルム1本で24枚撮影可能。また、撮影中または撮影直後に、撮影した写真の確認はできません)

3:撮影済のフィルムをMQタイプ高希釈高鮮鋭自家調合現像液またはPMKパイロ(改)染色現像液を用いて現像、停止、定着、乾燥の処理を行う(※作業時間計約3時間/1本)

4:フィルム乾燥後にデジタル一眼レフカメラシグマSD15を使用してデジタルデュープ(デジタルフィルムスキャン)作業を行ってから、アドビフォトショップでRAW現像を行う(※作業時間計約2時間/1本)

5:暗室にてLPL7700PRO引き伸ばし機を使用して、大四切サイズ(279mm×356mm)のバライタ印画紙にプリント・引き伸ばしを行う(※作業時間計約4時間/1回10枚まで)

6:自家製フラットニングシステム(ドライマウントプレス機は不使用)を使用して、プリントを約7日〜10日間フラットニングを行い、完成・納品となります

フィルムを自家現像することの長所とは?

私、北原樹一はフィルム現像を自宅にて自家処理しています。
何故、現像所に依頼せずに自家現像しているかと言いますと、モノクロフィルムは自分で現像しないと思い描いた通りのネガに仕上がらないからに他なりません。
現像を外注に出すということは、その現像所の現像に合わせたISO感度設定や露出設定を行うことになりますし、また現像技術によりフィルム特性曲線を変えることも出来なくなってしまいます。
つまりは、フィルム撮影に於いて、ISO感度設定や露出設定や現像時間等は、教本に記載されているような決まり通りに行えば正解という訳ではないのです。
一例を挙げますと、私のポートレート撮影では、ISO感度50のフィルムをISO200のフィルムとして使用しています。
低感度のフィルムを高感度フィルムとして使用する訳ですから、増感現像する必要がある訳ですが、ちょっと表現が難しいのですが、ハイライト域のみを増感現像して、シャドウ域は通常現像している、そんな感じす。
そのようにしている理由は、私は黒色の背景幕を使用しているのですが、背景に幕がある(壁がある)ことが分かってしまうポートレート写真が好きではないため、黒背景幕を完全に闇に落とし込みたいからです。
このようなことが出来るのも、自家現像技術の為せる技なのです。