『味覚』って人それぞれなの?―美味しい料理とは一体何なのか??
2015/02/04
ちょっとまじめに考えてみた・・・。味覚の話。
『料理の味は人それぞれ・・・』という言葉をよく耳にします。
確かに自分が美味しいと思う料理でも、それを不味いという人がいたりしますし、またその逆も多々あります。
では『美味しい料理』を作って提供しようとしている料理人の方は何を目指したら良いのでしょうか??
絶対的に美味いとされる普遍的料理を目指すのか、世の中の80%以上の人が美味しいと感じる料理を目指すのか、一部の超味覚を持つ人にだけ理解してもられる芸術的料理を目指すのか・・・・などと考えてしまいます。(^_^;)
自分が自分のために作る料理なら話は簡単ですね!
自分が『美味い!』と思う料理を作れば良いのですから!
でも、いくら味覚が人それぞれといっても、やはり絶対的な味は存在すると思っています。
そこで『味覚』を現代風にコンピュータに例えてみました。
味覚三大能力
①ハードディスク ⇒ 食事経験のデータベース
・料理の味を見分けるには様々な料理を食していることが重要だと考えます。『食の経験値』といったところです。仮に一日三食コンビニ弁当だけを食べて20年間育った人がいるとしたら、その人に日本懐石料理やフランス料理の味を理解できるとは到底思えないでしょう。様々な食材や料理を食べてきたという経験データベースは味覚に大きな影響を与えると考えます。
②テスター ⇒ 舌の感覚精度
・食事はまず口に入って舌で味を判断します。この舌の感覚が狂っていては味の判断など出来ないと考えます。タバコや薬?などの嗜好品を過剰にたしなむ方は舌の感覚もマヒしているかも知れません。(私も愛煙家ですのでそうかも知れませんね(^_^;))また舌の感覚は先天的な要素が大きいと思っています。
③CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット) ⇒ ”味”の分解能力
・最終的な味の判断は『人間の頭脳』が担っています。このCPUの処理能力が低くては味の判断も誤ってしまうことでしょう。その料理には何の材料が使われているのか、何の調味料が使われているのかなどが分かるためには重要な要素だと考えます。これも先天的な要素だと考えますが、食の経験データベースと連動して判断されるのでCPUだけ能力が高くても味が分かるわけではないと思っています。
以上、味覚をコンピュータに例えてみましたが、パソコンと同様にCPUが古いモデルなのにハードティスクだけ容量を増やしても高性能なパソコンにはなりませんし、CPUだけ高性能にしてもハードティスクにデータベース(ソフト)がなければその能力は無駄になるでしょうし、CPUは高性能でデータベースも膨大であっても、テスターが中古品の調整されていないものを使っていては身も蓋もありません。
2つほど(テスターとCPU)先天的な要素が関わっていますが、それはデータベース(食の経験)で補えるものだと思っています。
データベースの容量自体は既に皆が大容量を持っていることが普通だと考えますので、あとは食の経験を増やしていくだけです。
・・・とは言っても、これでは”最高の味覚判断能力保有者”だけに理解出来る料理を目指すことになってしまいますね(^_^;)
まとめ
もっと簡単に『美味しい料理とは何か?』と問われれば
・生鮮食品を使用していて、化学調味料等で不自然な旨みを追加していなく(旨み過多でなく)、味は濃くなく薄くもないベストバランスで、手づくりをしている料理であること
と、いったところでしょうか。
これさえ守られていれば、一般的に知られている料理レシピであれば不味い料理にはならないと思っています。(大規模飲食チェーン店の殆どがクリア出来ない条件ではありますが・・・(^_^;))
そんな考えでこのTake Away Kitchen Blogにはレシピを公開していますのでヨロシクどうぞ!
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この記事を書いた人
- TakeAwayKitchenブログ管理運営
- TakeAwayKitchenブログ管理運営・執筆者。
テイクアウト料理のメニューを考えて、作って、食べるのが趣味の、自称テイクアウト料理推進委員会代表。
テイクアウトに関わらず、飲食店で人気のある店や話題性のある店には必ず足を運びます。
繁盛している飲食店とそうでない飲食店の、傾向と対策を考えることも大好きな、立ち飲み酒場好きアラフィフ男です。(^_^;)
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